訴求力

昨晩、日付が変わる頃観ていた海外CMを特集した番組。
同じような番組を何度も観ているが、その度に思うのは
国、つまり文化が変わるとCMも変わるのだ、という当たり前のこと。

昨晩観た中で印象的だったCMをいくつか。放送されている国は失念。
「メルセデスは裏切らない」をW不倫で表現したベンツ。
クソ真面目なメーカーイメージがあるだけにニヤリとさせられてしまう。
これはドイツってことはすぐに判るな。

1回の飛行で旅客機が吐き出すCO2の重量＝ホッキョクグマ1頭分の重量を表現するために
リアルなCGで大量のホッキョクグマを空から降らせるCM。
ビルの壁面にブチ当たる度、血飛沫が飛び散り最後に地面や車の屋根に叩き付けられるまでを
冷徹に表現し続ける映像の生々しさに息を飲む。

海岸の遠景に浮くボートに子供が乗っている風景から始まり
次に手前の砂浜に際どい水着を着た3人のオネーサンが現れ
ついついそちらに眼がいっていると、いつの間にかボートが無人になっていて
「よそ見をしていてはいけません」と注意するコピーが現れる
子供の海難事故防止を喚起するCM。
実際オネーサンに注目しちゃって、子供がいなくなったことに全然気づかなかった。

指を銃の形にし突き出すと諍いする相手の胸に銃創が出来、次々と死んでいく
英国で飛躍的に増えている銃犯罪を告発するCMは
最後に子供がこちらに向けて指を突き出すのが不気味だった。

一番印象に残っているのが、スーパーでの若い父親とその子供のCM。
子供がカートにお菓子の袋を投げ込むと父親が駄目だと言って棚に戻す。
怒った子供はスーパーの陳列品をたたき壊し、商品を床にブチまけ、床に寝転び駄々をこね始める。
憎々しげに父親を睨み喚き続ける子供と、呆れ返る父親、不快そうに眉を顰める周りの客。
そして最後に出てくるコピーにショックを受ける。
「コンドームを使わなかったからです」
俺自身、電車や飲食店などで何度も同じことを思ったことがあるだけに、腹の中を覗かれた気分になった。

メッセージ性が高く放映時間も長いCMを中心に選んでいたようで
我が国のものとは比べる必要はないのかもしれないが
かつて銃を構えた子供の映像を使ったカップラーメンのCMが
すぐに放送中止に追い込まれた事実があるだけに、
彼我のCMに対する意識の違いというか温度差を改めて考えさせられた。

勿論番組中に流されるエンターテインメント性溢れるCMも良いと思うけど。

筋肉

昨日、シートピンを締め過ぎて千切ってしまった。
初心者によくある失敗とのこと。

仕方なく事務所から組んでもらった店（青山）まで
持って行くことにした。

当然サドルには座れないので、
初夏を思わせる陽気の中、只管立ち漕ぎで行く。
自分自身に厨房かよとツッコミを入れながら
汗まみれになって漕ぎ続ける。

この立ち漕ぎって、ちょっとやるだけだと何てことないのだが
続けるとかなりハードだ。

まず太ももが張ってくる。膝がガクガクしてきて
体重の半分を預けて支えている腕もだるくなり
ずっと中腰姿勢なので腰も重くなってくるのだ。

おっさんにはとてもきつい作業だ。
辛くなって時々降りて押して歩いたりして約1時間。
明日は全身筋肉痛だぞこりゃと覚悟したのだが…。

で、今日ですよ。
起きてみたらなんとぜ～んぜん痛くありませ～ん。

ちょっと疲れが残っているみたいだけど筋肉痛は無し。
これってやっぱりほぼ毎日チャリを乗り続けて
足の筋肉を使っているからだろうな。

老後も歩行は大丈夫だな、と思いたいけど
実は歩く時とペダルを回し続ける時とは
使う筋肉が全然違うらしい。

安心してはいけないのだ。

そしてまだ明日には痛くなる可能性も
なくはないんだな、なにせおっさんだから。

今日はカラーで

湿度感

帯電質だがやはり湿度は低い方が気持ちはいい。
でもモノクロ写真は湿度感がある方が好きだ。

なかなか晴天にならないので散らないうちにと
昨日撮ったんだけど、今日はからっと晴れたでござる。
でも湿った感じで撮れたからよし。

あちらこちらへ

打ち合わせで代官山に。
久々のオサレな街に繰り出し
お上りさん気分を堪能する。

帰りに目黒川沿いまで降りてみた。
両岸の桜が満開。人の数も満開。
どう撮っても人が入って苛立ちが募る。
神田川沿い、椿山荘界隈の風情が懐かしい。

そうそうに諦めて事務所に戻った。
明日は仕事前に駒沢公園に繰り出してみようかな。

吝かではないが

ちょっと注目していたビアンキ事故の判決が出た。
予想以上に原告側の勝利といった感じだが
なんともスッキリしない気がしなくもない。

もちろん半身不随になった無念さは察して余りあるしご同情申し上げる。
しかし自分に分解・組立・調整のスキルがないなら、
もしくはそれを代行してくれる店の当てがないなら通販購入などしてはいけない。
その上6年間ノーメンテはさすがに如何なものかと思うのだが。

