今年は盆休みに帰省できそうにないので、GWに帰省しました。前から呉の海上自衛隊関連の展示施設を観たかったのでついでに呉に行ってみました。呉には昔住んでいたこともあって思い出の場所でもあります。
広島駅から呉線に乗って一路呉へ。改札を通ってそのまま北に出るとバスターミナルに出ます。右に行くと、くれ観光情報プラザ、てつのくじら館、大和ミュージアム、フェリーが発着する呉桟橋方面となります。
まずは呉を母港とする海上自衛隊第1潜水隊群の潜水艦を見るために、3番乗り場から出発するバスに乗りました。いろんな行き先のバスが来ますが、どのバスも、潜水艦桟橋最寄の潜水隊前を通りますので、どれに乗っても大丈夫です。後乗り210円で、ICOCAと広島ローカルなPASPYというカードも使えるようです。Suicaも使えるかと思ったらエラーで使えませんでした(2013/5現在)。地元の人はPASPYを使っている人が多かったです。
途中、バスは総監部前にも停車します。洋館好きにはたまらない造形の呉地方総監部第1庁舎はこのバス停が最寄で、日曜日に一般公開されているようです。艦艇も日曜日に一般公開されているようで、この先の昭和埠頭前が最寄。観てみたい方はこちらのリンクをご参考(海上自衛隊呉地方隊広報活動)。
潜水隊前バス停で下車し、海岸のちょっとした公園になっているアレイからすこじまからみえるは7隻の潜水艦群!

上の写真、潜水艦の左奥に見えるのは奥から順に練習艦TV-3517 しらゆき、TV-3513 しまゆき、TV-3518 せとゆきです。この写真では分かりませんが右奥には訓練支援艦ATS-4203てんりゅうがいました。下の写真は正面から。かっこいい!
潜水艦桟橋から左に視線を移すと変わった船体構造の艦船が。

音響観測艦AOS-5202 はりまです。
かっこいい艦船の写真を撮ってしばらく眺めて満足したあとは、道を隔てたセブンイレブンへ。

関連グッズ、お土産が充実!背面に潜水艦がプリントされているTシャツを買いました。この通りに赤レンガ造りの貿易倉庫もあります。

規模は小さいし保存状態もお世辞にもよいとはいえませんが、往時の雰囲気を味わうことができました。
呉駅行きのバスに乗って呉市街に引き返し四道路で下車して、昼食のために呉森沢ホテルへ。

ここでは呉大和カレーに呉大和肉じゃがを頂きました。大きなジャガイモが特徴なのでしょうか?普通においしくいただきました。
そこから呉桟橋方面に向かってレンガ通りを歩き、海上自衛隊呉資料館てつのくじら館へ。この展示施設、なんと除籍となった潜水艦SS-579 あきしおの現物が展示館の一部となっています。そして一言で言えば潜水艦でかい!

先ほどの潜水艦桟橋では、艦橋の部分しか見えていませんでしたので実感がわきませんでしたが、こうして間近にしてみるとその大きさに圧倒されます。下に見える信号機や標識と見比べてもらえれば、その大きさが実感できるでしょうか?
この展示施設は入場無料で海上自衛隊の歴史から、掃海艇の活動、潜水艦の活動、そして潜水艦あきしお体験として、潜水艦あきしお内を見学することができます。
掃海作業とは海中、海底に敷設された機雷を取り除く作業です。年配の説明員の方にお話を聞きましたが、米軍が航空機からばら撒いた機雷により、戦後も多くの民間人が犠牲になり、国も殉職者を出しながら掃海作業をしたそうです。米軍から情報はもらえなかったのか、と聞いたのですが、当時の日本にそれらの情報は一切公開されることなく、情報なしで掃海作業をせざるを得なかったとのこと。実に惨めなものだがそれが戦争に負けるということ、だから戦争はやっちゃいけない、との言葉が印象的でした。
展示を見た後は潜水艦あきしおを体験!

発令所。潜望鏡が2基あります。昼用と夜用とのこと。

通路にキッチン。

寝室にシャワー室。寝室は狭いです。これは順応できるかどうか人を選ぶだろうなぁ。そしてトイレ。

洋式です。
出口手前には、魅惑のグッズが取り揃えられた売店が。これは見事なトラップ!無駄遣いしないよう、職場へのお土産を買っててつのくじら館をあとにしました。
このほかに大和ミュージアムというものもあるのですが、こちらは時間がなかったのでパスして呉の街を後にしたのでした。