パソコンで音楽(midi)を作ろう!-その7-繰り返し記号

2010-03-14 00:07:55 | パソコンで音楽(midi)を作ろう!講座
曲を作っていて「繰り返して同じフレーズを鳴らしたい」時に使う記号を紹介します。

「【】」です。【ドレミファ】とするとドレミファが2回なるようになってます。



こんな感じに出来ますね。

これだと二回しか繰り返せませんが、【】の【の次に繰り返したい回数を入れるとその分繰り返すことが出来ます。

【4ドレミファ】とすると4回繰り返すって事ですね。

また「繰り返しの途中で繰り返しをやめたい」時というのが曲を作っていると出てきます。



千と千尋の曲を作ってみました。

この曲は「さよならのーときーのー」から始まってさらに続いてその後また同じメロディが繰り返される曲です。

なので繰り返させますが、最後の方は微妙にメロディが変わるんですね。

そこで「:」を使います。

これを書くと繰り返し指定回数の最後の回数を演奏中に:以降を再生せず】の最後まで飛ばします。

よく分からなかったら自分なりに【】と:を使っていじってみましょう。大して難しいことじゃないです。

ではまた次回!

パソコンで音楽(midi)を作ろう!-その6-一つのトラックでハモる

2010-03-07 12:19:36 | パソコンで音楽(midi)を作ろう!講座
その4では、かえるの合唱を2トラック分使ってハモらせました。

ここでは応用で一つのトラック内でハモらせる方法を教えます。

サクラを起動してまずこう打ち込みましょう。



すると普通にドミソとなります。

ここでこの三つの音を「」で囲んで再生し見ましょう。



ジャーン!と同時になりましたね。これが一つのトラック内でハモらせる方法です。

ということはかえるの合唱を一つのトラックで鳴らすなら、一緒になる二つの音を「」で囲めばいいのです。

短めですがこのくらいで切り上げちゃいます!

パソコンで音楽(midi)を作ろう!-その5-楽器を選ぶ

2010-03-06 13:03:32 | パソコンで音楽(midi)を作ろう!講座
今までは全てピアノの音でしたが、他にも沢山楽器があるので使ってみませふ。

サクラを起動して左側の音色タブから系統(ピアノ系、クロマチック系等)を選びます。

すると下にその系統に属する楽器が出てくるので左クリックを一回するとその音色がなります。

もうちょっと聴きたいときはさらに右クリックをすると4つの音がなるようになってます。

気に入った音色が見つかったならそれを使ってみましょう。

「トラックごとに楽器を割り当てられる」のですがそのやり方を教えます。

まず適当にメロディを作ります。



これはバッハのメヌエットですね。

そして気に入った楽器(例えばクロマチック系のミュージックボックス)を左クリックでドラックアンドドロップでメロディの最初に持ってきます。



するとこうなりましたね。これで再生すると見事にこの音色になって再生されます。

トラックごとに音色を変えられるのでもう一トラック作って音色を変えてみましょう。



メヌエットってこんな感じでしたよね…?

ちなみにトラック2の音色はNo16のダルシマーを使っています。

どうですか?何となくサクラの使い方が分かってきましたか?

大体分かってきたらコピーでも自作でも良いので何かしら打ち込んでみてはいかがでしょうか。

ではまた次回~。

パソコンで音楽(midi)を作ろう!-その4-ハモらせる

2010-03-03 14:48:39 | パソコンで音楽(midi)を作ろう!講座
前回はかえるの合唱を合唱させないでならしましたが、今回はちゃんと合唱させましょう。

サクラを起動して再生すると「演奏モニター」なるものが開きますよね。

今までは一番上のピアノの鍵盤しか使っていませんでした。

この1から16まであるのを「トラック」といいます。

「トラック2」と表記するとそれ以降に書いた音は全て演奏モニターでいう2の部分で演奏されます。



演奏モニターの部分が2のところで演奏されていますよね。

この1~16まであるトラックは「全て同時に鳴らすことが出来る」んです。



なのでこうすることによって「トラック1とトラック2で同じ音を同時に鳴らす」事が出来ますね。

しかしこれだと同時に音を発しちゃっているので、かえるの合唱ではないですよね。

なので片方のトラックを遅らせる事によって輪唱になります。

遅らせる方法…分かりますか?前回やった「ッ」を使います。



これでかえるの合唱が作れました!

