熱帯の雨季は日本の梅雨とは随分違う。曇り空から時々スコールが落ちて来るのだ。
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まさに集中豪雨である。あっという間に水があふれ出し、道路が冠水する。乗用車は立ち往生し、タクシーは拾えない。一時間遅れで出勤してきた総主事は、ロンジーをたくしあげ、道路を横断してきた。
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かつては東洋一の下水道の完備した町であったはずなのだが、今日では、一雨ごとに道路が寸断される体たらく。これも軍政の不始末行政のツケというべきか。
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さかのぼれば、英国植民地政策の結果なのであろう。「ビルマよ、誇り高く独立せよ、自由と独立のために立って戦え」と大声で叫びたくなる。
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