今週もまた遅めの出発。
家を出たのが11時30分とか、反省が活かされていない。
暑いと一歩を踏み出す勇気がいる。
走り始めてしまえば、どこまでも行けてしまうのだが…。
強烈な日差しに負けじと国道275号を南へ。
これといって明確な目的地はない。
15時か80kmになった時点で折り返す。
珍しくもそんな感じ。
当別通過が14時10分。
道道81号岩見沢石狩線を石狩方面へ向かっていくと、国道231号との交差点で15時となった。
セイコーマート石狩八幡店で飲み物を調達し、タッチアンドゴー。
来た道を引き返す。
信号待ちを除きここまで無休憩。
補給はすべて走りながらこなす。
そうできるよう、あらかじめヒップバッグの外ポケットに食料を入れてきた。
しかし、走りながら封を切って口に運ぶというのは意外と難しい。
何事も練習あるのみか。
札比内が近づいてきたところでリアタイヤが何かを拾った。
まだ新しいタイヤなので溝が深く、小石を拾うことは珍しくない。
ほとんどの場合、ほったらかしておけば自然に取れるが、しつこいときは手で除去してやる。
今回は頑張り屋のようだ。
よっこいしょ、一時停車と。
異物は長径5mm、短径3mmほどの小石だった。
いつもより一回り大きいが、指でポロッと…取れない。
ん、んんー?
はっ、げげげー!
何と小石はタイヤのトレッドを突き破り、深く深く突き刺さっていた。
ど、どうするよ、これ。
今のところエア漏れはないようだが、小石を抜けば返り血のごとく空気が抜けるだろう。
このまま走り切るか。
いや、無理をしてバーストしたら目も当てられない。
今なら手持ちのパンク修理セットで直せるはず。
意を決して小石を抜きにかかる。
うんとこしょ、どっこいしょ。
それでも小石は抜けません。
てか、どんなけ深く刺さっとるんじゃ。
指先に気を集中し、おんどりゃー。
抜けたー。
抜けてみて驚いた。
長さ17mmもある大物だったのだ。
トレッドの傷口は、悪化した口内炎のように痛々しい。
しかし、もっと驚いたことがあった。
空気が抜けてこない…。タイヤを押してみても圧は適正。
まさか、これが最強と言われるシュワルベの真骨頂か。(←最強と言っているのはあんただ)
傷口をよく見てみると、奥の方に緑色のものが認められた。
アンチパンク機構「グリーンガード」であろう。
本当に緑色をしていたのか…。
グリーンガードは厚さ3mmであり、さすがに17mmは防げない。
だが、現にパンクは回避されている。
考えられるのは、トレッドを突き破った小石がグリーンガードに当たり、グリーンガードの表面に沿ってウォール側に小石の先端を誘導した、というパターン。
かなり無理のある角度になるから、これなら小石が抜けづらかったのも説明がつく。
さすが最強。
恐る恐る走り始めてみるも問題なし。
そのまま新十津川まで帰ってくることができた。
時刻は18時10分。
ホッとした瞬間であった。
終わってみれば今日も真夏日(9日目)。
ウェアの表面に塩がたっぷり浮かんでいた。
さらにアイウェアを外すと、テンプルの部分に結晶化した塩がたっぷりと…。
最初は砂かと思ったが、間違いなく塩だった。
こんな経験は初めて。
タッチアンドゴーで汗を拭うことも、顔を洗うこともせずに135km走り通した成果だろうか。
危機を脱して3000kmに到達。
MTB単独でも3000km。
何気にあの変態的な2014シーズンに迫る勢いだ。
まあ、そこと張り合うつもりはないけれど。
年間目標達成率76.76%。
【本日走行距離】147.20km
【積算走行距離】3070.5km(3034.2+36.3)
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