社労士國本の年中夢求(ねんじゅうむきゅう) 國本豊社会保険労務士事務所オフィシャルブログ

山口県柳井市で就業規則作成、労務相談を通じ、職場向上を目指す経営者の方のため年中夢求で活動する社労士の日常を綴ります。

プロ野球選手は個人事業主、社労士も個人事業主

2008-11-24 11:13:15 | 私の生き方
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 来年のWBCに中日ドラゴンズの選手が全員辞退したことが問題になっています→asahi.com(朝日新聞)。私も最初ニュースで知ったときは、熱血ドラゴンズファンの愛知県在住の友人に苦情の(?)メールを入れようとしかけたのですが、落合監督の
「選手は個人事業主」 「日本野球機構の社員じゃない」
の言葉に一理あると思ってしまいました。

 実は私達社労士も個人事業主です(中には法人組織もあります)。しかしその一方で、
・全国社会保険労務士会連合会(全国社労士会)、
・その下部の山口県社会保険労務士会(山口県社労士会)
という組織に年会費を払ったうえで所属しています。そしてその社労士会から、色々な指示(打診)が来ます。例えば、
・社会保険事務所の年金相談員に誰か行ってくれないか?
・社労士のキャラバン隊をするので参加してくれないか?
といったものです。
もちろん強制というわけではありませんが、誰もなり手がいない時には、誰かが行かざるをえません。いくら日当をもらえるとはいえ、このような職務に時間を取られてしまうと、その分お客さんに対して本来のサービスができなくなります。顧客開拓活動ができなくなります。地域の活動に参加する時間も無くなります。社労士以外に留守をフォローする職員さんがいる事務所ならまだしも、私のようなたった一人の事務所は、本業そっちのけで引き受けることはとてもではありませんができません。

だから私は自分の許容範囲を考えて、自分ができるものは引き受け、自分ができないものはガンとして拒否しています。でもそれも個人事業主である私の権利です。社労士会の命令で無理矢理行かされる理由はないと思います。
一方で職員さんを雇って人員に余裕ができたらある程度引き受けてもいいかなという気持ちもあります。

 私のような社労士とプロ野球選手を較べることはできませんが、落合監督の言葉を読んで、選手が自分の意思で辞退するのならそれも選手個人の権利として尊重しないといけないのかなと思ってしまいました。しかし一方で、ファンとしては球界一体となってWBC2連覇を目指してほしいという思いもあります。

 難しい問題です・・・。

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