関東地方も梅雨に入り雨の日が多くなった。
職場では午後の学習に運動を取り入れることが多いんだけど
雨が降った日はそういうわけにもいかず
工作したりDVD観賞したりして過ごす。
でも、こういう日が続くとそれはそれでストレスが発散できなくなるので
今回の壁面画のような大作に挑戦してもらっている。
大きさは縦1m、横4mほどの大きな模造紙に絵を描くのは
実はとてもエネルギーを使うので
描き終わった後の子どもたちは大概ヘトヘトになっている。
でも、出来上がりがいつも良いので
ヘトヘトなんだけど達成感に包まれたなかなか良い表情をしてる。
制限時間は80分間。
小学校1年生から高校生年齢まで子どもたちの年齢の幅が広いので
ひとつだけの作業だとどうしても飽きてしまう子どもが出てくる。
だから30分ほど折り紙作成、残りの50分ほどを壁面画作成と2段階に作業を分けているんだけど
それが功を奏している。
折り紙は実は世界共通語にもなっており、
一枚の平面から折るだけで立体の造形物に仕上げるなんて
外国人から見たらすごくビックリするもんなんだよ、と伝えると
それだけで「へぇ~」とか「うそでしょ」とか子どもたちは反応する。
そしてそれが本当のことだと知るとほんのちょっとだけどやる気を出してくれる。
ただ「やれ、やれ」と言うだけじゃなかなか取り組もうとしない子どもたちも割と素直になってくれる。
そしてその作業が飽きるちょっと前に下書きを描いた模造紙を広げると
途端に目が輝きだす。
こういう手順が必要なんだよね、彼らには。
去年まではアジサイの花用の折り紙はピンクや紫の折り紙を使ってたんだけど
今回は和紙柄やカラーホイルを使ってみた。
カラーホイルなんかは子どもたちは結構好きなんだけど
今回は和紙柄の折り紙を選ぶ子供が多かった。
出来上がった作品をこうやって壁に飾ってもらうと参加した子供たちはすごく誇らしげな表情になる。
いやこれがまたホントに良い表情なんで、それを見てるこちらの方が大満足。
だから、
ホントにこの仕事はやめられないんだよね。