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Barrack Asaka

あばら屋あさか

ドイツ旅行記 5日目

2014-07-13 20:23:51 | 旅行記

ミュンヘン

7月2日(水)。5日目。ドイツ旅行ももう後半です。天候は曇天。当初の予定では、今日はベルヒテスガーデンに行くつもりだったのですが、この天候ではせっかくの風景もいまひとつ、というか山ですから最悪悪天候に見舞われるかも、と予定を変更してミュンヘン市内を見て歩くことにしました。朝食はいつものバイキング。ミュンヘンでは連泊するので荷物のことを考える必要もなく気が楽です。

まずは昨日中途半端に買ったチケットを変更できないかとミュンヘン中央駅へ。インフォメーションで聞いてみると、変更はできず払い戻しになるけど手数料?15かかるとのこと。戻ってくるのは?4.2です。確かバイエルンチケットは、変更払い戻し不可のはずだったので、バイエルンチケットまで買ってなくてよかった、と思いつつ払い戻しの手続きをしました。

それからミュンヘン市内の公共交通機関一日乗車券を購入。路線図上で白い背景色で描かれているInnenraumという範囲内であれば、路面電車、バス、近郊列車、地下鉄が一日乗り放題という乗車券で?6です。

まずはドイツ連邦銀行に行くため、地下鉄を乗り継ぎ23番の路面電車に乗ってAnni-Albers-Str.で降車。私を降ろして去り行く路面電車。

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そして、銀行。

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こんなところに何をしに来たのかといえば、家にあったドイツマルク硬貨をユーロに交換してもらうためです。ドイツでは、ドイツマルクのユーロへの両替を永久保証しているとのことなのです。

銀行では、いやー日本からこの両替のためにやってきたんだよね、とあえてボケてみたのですが、いやいや休暇でしょ、と冷静に返されました・・・。今までどこ行ってきたの、と世間話をしつつ、硬貨を受け付けてもらって、レシートをもらい、それを持って別の窓口へ。そこでユーロの現金と交換してもらいます。そこで何人か待っていたので、席に座って隣の老人をちょっと話をしましたが、日本というと富士山のイメージなんでしょうか。

そして5.71 DMが、ぴかぴかの2.92 EURになりました。

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日本円に直せばたったの410円程の話ですが、これらの硬貨、極東の地で眠り続けるより、祖国のあるべき場所に収まったほうがきっと良いことに違いないでしょう。

それから路面電車と地下鉄を乗り継いでマリエン広場(Marienplatz)へ。広場に着くと、ちょうど新市庁舎の仕掛け時計が動いていました。広場はそれを見る観客でごった返しています。広場にあるマリア像と新市庁舎。

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カップルにカメラのシャッター切ってくれ、と頼まれてシャッターを切ってあげたりしながらマリエン広場を横切るときに見かけた魚の噴水。

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この噴水、日本で言うところの渋谷のハチ公的位置づけらしいのですがこの魚の造型は何か訴えかけてくるものがあります。

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お昼ご飯。とりあえずビールくださいといって出てきたのがこれ(Löwenbräu Original 0.5L ?4.7)。ヘレスビール(Helles bier)です。

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ヘレスビールは、いわゆるラガービールに属するそうで、実際味はまさしくビールでした。昼からビール!

ランチももちろん名物で。

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白ソーセージ(Weißwürste)に、ローストポーク(Schweinebraten)、ジャガイモ団子(Kartoffelknödeln)とキャベツのサラダ。ローストポークの上に乗っかっているのは、ぱりぱりの何かの皮でしたが、豚の皮らしいです。シュバイネブラーテンは、日本人の味覚にも無難な一品だと思います。

昼から重たい食事をした後は、ドイツ博物館(Deutsch Museum)に行きました。ここは科学技術工業系の展示が主体の科学博物館です。

直流モートル様やー!

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1.5kW出力、1895年フランクフルト製とのこと。なぜかマツダのロータリーエンジン。

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こういった展示物がごろんごろんと並んでいるのですからたまりません。ぐふふ。

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ロケット推進戦闘機Me163に、ジェットエンジン搭載戦闘機Me262 A1-a。レシプロエンジン搭載戦闘機Bf 109 E-3。かっこいい!

