「感染」DVDにて

DVDで『感染』を見ました。

主演は「佐藤浩市」、監督は「落合正幸」。


経営危機に陥っている地方の古びた病院。薬品や備品などが底をつきはじめ、病院としての働きも限界に来ていた。外科医『秋葉清一（佐藤浩市）』は劣悪な状況の中最善を尽くそうとしていた。
ある日の夕方、救急車が一人の患者を搬送してきた。感染症の疑いのある患者だった。余力のない病院の状態に「他に回ってくれ」と『秋葉』は救急隊員に告げる。その時重度の火傷の患者の容態が急変する。『秋葉』は内科医の『魚住晴哉（高島政伸）』や婦長『塩崎君江（南果歩）』、看護士の『立花七恵（木村多江）』『桐野優子（真木よう子）』らとともに救命処置を行うがその中で医療事故が起きてしまう・・・


怖い、というより気味が悪いという感じを受けました。心理ホラーといったところでしょうか。
他の方の感想を覗いてみたところ、ホラーとしての評価はあまり高くないようですね。私はほとんど前知識無しで見たので結構楽しめました。最近やっとホラーを見始めたホラー初心者だからかしら・・・
前半と後半ではテイストが多少異なっている気がしました。前半医療事故がおきるところまでではリアルな怖さを感じました。映画の設定は極端でしょうが、看護士不足が叫ばれている今マジに怖いです。そして後半に入ってから登場人物が感染して次々と死んでいきますが、その死んでいくシーンがそれぞれ描かれていないことが怖さを半減させ、評価を下げる要因になっているのかもしれません。
監督は原因となった感染者などを見せず、出血？や体の解ける様子で恐怖を演出しようとしたのではないでしょうか。目に見えないウィルスに知らず知らず感染していく恐怖を演出したのだと思いますが、見る側にうまく伝わらなかったのでしょう。ラスト無理に謎解きするのではなく『呪怨』のように放り出してしまったほうが怖さの演出という面では良かったのかもしれません。
作品のキーとなるのは「佐野史郎」、不気味さは流石です。「星野真理」「南果歩」の壊れ方も良かったです。


評価　星　みっつ


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・感染＠映画生活



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