ちなみにソース内の「//」はこれを書いた後のその行はメモとして使えて何を書いても演奏には反映されません。

トラックが16個あるということはかえるの合唱だって16トラックで出来るということです。

サクラになれるために何トラックか増やして自分で練習してみてもいいと思います。

ではまた次回!

パソコンで音楽(midi)を作ろう!-その3-音の長さ

2010-03-02 15:59:53 | パソコンで音楽(midi)を作ろう!講座
前回はまだ曲作らないみたいなこと言ってましたがもう作っちゃいましょう。

まずチューリップを作ります。



なにやら新しい記号が出てきましたがそんなに難しいことではないです。

「ー」は前の音を伸ばすときに使います。ドーーーーとかいっていつまでも伸ばせます。

「ッ」は音を切って何も音を発しない時を作ります。

無事なったと思うのでもう一曲作っちゃいましょう。

かえるの合唱を合唱させないで一つのメロディだけで作ってみます。



何か変じゃありませんか?最後のところです。

「ドドレレミミファファ」がちょっと遅かったですよね。

ここはちょっとだけ音楽的な話になるのですか、今まではずっと「四分音符」で音を書いて来たんです。

しかしここの部分だけは四分音符ではなく「八分音符」、つまり音の長さが短いんですね。

一分音符、二分音符、三分音符、四分音符、と数が上がるにつれて音は短くなるんです。

(一小節の中に1個、2個、3個、入るのがそれぞれ一分、二分、三分、音符という事です)

結局言いたいことは「ドドレレミミファファ」だけ「倍の早さ」で鳴らしてあげればいいんです。

ここで新しい記号「音符」が出てきます。



サクラではデフォルトで音符が4に設定されているので最初のところは音符4でならされています。

しかし「ドドレレミミファファ」で「音符8」とするとここ以降は音符4の倍の早さで音がならされることになります。

倍の早さで「ドドレレミミファファ」がなった後にミレドーは音符4で鳴らしてあげると無事に終わりますよね。

(音楽的なことを言えば音符4と書けばそれ以降の音は全て四分音符としてならされるんですね)

大体感覚的につかめてればいいです。では最後にこんなことをして見ましょう。



分かりますか?「ー」を使えば「全て八分音符で書くことができる」んですね。

とりあえず音楽的な知識がない人は色々自分で試して遊んでみてください。慣れましょう。

それではまた次回!

