井筒和幸監督の映画「パッチギ!」を観た。横浜キネマ倶楽部の上映会が神奈川公会堂で催され、夜の部の上映に先立って井筒監督自身の講演があった。
映画のテンポが良く、特に主題歌「イムジン河」が感動的であったが、暴力シーンが多すぎて辟易した。前評判が高く、直前の監督の講演が面白かっただけにやや残念であった。
夜のテレビで井筒監督のキネマ旬報賞受賞(優勝)のニュースが報道され、あまりのタイミングの一致に驚いた。続いて教育テレビETV特集で「わが父・溥傑ラスト・エンペラーの弟・波乱の生涯」を見た。
暴力的な過去の歴史を否定することはできない。平和愛好を口実に、暴力的事実を無視してはならない。平和は何もしないところから自然に生まれ育つものではない。平和は作り出すものである。
「平和を作り出す者は幸いである」(マタイ5:9)
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