三田村宏先輩

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突然の訃報に驚いてからまだ十数時間しか経っていないのに、もう（既成事実となって）当然のことのように葬儀（前夜式）が行われている

数百人の友人・知人が集いながら、その一人として、彼の死を疑う人がいないとは・・・

１９４５年の東京空襲の折、奈良信先輩と二人で友愛学舎の屋根に登り、バケツリレーで類焼を防ぎ、早稲田の町を全焼から守った武勇伝は有名

偉い人であったらしいことは良くは知らない。優しい先輩であったことはとても良く覚えている

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「吹き荒ぶ　野分（のわき）はげしき　秋の街　　疑ひ難し　ひとは死にたり」　　（渓水）.