四季折々 やぶさか真佐の吉野だより

世界遺産の地 吉野から怒れるおばちゃんの四季折々をお届けします。

吉野にも酸性雨

2009年06月30日 19時10分03秒 | Weblog
 昨夜の雨は、すごかったですね。
 この雨を待てば良かったのだけれど、ちょっと失敗。
 実は、奈良市民生協の環境調査に参加させてもらって10数年。今回、なかなかまとまった雨が降らず、酸性雨調査ができなくてやきもきしていました。昨日の午後、ちょっとだけまとまって降ったので、大急ぎで試薬を利用。見た目はPH5.4でした。写真で見ると5.6くらい。5.6からは、酸性雨という領域です。大雨だと最初の降雨が薄められて違った結果になると思うのですが、試薬がなくなってしまったので5.4で報告しました。

 10数年続けて参加させてもらい感じるのは、吉野の山中といえど、酸性雨は降るし、支川は美しいのに吉野川本流は、汚れてきていると言うことです。CMじゃないけれど『明日のエコでは遅すぎる』

 一昨年、鮎釣りの鑑札が売れにくくて宣伝カーが走り回っていました。それが遠い昔のことのように思えるほど釣り人がいないのです。解禁日は、「鮎より人の数が多い」と言われていたのも夢のまた夢。釣り人が3人いたら、珍しくて車を停めてみてしまいます。漁協の役員さんが『放流しても鵜にやられ、鑑札が売れなくて元が取れない』と嘆いておられました。

 カビ臭、川底のぬめり、赤茶けた苔? 桜鮎が育つ環境が壊れてしまっています。原因の究明もされず、見ているだけの状況にいらいらしているのは、私だけではないはず。吉野川関係だけでもたくさんの団体があるのに、なかなか一本化して清流を取り戻す動きにならないのです。私たちもゴミ拾いや河川敷の草刈りをしながら、やきもきしている現状です。何とかしたああああい。

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