四季折々 やぶさか真佐の吉野だより

世界遺産の地 吉野から怒れるおばちゃんの四季折々をお届けします。

吉野の桜だより

2010年03月26日 21時12分06秒 | Weblog
 吉野町内の桜があちこちで見頃です。雨にも負けず、風にも黄砂にも負けず、頑張って咲いています。吉野山より一足早い春爛漫。写真の役場前の桜も見事です。

 私の好きな西行の歌(吉野の桜だけでも60首もあるそうです)

「願わくは 花の下にて春死なん その如月の望月の頃」
・歌の通りに桜の季節に人生を終えた西行。争いを好まなかった生き様や待賢門院への思いの深さなど、西行研究にのめり込みたいという願望を持ちつつ、入り口にもたどり着くことができない。残念。

「吉野山桜が枝に雪ちりて 花をそげなる年にもあるかな」
・今日、御所市の選挙準備の手伝いに行った時、桜は満開で遠くの吉野連山は、白い。この歌の通り、ほころび始めた桜たちは大丈夫だろうかと心配になりました。

「吉野山 去年(こぞ)のしおりの道かえて まだ見ぬかたの花を尋ん」
・♪古りにし しおり道かえて♪吉野中学校の校歌の一説て゜す。私は、この校歌が大好き。佐々木 信綱先生の作詞です。品格があり、言葉が美しい。この3番の歌詞は、西行の歌からのもの。ちなみに2番は、「佳き人よしとよくたたえ」とある。本歌の「佳き人の吉野よく見てよしといいし・・・」の歌碑は、犬養孝先生の揮毫で近鉄吉野駅前にあります。

「なにとなく春になりぬと聞く日より 心にかかるみ吉野の山」
「吉野山 梢の花を見し日より 心は身にもそはずなりにき」




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