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[会長の部屋]県功労者表彰第1号

2011-07-12 08:18:10 | 会長の部屋
 県功労者表彰第1号
(21号:2011年7月10日)
 山口県ミニバス連盟も発足から32年になります。それを記念して、昨年、県ミニバス連盟功労者表彰の規約を作り、これまで山口県のミニバスの発展に尽くしてきた人に感謝の意を表そうということにしました。その第1号の方が昨日の夏季決勝大会で表彰されましたので、この欄でも皆様にご披露したいと思います。
 その方は上宇部ミニバスの萬代英男氏です。氏は当年74歳、今だ現役で子供たちの指導に、子供たちとのふれあいに、味のある言動で関わっておられます。私もだいぶ昔から氏とは顔見知りで、いろいろな会場でお会いしています。どこで会っても萬代氏から滲み出るそのお人柄はいつも変わることはありませんでした。どこかひょうひょうとしていて、関わる人を惹きつける魅力に溢れています。
 では最も惹きつけられている人は誰かと言いますと、それは子供たちであります。市内のバスケットボール関係者ならだれでも「なぜかわからんけど子供には人気のある指導者」と不思議がられているそうです。今でも小学生の教え子が練習のない日は「団長、お茶しよう」と家にまで遊びに行くそうです。でもこれは不思議でも何でもないのです。一度萬代氏と話してみればその魅力はすぐにわかろうというものです。
 ミニバスの指導を始められたのが昭和47年。それから現在まで「子供に惚れろ」と一貫した信念のもと今日までミニバスに関わってこられました。最初は新川教室から始まり、8年後には現在の上宇部ミニバスを立ち上げ、チームは常に市内でも県でも上位チームとして活躍中です。
氏はミニバスチームの指導や運営を若い人達と一緒に行っています。若いと言ってももう50代の人もいますが、その指導者たちも萬代氏の「子供に接するときの天才的なコミュニケーション力」にはどうしても勝てないと脱帽です。氏の指導方針は基礎・基本を大切にしたところにあります。あまり多弁ではなく、ややぶっきらぼうなところもありますが、子供を惹きつけ、「子供に惚れる」というその指導者としてのあり方は我々全ての指導者に大きな示唆を与えてくれているような気がしています。
上宇部のチームが毎年素晴らしいのは、世代が違う何人もの指導者が萬代氏を中心としてまとまり、志を高く掲げているからに違いありません。
先日行われた上宇部ミニバス創立30周年記念マラソンバスケットボール大会では氏のシュートと同時にタイムアップとなりましたが、その瞬間参加者全員から万雷の拍手が沸き起こり、若いコーチの一人は涙が出そうになったそうです。
練習会場に少しの時間でも来て子供たちに関わって欲しい。そしていつまでも、何年でも続けてほしいと関係者はみんな願っています。







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