四季折々 やぶさか真佐の吉野だより

世界遺産の地 吉野から怒れるおばちゃんの四季折々をお届けします。

お葬式は誰が?

2009年07月07日 03時48分30秒 | Weblog
先日、政治家動画の撮影のために、衆院選挙2区の西ふみ子さんと仲間のお話を聞かせてもらいました。『生活と健康を守る会』を訪ねて、一人で奈良県の西端の生駒まで車で出かけたのです。

 貧困や経済格差、戦後の混乱などで身寄りのない一人暮らしの方が激増。「一年間で3件はお葬式を出すわね」守る会に集まっておられた皆さんのお話。「???」

・一人暮らしでお葬式を出す人がいない
・お金がないのでお葬式が出せない
だから、自分たちで出してあげるというのです。事務所が葬儀場。必要経費は、棺桶のお世話と霊柩車代と火葬費用のみ。全て、無料ボランティアです。故人の好きだった料理を作ってお通夜で食べたとか、喪主さんのために喪服を無料で借りてきてあげたとか、庭の小手毬やマーガレットでお棺をかざったとか・・。涙が出ました。皆さん温かくてやさしい。

 生駒『生活と健康を守る会』は、西さんが自分でお金を出して、事務所を作り、いつでも誰でも文字通り自民党から共産党までいろいろな人が集まっておられました。平和と暮らしと命を守るというコンセプト。自分もみんなに支えてもらえるという安心感。最後のセーフティネットを自分たちで作り上げている住民が主人公の取り組みです。

 亡き母が元気な頃、一生懸命葬式代を貯めていました。お葬式は、葬儀屋さんしかできないと思い込んでいたのが恥ずかしい。安心して生きられる人間関係・地域社会を作りたいと痛感しました。

 また、生活保護を認めてもらえない最大のネックが、虎の子の貯金。葬式代なのです。お年寄りは、口をそろえて食べるものを節約しても葬式代は残しておきたいとおっしゃいます。今、葬式代さえ用意できないほど貧困と格差が進んでいる。

 何かできることはないだろうか。私は欲が深いのだろう。『ありの町のマリア』のようにはなれない。でも、みんなで政治を変えようとがんばることならできるかな。自信はないけれど・・。

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