定額給付金：支給開始、４００市区町村「年度内」

定額給付金：支給開始、４００市区町村「年度内」

　総額２兆円の定額給付金について、全１８０４市区町村のうち２割強にあたる４００市区町村が、今年度内の支給開始を予定していることが２７日、明らかになった。総務省が２０日時点で調査した結果をまとめた。

　４月中旬までに過半数の９２８市区町村で支給が始まるが、８７３市区町村は４月下旬以降に支給開始がずれ込む。残る３市区町村は未定。政府は、年度内の支給開始を目指していた。

　年度内の支給開始を予定しているのは、神戸市や東京都足立区、中野区、福岡県久留米市など。３月中旬から順次、支給する。

　また、年度内に住民への支給申請書の送付開始を予定しているのは、全体の約７割にあたる１２７９市区町村。１６市区町村は２月下旬に送付を始めた。ただ、申請書の送付が４月下旬以降となる市区町村も９４あった。

　総務省は、申請の受付期間を「半年間」としており、実際に給付金を受け取るのはほとんどの人が０９年度にずれ込む見通しだ。