最後は高電圧実験を見ました。実験が始まる前の設備。

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ガラス板の表面をジージー放電が美しく這い回り、静電シールドの中に人を入れて、そこに放電させても人になんともないのに驚いたり、閃光と大音響が凄まじい落雷実験で、家屋の模型から煙が上がるのを見たりなど、雷様を少しでも体感してみたい方にはお勧め。

博物館併設の売店では、魅惑の品々にいたく物欲を刺激されましたが、我慢しておかしなさいころを買いました。

路面電車に乗って一度ホテルに帰りしばらく休んだ後に、晩御飯を食べに出かけました。途中で見かけた、科を作る?イノシシにナマズ。

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またビール!

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昼にも飲んだので小さいのにしました。シュパーテンのヘルスビール(SPATEN MÜNCHEN HELL VOM FASS 0.3L ?3.6)。そしてシュニッツェル(WIENER SCHNITZEL)。

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要するにドイツ風豚カツレツです。これにあとポテトフライとサラダが付きました。もう毎食毎食肉三昧ですが、これも食べやすくて日本人にはよいと思います。

帰りに駅で、ミネラルウォーターとコーラを買いました。なぜか一緒にファンタが並んでいるのが不思議な光景でした。

翌日はベルヒテスガーデンに向かいます。


ドイツ旅行記 4日目

2014-07-13 12:07:15 | 旅行記

ローテンブルク

7月1日(火)。4日目。今日はローテンブルクの町を歩き、ミュンヘンに移動します。

朝食は昨日と同じくバイキング形式。バイキングのラインナップをみても感じたのですが、泊まったこのホテル、女の人向けなのか、部屋の造りもそんな感じで何となく違和感が…。部屋は快適で朝食もおいしかったですし、そもそも街そのものが、中世おとぎの国なのですからそういうものなのかもしれません。

ホテルをチェックアウトし、早速町歩き。町全体を城壁が囲っています。ガルゲン門の人の通用口から町の中。

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町の中央を抜け一気にプレーンラインへ。小さな町なので一気に歩けます。

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この三叉路、有名なんだそうです。

城壁の上を歩いてみたいと思っていたので、町の南端にあるシュピタール門から一度城壁に上がってみたのですが、そこから時計回りにまわろうにもルートが分からず、一度城壁から降りて、城壁の通路を見上げながら城壁に沿って歩きました。

城壁の上、というか城壁の側面です。

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この写真の近くで、ようやく城壁に上がる階段を発見し城壁通路へ。

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城壁のところどころに開いている穴から見えるタウパー川方面の風景。

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城壁を歩いているうちに中世犯罪博物館の開館時間になったので、城壁を降りました。

ヨーロッパのメルヘンの世界をイメージしたとき、その双璧をなす中世の暗黒時代を考えないわけにはいきません。ここローテンブルクを訪れたのも、この博物館を見てみたかったこともあるのです。

入り口。

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向こうに見える宙吊りになっている籠からして、すでに禍々しさが漂っていますね・・・。

この博物館、中世の刑罰の歴史が学べるわけですが、展示品の数々に人の闇を見たというか、なんともいえない気分に。小学生高学年くらいの集団が見学していましたが、道徳教育の一環なんでしょうか。

展示品の数々はあまり気持ちの良いものではないので載せませんが、その中の展示品の一つ。マルクト広場の昔の風景と、私の撮った写真を比較。

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画角が違いますが、広場に面した建物の上階からの風景なのでしょう。分かりにくいですが、正面に見える建物の右下の脇に、18世紀末まで愚か者の家と称されるさらし台があったとのこと。日常生活の中でそんなものが目にはいる風景。当時の人々はどんな気分だったのでしょうか。今から考えると冷え冷えとする光景です。

ジャガイモ料理のお店でお昼ご飯。

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ポテトスープに、ポテトミックスピザ。日本でもありそうな無難な感じです。正直ピザは量が多かったですが、味のバランスが良くてそのまま全部食べました。

ミュンヘンへ

ホテルに一度戻り、荷物を引き取って駅へ。シュタイナッハ、トロイヒトリンゲン(Treuchtlingen)で乗り換えミュンヘン(München Hbf)着という旅程です。普通列車(RB: Regional Bahn)と、快速列車(RE: Regional Express)しか乗らないので、バイエルンチケット(Bayern-Ticket)というバイエル州内で使える周遊券を買いました。