一方大きなダメージを食らった形のビアンキだけど（勿論責任の一端はある）
ライセンス契約はもっと厳しくしようよ、ツアイスくらいとまではいわないけど。

この一件、自転車業界に誤解を与えそうな噂話に発展しそうでもある。
ちょっとツイを覗いてみたけど、すでに誤解したまま呟いている人が多数。
変な方向に走らなければいいけど。

追記：その後数種のニュースソースを追ったところ、
　　　被害者は自分でメンテ出来る部分はしていたとの情報を得たので本文をライン修正した。
　　　消去しなかったのは自戒と自転車と付き合っていく上での注意喚起のため。
　　　それにしても改めてTVニュースの印象操作に悪意を感じた。

行くなら今日でしょ

事務所の近所に呑川という小川がある。
246端から駒沢通りに向かい約1kmほど開渠し
両側は遊歩道型の親水公園になっていて
石畳が敷かれ桜並木が続いている。

去年5月に引っ越して来て見つけた場所で
その時、通りがかりの人に「どんかわ」と教えてもらったのだが
本当は「のみか（が）わ」という。今日知った。w

そこで撮った桜。
仕事の合間に撮ると、やはり片手間的な絵になってしまうな。
今日辺りは花見客でごった返しているだろう。
歩いていると心地良いのだが、規模が小さい上に
民家（まずまずの高級住宅地だけど）に隣接しているので
引きの写真がぱっとしないのが難点。

自然の中で遠景の桜が撮りたい。
と満開近くなると毎年必ず言っている。進歩がない。


追伸：2年前の最初の桜写真の日付は4月6日だった。
　　　早過ぎるだろ＞今年






野川沿いの桜も撮りに行きたいのだが。

333

今日はヤボ用で芝大門まで行ったので
何十年振りかで東京タワーの真下まで行ってみた。
35mm1本じゃなかなか撮りにくかった。

あちらさんにすっかり主役の座を奪われた形だけど
少しレトロな造形は趣があってよろしいんじゃないでしょうか。
もうちょっとエッフェル塔のような世紀末的な色気があるといいのに
と思うのは俺だけだろうけど。



今度来たら登ろう。

DNA

昨日の休日は吹奏楽でトランペットを吹いている
中2の姪っ子の定期演奏会に行って来た。

この姪は生まれながらに絶対音感を持っていて、
幼少の頃から遊びながら鼻歌を歌っていても
音程の正確さはもちろんのこと、休符の長さや
シンコペーションさえも完璧に再現していたという
我が家系の人間とは思えない素晴らしい音楽的センスの持ち主だ。

そして小学校の吹奏楽部に入ると
親の懐具合をも考慮してかトランペットを選び
中学2年現在、吹奏楽部金管セクションのリーダー様として
部員達に睨みをきかせているらしい。

どちらかといえばおっとりとした性格の娘なのだが
こと音楽に関しては妥協するのが出来ないらしく
昨日も家に帰ってきてから「明日から特訓だ！」と息巻いていた。

部の中でも一、二を争うくらい練習熱心な姪は
きちんと練習して来ない他の部員達が許せないらしい。

本当に血が繋がっているのか、コイツと
ブイブイ言いながら夕食のとんかつを頬張る姪を見て、そう思う俺であった。
でも項のハエギワの形が完全に俺と同じなんだよな。w

そわそわしてくる

今年は観測史上同率首位ってくらい早く咲いてしまった。
まったく咲いてしまったって表現がぴったりだ。

新たな地元はその名の通り桜の木が犇めいている。
どこから手をつけていいのか判らないくらい。
800を使って撮ろうと思う。
そして今年こそは納得がいく桜を撮りたいと思っている。
一枚だけでもいいから。






今日は5Nで。

斜陽

眼の痒みに負け擦ると
あまりの気持ちよさにクセになりそうだ。

が目蓋を眼球に擦り付ける行為は
角膜にキズを与えるということを
以前もれ聞いたことがあるので
結局眼科医に行った。

案の定角膜に傷がついていた。
で、二種類の目薬を貰う。角膜治療薬とかゆみ止めだ。
「二つの目薬は3～5分のあいだをおいて注してください。
連続して注すと、先に注した薬剤が流れ出てしまいますので」とのこと。