パソコンで音楽(midi)を作ろう!-その2-音の高低

2010-03-02 15:59:34 | パソコンで音楽(midi)を作ろう!講座
前回は「↑」と「↓」でオクターブを上げたり下げたりしてみました。

実はこの記号以外にもオクターブを上げたり下げたりする記号があります。

今回はそれについて書きますね。

「‘」シングルクォーテーションと「”」ダブルクォーテーションです。

「‘」は「この次の音にのみ有効でオクターブを一つあげる」という記号です。

前回のドレミファソラシドを例にとってみましょう。



ドから上のドまでいって戻ってくるのはこう書きましたよね。

ところが「‘」を使うことによってこうあらわせるようになります。



つまりこれは、ドレミファソラシまではそのままで、次のドだけを「‘」で上げます。

そして「↑」ではないのでそのままシラソファミレドと書いても大丈夫ということですね。

逆に「”」は次の音だけを一オクターブ下げるという記号です。

ではこうするとどうなるでしょうか。



再生してみるとドがどんどん高くなっていきます。

つまり言いたいことは「‘」を連続させると何オクターブでも一度にあげられるということです。

「”」も勿論連続して使えますが「↑」「↓」も同様に連続して使えます。

ただ注意してほしいのは「↑」と「↓」は「‘」などと違い、上げた分は上がりっぱなしです。

最後に、これはどうなるでしょう。



再生してみると同じドが2回なります。

この仕組みはまず、「↓」で全体のオクターブが一つ下がります。

次に「‘」で次の音のみオクターブが一つ上がります。

なので最初のドは普通になるんですね。

次の一つ目の「↑」で最初に下げた「↓」分のオクターブが戻ります。

そして次の「↑」で全体のオクターブが一つ上がります。

しかし次の「”」で次の音のみがオクターブ一つ下がります。

なので次のドは前の音と同じ高さでなるんですね。

分かって頂けましたか?ここら辺は慣れていけばそんなに難しい話ではないです。

次回もまだ音楽っぽいことは出来ません…もうちょっと基礎を固めましょう。ではー。

パソコンで音楽(midi)を作ろう!-その1-音をならす

2010-02-28 11:06:59 | パソコンで音楽(midi)を作ろう!講座
書き始めて思ったんですげど、こんな講座なくてもサクラ本家に使い方ってちゃんとあるんですよね。。

なので最初の方は簡単に終わらせて色々応用とか交えていきたいなと思います。

まず初めてなので音をならしましょう。

サクラを起動してください。そして適当にドレミを入力しましょう。



そして上の方にある右矢印の再生をクリック!

なりました?ここで鳴らないのなら僕は知らないですwwサクラ本家で聴いてください。

けどなってもちょっと変でしたよね。

普通、ドレミファソラシときたら次のドは高い音のはずなのにまた最初の低いドになっちゃってます。

こういう時は実はこうします。



前回チラッと紹介しましたが、この記号「↑」を使うと一オクターブ高くすることができるのです!

これは結構大事なことなので覚えておきましょう。

しかし実はこの「↑」は次のドだけの音を上げるのではなくて、

「↑」以降の全ての音を一オクターブ高くしてしまいます。

こう書いて再生してみると意味がわかると思います。



これだと↑ドの後のシラソファミレドも高くなってしまいます。

こういうときどうすれば良いか、実はこうします。



これで無事に再生出来ました!

次回はもうちょっと音の高低について書こうと思います。それではー。

パソコンで音楽(midi)を作ろう!-その0-作曲ソフト

2010-02-27 19:22:37 | パソコンで音楽(midi)を作ろう!講座
DTM…とまで大そうなものではありませんが、簡単に作り方を教えようと思います。

正直言って簡単です。小学生にだってギリギリ出来ます。

作曲ソフトがないとまず作り出せないのでそのソフトをダウンロードしましょう。

この作曲講座で使うのはこちら、テキスト音楽サクラです。

このソフトをまずダウンロード、インストールしてください。

多分問題なく出来ると思うんですが…出来なかったら本家ページで調べてくださいね。

そしてサクラを起動します。

最初の起動は多分なんかダイアログが出ると思いますが何とか切り抜けてください。

するとサクラの最初の画面が起動します。



若干色が違うかもしれませんが気にしないでください。。

何の説明もなくこのソフトをインストールしてもらったのですが、このソフト正直使いやすさが異常です。

とりあえず一番とっつきやすい所は「ドレミ」とエディタに書いて再生すればその通りに音がなる、というところです。

低いドなら「↓ド」、高いドなら「↑ド」とでも書けばその通りなります。

普通に作曲する分には「全て日本語で曲作り可能」という日本人には打ってつけのソフトだと思います。

慣れてくれば独自の関数を組んで手間を省かせたり、日本語表記じゃ出来ないこともできる様になります。

またテキスト音楽サクラという名の通り全てをテキストで作曲していきます。

これからこのソフトを使って作曲講座を開きます。

少しでも興味のある方は是非見てくださいね~。