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DBのルート検索でも、ローテンブルクからミュンヘンで検索すると、バイエルンチケットが格安チケットとして表示されます。なにがよいってこのチケット、RB, REはもちろんのこと、ミュンヘン市内の路面電車(Tram)やバス、近郊列車(S-Bahn)、地下鉄(U-Bahn)にも乗り放題なので、ミュンヘンに到着した後も役立つのです。また、明日予定しているベルヒテスガーデンへの列車のチケットも一部買ったのですが、結果としてこの判断は誤りでした・・・。

アンスバッハからトロイヒリンゲンに向かう途中の列車の窓の外に広がる風景。

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ミュンヘンに向かう途中の外の風景を眺めていて、太陽光発電パネルがやたら目に付いた印象があります。

午後7時頃にホテルに着きチェックイン。荷解きをし、一息ついた後、身軽になってさあビールとソーセージ!と路面電車に乗って移動。ふらっと入りやすいオープンテラスのあるビヤホールに入りました。まずはビール!それも白ビールが飲みたいのでWeissbierを飲みたい、といったら出てきたのがこれ(Spaten-Franziskaner Hefe-Weissbier 0.5L ?5)。

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何というんでしょう、フルーティーなビール?うまーです。

そして、焼きソーセージを食べたいな、と思ってメニューを見て選んでいたら、ウェイトレスさんがそれならこれが良いと薦めてくれたのが、バイエルンソーセージのミックスプレート、マッシュポテトとザワークラウト付(Plate with Bavarian Sausages
with mashed potatoes and sauerkraut)ですが…。

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焼けすぎ?食べてみればちっとも焦げを食べている気にはならなかったのですけれども。ちなみにドイツ語メニューではこう書かれていたものです "GEMISCHTER WÜRSTLTELLER
VON KUFFLER ROSTBRATWÜRSTL, WOLLWURST, KALBSBRATWÜRSTL, REGENSBURGER MIT KARTOFFELPÜREE UND SAUERKRAUT"。

こうしてミュンヘンの夜は暮れていきました。

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ドイツ旅行記 3日目

2014-07-12 18:05:50 | 旅行記

バーデン・バーデン

5月30日(月)。旅行3日目。今日はバーデン・バーデンを歩き、ローテンブルクへ移動します。

朝の5時頃に目覚めました。朝食まで時間があったので、接続不能のiphone5sをなんとかしようとauに連絡。一時間くらいあれやこれやとトラブルシューティングしたのですが、結果として解決せず。相変わらず現地の公衆回線網にまったくリンクできず、ホテルのwifiへの接続も不安定なものでした。結局、旅行中iphoneはただの時計つきカメラでしかありませんでした…。

荷造り、身支度を済ませてホテルのレストランに朝食へ。日本でもよくあるバイキング形式です。パン、肉類、野菜をお皿によそって朝食。パンが美味しいです。これはこのホテルに限らずこの旅を通して常に感じたことでした。ドイツはパンがうまい!

ドイツのホテルでは、自分の席を決めると、必ずコーヒーかお茶か?と聞かれます。そして選んだほうを自分の席のカップについでくれ、ポットが置かれるのです。食後にコーヒーを飲みながら持って行ったガイドのページをめくり今日の行動を検討するのはなかなかよい気分です。

ホテルをチェックアウトし、ホテルに荷物を預けて街歩き。天候は曇天。時々ポツポツ雨粒が頬に感じられますが傘を差すほどでもありません。川岸を散歩。

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このころには雲の合間に青空が見えるようになってきました。行ってみたかったクアハウス(Kurhaus)。

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社交館というもので、1821年~1824年に建設されたそうです。ロシアの文学作家ドストエフスキーもバーデン・バーデンに滞在し、滞在中このカジノに通ったとのこと。

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日も暮れあたりが暗くなったころ、正装をした彼はこの石段を踏み、気もそぞろにドアを引いて中に吸い込まれていったのでしょうか。

カジノのガイドツアーに参加しました。エントランスホール。

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カジノスペース。高い天井、シャンデリアに赤絨毯。

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この豪奢な空間の中、虚栄心と射幸心を刺激された数多くの人々が、お互いの腹を探りあいながら駆け引きをくりひろげてきたのでしょうね。

ブラックジャックのテーブル。

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ドストエフスキー氏が好んだというルーレット(もちろん当時のものではありません)。

