四季折々 やぶさか真佐の吉野だより

世界遺産の地 吉野から怒れるおばちゃんの四季折々をお届けします。

少子化対策・子どもの貧困

2009年06月02日 23時50分14秒 | Weblog
 本日、6月議会初日。報告案件3.議案5.承認案件2が上程されました。その後、一般質問が6議員。わたしは、5番目でした。3項目質問したのですが、1番目が、少子化対策・子どもの貧困。「後一人産みたいけれど、子育てにお金がかかりすぎる」という切実な若いお母さんたちの声。
・子育てしやすい環境作りを。
・子どもの医療費、せめて小学生の間、無料にして。
・子どものインフルエンザの予防接種に補助金を 
・学費が高くて大変 等々。
保護者の負担軽減と子どもの貧困について、子育て支援の観点から質問しました。
町長の回答は、医療費無料化・児童手当・学童保育など、とりあえずメニューを整理し、できる事を模索したいというでした。

 今夜、偶然、NHKの視点・論点で、東大教授の先生が、「進学格差・日本の現状」について論じられていました。印象に残ったことは、「年収400万円未満でも、50%の家庭が子どもの学資全額負担したい」と答えていた点です。教育費の家族負担主義というのだそうです。日本人ってすごい。でも、「無理する家計の無理が、将来続かない」という一言は、妙に説得力がありました。低所得者層で格差が増大。教育費が重いため、子どもの数を増やせない。「もっと経済支援がいる。」「奨学金に返済を求めるというのでは、これからの世代は、負担増を心配して進学しなくなる」「社会全体にとって損失」とても説得力がありました。

 
今日の一般質問で、本来、義務教育は無償であることが憲法26条に保証されている。保護者の皆さんを追い詰めることなく、子どもたちがお金の心配をせずに学べる環境作りを強く要望しました。子どもたちが安心して学べる環境作りは、大人の責務です。

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