奈良県立大学で午前9時から午後4時半までびっしり学習。テーマは「地域経済の再生、循環をどう作るか」
町づくりの基本は、内発的発展をめざすことが常識。地域でお金が回る仕組みが模索されている。愛知東邦大学の森先生(写真)のお話はよくわかった。最初は風邪薬でもうろうとしていたけれど、中小企業の活性化が地域の元気につながることや、「地域振興条例」などを作る取り組みの中で、地域の課題や住民ニーズがしっかり見えると言うことなど、多くの基本を学び尚した。
元気な取り組みをしている市町村の中で自治体職員の果たす役割が大きい。市長と3役を除く全管理職が地域の中小企業に聞き取りに入った事例や、職員組合が「住民が元気でこそ、自治体職員の存在価値がある」と、大規模な住民アンケートを集める中で地域の課題を明らかにし、共に町づくりしようという取り組みなど。
「調査無くして政策無し」の言葉がずしんと響く。自治体の元気に住民、議会、行政の3者は欠かせない。同時に自治体が自治体らしくあるために住民は何をなすべきか考えさせられた。すばらしい学校で学んだ2日間。明日は、津風呂ダムなどの現地視察で、第3日は参加できないが、目から鱗の連続だった。