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負けるたびに減っていく路銀に焦燥感を覚えつつも、このきらびやかな空間に身をおくと、そんな気持ちはどこかに消し飛んで、射幸心に突き動かされテーブルに着き、チップを賭け、ルーレットを転がる玉を見つめる彼の心境は、ただ勝ちへの期待感に満ちたものだったのか。それとももっと違うものだったのか。

そんなことを思いめぐらせながら、カジノルームの中を見学しました。その後は街の中の路地をぶらぶら歩きました。

カフェでお茶。ちょうどこのころ外は大雨。めまぐるしく天候が変わっていく感じです。

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やっぱり名物を食べないと、ということで黒い森のさくらんぼケーキ(Schwarzwälder Kirschtorte)。コーヒーと一緒に食べましたが甘かった・・・。

雨が止むのを待って、ホテルに戻り荷物を引き取って、バスに乗って駅へ。そこからICEに乗ってバーデン・バーデンを後にしました。

ローテンブルクへ

ローテンブルクへの道程は、カールスルーエ(Karlsruhe)で乗り換え、アンスバッハ(Ansbach)で乗り換え、さらにシュタイナッハ(Steinach)で乗り換えてローテンブルク(Rothenburg ob der Tauber)に到着します。

アンスバッハからシュタイナッハに向かう途中の列車の窓の外に広がる風景

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駅から歩いてホテルにチェックイン。この日はサッカーのワールドカップでドイツ対アルジェリア戦があるので、おそらくみんな早く家に帰ってテレビを見たいのでは、と考えさっさと晩御飯に出かけました。

レーダー門から中央のマルクト広場の間にあるマルクス塔。

090s

ローテンブルク、街中全体がこんな感じです。まさに中世メルヘンの世界。これはたまりません。日本人にも大人気の街とのことで、歩いている途中にも日本人観光客をちらほら見かけました。外国人が京都に行ってみたいのと同じように、その国に抱いているイメージの原風景に触れてみたくなるものなのでしょう。翌日の街歩きがますます楽しみになってきます。

当初考えていたお店が閉まっていたので、翌日行くつもりだったレストランへ。やっぱり名物を飲食しないとということで晩御飯

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白ワイン、レバー入り肉団子スープ(Leber knödel suppe)、焼きマウルタッシェン(Geröstete Maultache)にサラダ。ワインのことはまったく知らないので、お勧め教えて、といって出てきたこのワイン(Markelsheimer probstberg Riesling trocken)でしたがうまー。レバー入りの肉団子なんてはじめて食べましたがおいしかったです。マウルタッシェンもおいしかったですが、こういった包みもの系は、日本のほうが一日の長があるかな?と思いました。

こうして3日目終了です。


ドイツ旅行記 1~2日目

2014-07-06 23:50:32 | 旅行記

1日目 出国

6/28(土)いよいよ出発です。天候は雲が厚く垂れ込め風の強い曇天。午前中は荒れ模様でしたが、幸いにも午後には雨は上がっており、濡れた路面を気にしながら、荷物は旅行カバン1つに機内持ち込み用のショルダーバッグ1つで夕方に地元を出発しました。

武蔵野線の東松戸で北総線の成田スカイライナーに乗り換えて成田空港に向かいました。車内はがらがらで、成田空港もこれが日本の国際空港?と思えるほどに閑散としていました。成田空港に来たのは久しぶりだったのですが、変わったなと思ったのがノートパソコンを広げられるスペースが所々に設けられていること。今回の旅にもノートパソコンもって行きましたが非常に役立ちました。いまどきの旅行ではこういった情報機器は必携ですね。

搭乗は20:40からで予定通りアブダビ空港を目指して成田空港を出発。隣の人はヨルダンに帰る途中との初老のイスラム女性。日本の企業に勤めている息子夫婦に子供が生まれたので、その面倒を見るのに5ヶ月位日本にいたとのことでした。自分にとって中東の女性は遠い存在だったのですが、ちょっと近しい存在になりました。

乗ったのはエコノミークラスですが、各席にUSBにACのコンセントが備わっていました。wifiも使えますが有料のようです。

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夕食を食べ、食後にホットチョコレートを飲んで就寝。写真は夕食の機内食。

