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山口県バスケットボール協会U12部会公式ブログ

[会長の部屋]6年生に贈る言葉

2011-03-09 01:38:38 | 会長の部屋
 6年生に贈る言葉
(16号:2011年3月8日)
 今年度もあとわずか。各チームでは6年生のお別れ会も計画されていることでしょう。
 今年もまたたく間に過ぎ去った感じがしますが、卒業していく選手のみなさんは十分バスケットボールを楽しんだでしょうか。たくさんの練習、試合、また団としての活動など大いに充実していたことを願います。練習でコーチに叱られたり、試合でうれし涙や悔し涙を流したりしたことはきっと将来の財産になることでしょう。また、たくさんの練習で体力や気力も付いてきたことでしょう。これも人生の中では大きな基本的財産となって将来の糧になることでしょう。バスケットボールをやってきて無駄なものは何一つなかったと信じています。
 さて、各チームのスタッフのみなさん、一年間のご指導ありがとうございました。みなさんの熱心な指導で、子供たちは技術も体力も大いに付いてきたことでしょう。また何よりも、つらいことに耐えたり、目標に向かって努力をしたりする心の方も成長できたのではないでしょうか。バスケットボールは団体スポーツです。子供たちがみんなで協力し、助け合うことなしにはバスケットボールという競技は成立しません。その意味でも、指導者のみなさんは大いに心を砕かれたのではないでしょうか。
 近年、各チームの子供の数が少なくなっています。ひとつの学年だけで10人揃うことは稀です。二つまたは三つの学年の子供達が一緒にコートに入ってプレーをしています。ここには、縦のつながりも生まれています。上級生が下級生にどう接するか、助け合うか、こんなことも指導者としては心に入れておかなければいけない時代になってきました。
 各チームでがんばってきた6年生は去っていきます。6年生はここでスポーツが終わるわけではありません。これから本格的に運動に関わっていくのです。最近の言葉で言えば、「生涯スポーツ」の入り口に立ったのです。この中学生になる子供たちに指導者としてどんな言葉を贈ったらよいでしょうか。小学校で初めてスポーツの面白さに接した子供たちをこれからどのように中学校につなげていくか、指導者として最後の仕事が待っています。「中学校につなげる」とはどうすることか、自分のチームの一人ひとりを思い描きながらいろいろな事柄が頭をよぎるのではないでしょうか。
 私としては、小学校時代に味わったスポーツの楽しさ・面白さを中学生になっても味わってほしいと単純に願っています。ミニバスで身につけた技術、体力、気力などを基本に置いて、中学校ではよりその子の適性に合った運動を見つけて欲しいと思います。そして、長い人生を楽しく、健康で過ごすというスポーツの目的を実現してほしいのです。
 とはいえ、せっかくバスケットボールに触れたのだから、子供たちが益々バスケで発展をしていくことを祈るのは指導者の正直な心でしょう。現に我々大人はミニバスをとおして子供たちと心を通わせているのですから、バスケを中心として卒業していく子供たちと話をしていただきたいし、彼らの将来にも関わっていただきたいと思います。
 小学時代にミニバスをしていたから今の人生になっているという人を何人も知っています。このミニバスとの出会いがその後の子供たちの人生に大きな影響を与えていたわけです。本県の学校教員に昔のミニバス経験者がたくさんいます。今は学校で子供たちにバスケットボールを教えています。これも出会いのほんの一例です。
 いろいろ書きましたが、子供たちにとってミニバスをしてきた最大の財産のひとつは指導者のみなさんとの出会いです。どうか小学校を卒業していく子供たち一人ひとりに温かい励ましの言葉をかけてあげてくださいというお願いをして本稿を閉じます。

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