yabanjin-soulのTシャツ魂

ロック魂を手描きで表現するyabanjin-soulのたわごと・ひとりごと

マジでこれは冷酷だよな

2024年01月08日 | 国際・政治
未だに被害の全容がつかめない能登半島大震災。
それなのに
政府の動きは初動からホントにチマチマしたものばかり。

まず、震度7の一報が入って自動的にマニュアル通りに「対策本部」が置かれたけど
すぐには首相が官邸入りできず時間が経ってから。
そして「特定災害対策本部」が設置され、
その日はそのままほぼ情報収集だけの対応だけ。

この時点でちょっと待ってと言いたい。
「震度7」だよ。
震度7の地震が起きて大したことなかったようなことなんてこれまで一つも無いんだよ。
そのどれもが多くの犠牲者や建物被害を出したものばかりなんだからさ。
一番小さなグレードの対策本部で最小限の人の派遣だけってあり得ないでしょ。
本気で「一人でも多くの被災者を救いたい」って考えてたら本当にあり得ない動きなんだよ、これって。
震度7の一報でまずは「激甚災害」も視野に入れた「非常事態宣言」を出してもおかしくないくらいだと思うよ。
いや、政府にはそうであってほしいと思う。
それが「一人でも多くの被災者を救い出す」っていうアピールにもなって
関係者の動きも全く変わってくるんだからさ。

それなのに次の日にようやく「非常災害対策本部」が設置されそれに見合った人とカネを出すことが決まっただけ。
だからあまりにも少なすぎる、足りなすぎるんだよ。
「激甚災害」という認定だったらもっと多くの人とカネを投入できるわけなんだからホントにそうすべきだった。

でも、そうしなかった岸田政権。

これね、
ボク自身の見解で言うと
岸田政権は甘く見たわけじゃなくこれはわざとやっていると思うよ。
だって、
初動からこの1週間、
「必要最小限のことすらもチビチビとやっていこう」という申し合わせをしたんじゃないか?
と思わせる動きばかりじゃん。

じつは大災害の当事者である馳石川県知事も第一報の時には官邸にいたんだよ。
いろんな情報が首相と共に知れた位置にいたって事。
それなのに「非常事態宣言」をその1週間後の今になって出すんだからね。
ちょっとあり得ない。
あまりにも遅すぎる。

岸田首相が初日にやったのは最も低いグレードの対策本部の立ち上げで、
翌日にようやく「非常災害~」に格上げし
微々たるおカネと人の投入しか決定せず、
少しずつちまちまと出し惜しみしながら増額増員している始末。
未だに最も大きな「激甚災害」の指定すらもしていない。

さらに、
対策本部長である岸田首相は、
対策本部で被災者の救出や支援に掛かり切りになると思いきや、
赤い花を胸に付け新年会のハシゴをしたり、
TV出演で談笑したりと、
とてもじゃないが大災害の対策本部長とは思えないような動き。
「やる気が一切ない」と判断されても仕方がない。
この流れを見て
本気で被災者を救おうと考えてるなんてとてもじゃないけどそうは思えないよ。

これって岸田首相が別に無能だからじゃない。
被災者切り捨ては「関係各社話し合い」のうえ
わざとやっているんだと思うよ。
単に岸田が無能なだけなら
助言したり諫めたりする人が必ず周囲にいるはずなんだけど
そういう動きが全く見えないからね。
「視察をしない」と決めた与野党もそれに追随する報道各社も信用しちゃいけないって事。

そしてSNSでは「現地に入るな、見るな、聞くな、しゃべるな」を必死になって言いつのる人たちが多くいるこの日本の現状。
一人ひとりの命こそ最も大切にしなきゃいけないという価値観がここまで崩れ落ちてる社会なんだってわけ。
東日本大震災からここまで大きく劣化しちゃったんだよ。


みんなはこんな冷酷な社会でいいの?
ボクは嫌だな。
もしボクが被災した時は
周囲の人たちみんなで助けに来てほしい。
絶対に見捨てられたくはないよ。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 臆せずに声を挙げようよ。 | トップ | もしかしたら »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

国際・政治」カテゴリの最新記事