地名の品格

地方都市を舞台にした漫画作品を趣味で描いていることねっちのブログです。

041佐野市多田町、賀茂別雷神社の庚申塔(最寄り:多田駅)

2017年12月28日 18時42分17秒 | 駅から庚申塔
今回は東武佐野線多田駅最寄りの庚申塔2ヶ所目、佐野市栃本町の賀茂別雷神社にある庚申塔です。

国道293号線の西の賀茂別雷神社境内に2基の青面金剛(庚申塔の一種)や庚申塔などがあります。

1基目の
青面金剛像は、琴平神社(金毘羅大権現)や白山神社(白山大権現)の石祠が並ぶ右端にありました。


明治時代の廃仏毀釈の影響かは知らないけど、顔面が削られているようだが、文化九年建立の尊像。
邪鬼の顔が正面を向き、三猿は顔が少しだけ見えるかな?


佐野線の向かいにある玉林寺管轄の観音堂の周りにもう一基の
青面金剛像と庚申塔などがある。
2月下旬の4時半頃に撮影なのでブレて分かりづらいかもしれないが、延宝八年(庚申年、西暦で1680年)の建立。


庚申堂の近くには、覆い屋付きの十九夜供養塔も。
如意輪観音像に水色の着色が確認できるので、昔はカラフルな尊像だったかも。


十九夜堂の左には馬頭観音碑(左写真)、観音堂の隣には庚申塔と破損した宝塔(右写真)がありました。
(急いでいたせいか、側面などにある元号を確認せず)




本殿(拝殿)の右に猿田彦神社のお社(右写真)もあったけど、両毛地方だと珍しいような…。
(祭神は、神道の庚申ご本尊である猿田彦大神)




多田駅から約600m・徒歩8分ほどの場所にあります。

(東武佐野線の路線図)


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