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2日目 ドイツ到着~バーデン・バーデン

眠れたのか眠れてないのかよくわからないまま機内で朝食。

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現地時間午前4時過ぎにアブダビ空港に到着。フランクフルト便の出発時間は午前9時前なので、5時間近くの待ち時間です。格安航空券はハブ空港を経由することで、いろんなところからの乗り継ぎ客を集め搭乗率を高めることで安価を実現しているので、乗り換えの待ち時間はその代償のようなものです。が、さらにもうひとつ欠点があることをすぐに知ることになるのでした。

空港ターミナルでは、フリーのwifiがあったのでノートパソコンでネットに接続し、持っていった本を読んで時間をすごしました。また、ここでiphoneが通信回線に接続不能であることが判明しています。写真はアブダビ空港ターミナル1の中心にあるオブジェ。

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午前8時過ぎにはゲートが開き搭乗開始です。ここまでは予定通り。そしてセキュリティチェックを終え機内に入って自分の席に向かうと、なんと自分の席に中東系の若者が座っているではありませんか。そこは自分の席だと告げ搭乗券を見せると、友達がどうとかごちゃごちゃ言いつつ席を立ち、自分の前の席に移動しましたが、こやつ食事中もリクライニング倒したままというとんでもない奴でした。着陸時にCAにリクライニングを戻すように言われても、CAがいなくなるとわずかでもリクライニングさせていましたから、そもそもルールを守るとか他の人のことより、自分の快適さを優先させてしまいがちの人なんでしょう。

そんなこんなでヤレヤレと思いつつ、出発を待っていたのですが、この飛行機、一向に出発する気配がありません。機内アナウンスで他の便が遅れているため、その乗り継ぎ客を待っているとのこと。そうです。格安航空券のもうひとつの欠点として、他が遅れると数珠繋ぎで遅れて、結果到着時間が遅れる可能性が高いということです。

結局1時間近く遅れて出発しました。そこで気になってくるのが、飛行機到着後の列車の乗り継ぎですが、飛行情報で到着予定時刻を見るとどうみても間に合いません。これはチケットの変更が必要になる、と考え持っていった電子辞書を開き、繰り広げられるであろう会話を想定して英会話の表現をどんどん記憶(笑)。朝食の機内食。

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またしてもオムレツ(笑)。その後コーヒーサービスとしてチキンサンドが出ています。

結果予定より50分遅れでフランクフルト空港に到着しました。入国審査、預け荷物を受け取ってフランクフルト空港長距離列車駅(Frankfurt(M) Flughafen Fembf)に移動している途中の時刻が午後3時半くらい。到着時刻からちょうど1時間くらいかかっていることになりますから、到着してから乗り継ぎに75分必要という時間は妥当な線です。

もちろん予約していた列車には完全に乗り遅れです。大体1時間に1本の間隔なのはわかっていたので、せめて次の列車には間に合いたと思い駅に急ぎました。その途中にあったDBの旅行センターに入って聞いてみると、ここでは変更できないのでこの先のインフォメーションに行ってくれとのこと。言われたとおりにインフォメーションの窓口にてチケット変更を依頼すると、なにやら端末を操作し時刻表を印刷してくれました。もともと変更の心配があったので標準料金で乗車券を買っておいたのが幸いし、すんなり変更できました。ただ座席予約料金の?4.5は無駄になってしまいましたがこれは致し方なしです。

遅れ気味のICEに無事乗り、マンハイム(Manhaim)でICEを乗り換え、午後6時ごろにバーデン-バーデン駅(Baden-Baden Hbf)に到着しました。列車が30分遅れたため、予定より1時間半遅れでの到着でしたが、はるか彼方の日本からやってきたのですから、このくらいの遅れで済んでいるのはむしろすごいことかもしれません。そこからバスに約20分くらい乗ってホテル最寄のアウグスタ広場(Augstaplatz)にて降車。ホテルにチェックインし、荷物を解き、貴重品を金庫にしまって身軽になると、すぐにフリードリヒス浴場(Friedrichsbad)へ。途中にあるアウグスタ広場の噴水と教会。

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なかなかよい雰囲気です。バーデン-バーデンは、ドイツの中でも古くからある保養地として知られている街のようで、ここを最初に目指したのは、やはり旅行といえば温泉ということと、これからの旅路に備え、長時間の飛行機の搭乗で疲れた身体を休めるのに温泉に入るなんてなかなかオツではないだろか、と考えたわけです。閑散とした街を歩き浴場へ。浴場の外観。

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この建物は1877年に竣工だそうです。浴場の利用料金は標準コースで3時間?23。午後10時に閉まるのでギリギリの入場となりました。浴場の説明パネル。

