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最近上映されて良かった映画、以前見て心に残った映画、感銘をうけた本の自分流感想を。たまには旅行・山行記や愚痴も。

「2012年元旦 鴨川から百万遍・吉田山・真如堂・黒谷光明寺を散策

2012-01-03 00:34:15 | 近所の風景



           【 2012年1月1日 】

 遅めに起きて、午前中は届けられた年賀状に目を通したり、手作りの『おせち』をつまんだりして過ごした後、午後2時に2台の自転車で出発。



              


 天気は晴れ。予報は『京都北部は雪か雨』で『京都南部は晴れ』だが、北大路から北側のこのあたり上賀茂近辺は『北部』の予報の方があたる。右岸の河川敷を進む。


 

                                                   



 『府立植物園』を向こう岸に見ながら快調にペダルをこぐ。いつも通り、左手には比叡山が見える。



           


 出町柳までは、ほぼ水平の道で自転車で10分程度である。今年もユリカモメやら鴨が水辺にやってきている。
 
 鴨が来るから、『かもがわ』なのなのだろうが、『かもがわ』の表記はいろいろある。そのときの気分で適当に表記しているが、流域によって違うのだろう。
 『鴨川』、『賀茂川』、『加茂川』の3種の表記があるが、合流点の出町柳より上流を『賀茂川』と表記し、それより下流を『鴨川』と記するのが一般的なのだろうか。しかし。出町柳の少し下の今出川通りにかかる橋の名は『加茂大橋』であり、自分がかつて住んでいた賀茂川沿いのアパートの名は『加茂川荘』であった。ちなみに住所は、『上賀茂』である。



                                                       


 鴨やユリカモメに混じって鳩までえさをねだって、河原に集まってくる。

 出町まで来ると、人通りが多くなる。『加茂大橋』の上空に飛行船がゆっくりと進む。



                                    



 大文字山も間近に見えるようになってきた。ここから河川敷を離れ、今出川通りを東に進む。関田町を超え、大きな交差点にさしかかると、そこが『百万遍』である。交差点を渡り少し行くと『知恩寺』の門がある。



                                                       



 中に入る。ここは、毎月『手作り市』の出店でにぎわうところである。今日は、元旦で初詣の人も少なく静かである。正面の本堂に向かい歩をを薦める。





 内部は拝観料もいらず、自由に拝観できる。比較的新しい建築物のようだが、木材は大きく太く、木目のきれいでソリもなく、もったいないほど上等なものを使用している。
 観光用に飾り立てるわけでもなく、静かで大様な構えがいい。

 京大の建物だらけの今出川通りを更に東に進む。北白川の手前で通りを南に渡り、自転車をおいて『吉田山』に登ることにする。



              


                                                     


                                                                                  



 緩やかな階段の道が途中から落ち葉の積み重なった山道にかわり、15分ほど登ると『吉田山』頂上の《展望所》につく。展望台といっても、期待した《市街地の展望》が見えることはなく、大文字山が見えるだけだった。



                                            


 
 眺める景色もなく、程なく《山頂》を後にして、元きた道を自転車を置いた所まで戻り、次は『吉田神社』に向かう。

 『吉田神社』は京都に40年近くいながらして、ふたりとも初めて行く所である。


       
                                                



 地元の『上賀茂神社』に比べると、こじんまりとしたかわいらしい神社である。京都大学と《縁の深い》地域で、《紅萌ゆる丘》と隣接している。10分ほどで、ぐるっと境内をひとまわりして隣の『大元宮』に向かう。



 





 ここも初めてだが、建物が変わっていて、六角形である。どういういわれか、改めもしないで、次の目的地に向かう。

 だいたい今日は、『真如堂』と『黒谷光明寺』あたりに行って、帰り道に、『エグザス北大路』に代わり、元旦からやっている『丸太町』に寄って、風呂に入って、夕食は外で食べて帰ろう、ということになっていた。



                                                      


 日も傾きかけていたから、ゆっくりできないのだ。

 『大元宮』の横の上り坂を少しあがると、すぐ下りになり前方に『真如堂』の伽藍が見える。


                                                                                                  


 『真如堂』は、意外と大きな伽藍である。町中にあるにもかかわらず、大きな通りから離れているので、こんなに大きな建物が物静かに佇んでいるというのが不思議な感じがする。


 

                                                                 



 長男が生まれて間もない頃、隣の『金戒光明寺』とこの辺りを何回となく訪れた記憶がある。堀川通り周辺の今出川やら丸太町辺りが『地上げ屋』によって土地を買いあさられ、景観が高層ビルに取って代わられてしまったが、ここは昔のままのような気がする。


                                               



 『黒谷光明寺』はすぐ隣である。本堂や阿弥陀堂、釈迦堂も良いが、ここ墓地が珍しく趣がある。






だいたい日本の墓地というのは、横浜の『外人墓地』や、フランスの『モンマルトル墓地』などの外国の墓地と違い、《じめじめ》した陰気なイメージであまり好きではないが、ここはなぜか違和感がない。
 西に向かって市街地が望める高台にあるせいか、一番上に『三重の塔』があるせいか、何か気持ちが落ち着く。


                                         
                  

 もう太陽は、西の空に沈みかけている。市街地の遙か向こうに『京都タワー』の陰も見え、『鐘楼』越しには、愛宕山が夕陽にシルエットを浮かべる。


                          

      
 



 逆コースで光明寺の山門を後に、聖護院通りを西に進み、川端通りに出て『加茂川』を渡る。すっかり日が暮れてしまった。『エグザス丸太町』は川の畔に建つ由緒ある建物に入っている。



                      

                                                                


 風呂に入り汗を流した後、高野川沿いに北大路を超え『曼殊院通り』まで上がり、一乗寺に向かう。たいていの店は、元旦では締まっていると思い来てみたが、普段は学生でにぎわう一乗寺の『ラーメン街』も、さすが元旦では営業していなかった。

 『元亀』で天丼を食べ、8時前に家に戻る。







「2012年元旦 鴨川から百万遍・吉田山・真如堂・黒谷光明寺を散策

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