馬主2

2017-06-07 12:51:52 | 日記
         随分昔の話しになる。たしかペリエ騎手が日本で活躍していた頃の牧場の人から聞いた話し。
     
         凱旋門賞の前夜祭、レセプションでの出来事だったと思う。
         ある野球球団を持っている社長も参加していたそうで、周囲に自己紹介した時のやりとり。
         「私は野球の球団を持っています。」
         「それは分かったが、競走馬は何頭持っているんだ?」
         「競走馬は持っていない」
         それを聞いた周りは、人がいなくなって、相手にされなっかったとのこと。
         それほど欧米では馬主のステータスは高い。
         競走馬のオーナーは外国でもほとんど赤字。そんな赤字でも私の財力はビクともしないよ!
         と、いうことが馬主のステータスなのか。競馬はもともと貴族か財閥の遊びで始まったことではある。

         こんな事もあった。
         娘がイギリスにホームステイしていた時の事。娘から私に電話をもらった。
          「アスコット競馬場に行きたいと言う話しから、父は競走馬を持ってると言ったら、
         何頭、馬を持ってるんだって聞いてるけど、何頭いるの?」
          「30頭くらいかなあ」
          「お前の父のお城はどんな感じか聞いてる!」
          「お城!?・・・そのお友達は絶対日本に連れてこないようにしなさい!」

         やはり財閥じゃないと馬主にはなってはいけないのじゃなかろうか?!
         セリ、特にセレクトセールでは自分の力のなさを痛感する。
         何億も買える人は凄い!支払いは1歳の場合は半月以内に全額支払いの規則!  凄い!
         セレクトの帰りは毎年ちょっと落ち込んでいる。
                            セレクトセール(2014年)