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[会長の部屋]エンデバーU-12の進化

2017-03-13 21:55:56 | 会長の部屋
エンデバー U-12の進化
(第 64 号 2017 年 3 月 13 日)
エンデバー練成会は約10年間に渡り開催され続けてきましたが、今年は会場の雰囲気とか選手の意気込みとかがとても違って感じられました。今までとは違う何かがありそうです。
 このエンデバー U-12事業を簡単に説明しますと、子どもたちが今までのチームを超えて、市町単位でチームを作り、選手により成長をしてもらおうという事業です。山口県を9ブロックに分け、昨日の大会ではその総決算のゲームが行われました。
 その盛り上がりの秘密を担当者に聞いてみるとやっぱりそこには理由がありました。
 それは、大人の体制がしっかりできていたことです。県協会にも、ミニ連にも専任の担当者が置かれ、男女のU-12チーフコーチも任命されました。この人達が中央研修に出かけそれを技術講習会という形で山口県に持って帰ってくれました。講習会には指導者も50余名の参加とたくさんの方々の協力と関心を集めました。各ブロックでの取り組みにもそれぞれの工夫が見られました。あるブロックでは若手を中心にエンデバー指導スタッフを決め、年間を通して計画的に指導を積み重ねました。また、ある市では市内大会の後エンデバーの講習会を開き、その際には高校の先生を指導者として迎え、研修を深めました。
 全県的には、1月、2月、3月と各ブロックの中から選抜された選手を集めての練成会が開催されました。この時には、全日本U-18とU-16のアシスタントコーチである県内の高校と中学校の先生を指導者として招き、とても中身の濃い練習会になったそうです。(県内には素晴らしい指導者がたくさんいるということを再確認しました。)
 このように計画的に取り組まれてきたエンデバー練成会が成功しないはずはありません。当日の盛り上がりはこのような関係者の努力の結果生まれたのです。
 子どもたちに目を向けると、各地で選抜された選手達は特別指導を受けてきました。より高いレベルの練習やゲームを体験することで、ミニバスの新たな面白さを発見したのではないでしょうか。また、互いの友情を深めることもできたのではと感じております。
 予選リーグ、そして順位毎の順位決定リーグ戦と子どもたちの勝ちにこだわる仕組み作りも上手にできておりました。これらが総合的に組み合わさり、二日間の盛り上がりにつながっていったのではないかと思っております。
 さて、最後は全国大会壮行試合ということでまた特別の場面が用意されていました。3月末に東京である全国大会に出場するチームと山口県選抜の試合です。試合前の演出もあり、こちらも大きな声援に包まれました。
 ミニバスの発展には底辺の拡大とトップの成長の両輪が大切です。今回のエンデバー事業は競技力の向上を目指しながら県内全体のレベルアップにつなげることを目標にしていました。
 体制を作り、当事者が意義を理解し、計画的に実践を進めれば成果が表れるということがよくわかりました。「4月から早速新しいエンデバーの体制を作って進めていきたい」と言っている方もいました。この事業にたくさんの指導者が積極的に参加をし、大人もしっかり指導力を向上させていってほしいと願っています。
 今年のエンデバー事業にご協力いただいた全ての方々にお礼申し上げます

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