名前もラベルの色使いも違うので
きちんと見ればすぐに区別が出来るのだが
目薬なんてモノは、たとえばTVを見ながらとか
PCをやりながらとか、何かのついでに注すってことが殆どなので、
5分のインターバルなどを指示されると
ついつい「あれ先に注したのってどっちだっけ？」なんてことになる。

そこで俺は愕然とする。
何故なら自慢するわけではないが、昔から記憶力だけは良かったからだ。
電話番号は一度聞けば忘れなかったし、一度歩いた道は忘れなかったし（犬か）
百人一首は一晩で完璧に覚えたし、以前ブログでも書いた世界で二番目シリーズの暗記とか
そしてまたどんなに勉強をしなくても、テストでギリギリ赤点を取らずにいられたのは
教師が「ここ試験に出るからな～」と言った部分を、その場で記憶していたからで
そんな密かな自慢であった記憶力が今、崩壊の危機に直面しているのだ。
これはある意味、俺のアイデンティティの崩壊をも意味しているわけで
まだまだある程度は続くであろう人生において、大変に由々しき問題であることは言を俟たない。

でも実をいうと、ここ数年薄々そんな気がしていたんだけどね。
初見の電話番号とか全然覚えられなくなってたし。
社会主義崩壊後に出来た欧州国家の正式名称と首都と正確な位置とかも
何度地図で確認しても忘れちゃうし。
とりあえず昨日の夕飯の献立くらいはまだ覚えているけどさ。

目薬は先に注した方と後からの方をテーブルの端と端に置いて区別している。
その呆れ返るほど開いた距離が恨めしい。

こういった劣化、つまり老いを素直に受け入れるべきか
はたまた出来うる限り長時間抗うべきか
今、俺は岐路に立たされているといっても過言ではない（キリッ）

炸裂するおやぢギャグ

昨日の続き的な内容。

30kmくらいなら何ともなく乗っていられるのだが
やはりジーンズではある程度の距離を超えると違和感が出始める。

50kmくらいからかな。
痛みとは違う、座り疲れのような違和感なのだ。
ただそれ以上距離を重ねると、
痛みも伴ってくるかもしれない。

今のサドルは座骨に痛みをもたらさないから
多分合ってはいるんだろうけど。
そしてサドルメーカーは当然ピチパン前提で
商品開発をしているわけだから
サドルの真の実力を知るには、
その前提に則るのが条件だろうし。

やっぱある程度の距離を走る場合
パッドが入ったパンツは必要なのか？

ケツだけに決断が迫られる。

個人的換算

最近ようやく
10～20km：隣り
30～40km：近所
～50km：そこら辺
70km～：中距離
100km～：長距離
って感じになってきた。

100km～：中距離
200km～：長距離
くらいに思えるように頑張ろうと思う。

あ、チャリの話ね。

ありがたいことに

先日もちょろっとカキコしたが
どうやら今年の花粉は眼に来るようだ。
毎日毎日、朝昼晩と目玉を外して
蒸留水で洗浄したくなるほど酷い。

ところで俺の眉は割りと太く
ありがたいことに微かに外側に向かって上がっている。
そしてかなり眼との距離が近い。

などと書くとキリッとしたルックスの持ち主に思われるかもだが
残念ながら贔屓目に見ても100人並みの凡庸な顔立ちだ。

しかし今年のこの花粉のお陰で
痒みに負け、勢い目をこすってしまうがために
普段奥目で奥二重の冴えない俺の眼は
はっきりくっきりの濃い二重まぶたと化す。

更に瞳は常にうるうるしているので
これは見方によってはキラキラしているようにも見え
太めの眉も手伝って鏡の中の俺は一瞬だけだが、
ちょっとした二枚目に見えなくもない。

そうヒロミゴーあたりを彷彿とさせる、
濃くてキリリとしたゲイノー人チックな眼に見えなくもないのだ。
勿論目の周りに限定した話だけど。
そして当然、今の時期限定のことだけど。

フィルターが使えるのがエライ

D2.8／15がホントに出た。
金貳拾貳萬壱阡参佰圓也。

15単があればナノクリ1424に対して
100パー未練が無くなるけど
如何せん高価過ぎる。

思った通りの価格だけど
その金額出すなら
今ならイタリアンクロモリの方を選ぶ。

それにしてもペコちゃんのサイトに出ている写真
どう見てもマジンガーZの首が
ぼこっと落ちた様にしか見えないんだけど。w