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この浴場は、浴場内がパネルのように複数のブロックに別れ、数字の番号順に所定の時間で回っていくというシステムです。といっても、誰かがおのおののブロックで時間を管理しているわけではなく、湯治という観点からの目安とする入浴の順番と時間なのでしょう。ひとつの大きな浴場に浸かって身体を伸ばすという日本の温泉の入り方とはだいぶ趣が違います。

鍵のかかるロッカーが使えるので、そこで素っ裸になって入場します。ガラガラの場内を一応順番に従って、壁にかかっている時計を見ながら時間通り入浴していきました。サウナは2箇所あったのですが、もう片方は床が尋常じゃなく熱くて、こんなところ歩いてたら火傷するだろ、とパス。ミストサウナから、ぬるま湯、水風呂、ジェットバス、大浴場と色々ありますので、順番に入っているうちに人間の冷熱試験をされているような気になってきました。

それでも最初はきっちり順序と時間を守っていたのですが、ルートがこれがまた分かりにくく、あれ?途中すっ飛ばしちゃった、どこだっけ?とかやりつつ入浴を進めること約1時間くらいでもういいや、という気持ちに。そこで終わるコースに向かおうとしたら、係員が残り時間を確認し、もう1回回って来い、と途中からのコースをわざわざ案内してくれました・・・。結局2時間くらいで入浴終了。

この後、ホテルの近くのフランス料理店で軽く晩ごはん。

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ホテルに戻ってシャワーを浴びて就寝。2日目を終えました。


ドイツ旅行記 ドイツへ行こう!

2014-07-06 23:47:47 | 旅行記

この6月末から一週間ほどドイツを旅行してきました。その旅行記です。

ドイツへ行こう!

勤務先の勤続?年のお祝いに特別休暇と旅行券がもらえることになりました。さてこれをどう活用しよう、と考えたとき、以前に一度仕事で行ったことのあるドイツの各地を訪ねてみることにしました。一度目のドイツ訪問ではウルム(Ulm)に滞在したのですが、仕事を片付けることで頭がいっぱいだったのと、受け入れ先のドイツ人が『日本人はよく働くと聞いている。朝礼で日本人のように働け、とよく言うんだ』なんていうものだから、張り切ったドイツ人達と一緒に週末もなく土日も仕事をしたので、ドイツの名物をろくに味わうこともなく、名所を訪れることもできなかったのがずっと心残りだったのです。

計画

もらった旅行券を活用したかったので、最初はパックツアーをWEBを検索したのですが、自分の行ってみたいところを網羅したものが見つかりません。それではチケットやらホテルの個別手配をしてもらおうと旅行会社に相談してみたところ、個別の手配は国内のみで海外はパックツアーしか扱っておりませんとのこと。海外こそプロの腕前を発揮する場では?と思ったのですが、そういうことなら仕方ありません。行ってみたい所とその移動にかかる時間を考えながら自分で計画を立てました。

最初に航空券をどうするか考えたのですが、ウェブで航空券の価格を見ると、直行便と乗り継ぎ便であまりにも価格が違うので、乗り継ぎ便に。それから到着時間、出発時間に無理のないエティハド航空というアラブ首長国連邦の国営航空会社の便を選びました。それからホテルを適当に選び、長距離移動する部分はドイツ鉄道(DB)のウェブサイトより乗車券と指定席を予約しました。ウェブから予約した場合は、後にDBからEメールで送られてくるpdfのオンラインチケットを印刷して持っていく必要があります。車内検札時に、この印刷したオンラインチケットと、チケット申し込み時に本人を証明するために指定したクレジットカードを提示することになります。

以下当初計画。

  • 1日目
    21:10 成田発
        (機内泊)
     
  • 2日目
    04:35 アブダビ空港着
    08:55 アブダビ空港発
    13:40 フランクフルト空港着
    14:53 フランクフルト空港長距離列車駅発
    16:29 バーデン・バーデン駅着
        (バーデンバーデン泊)
  • 3日目
        (バーデン・バーデン観光)
    12:34 バーデン・バーデン駅発
    16:49 ローテンブルク駅着
        (ローテンブルク泊)
  • 4日目
        (ローテンブルク観光)
        昼過ぎローテンブルク駅発
        夕方ミュンヘン駅着
        (ミュンヘン泊)
  • 5日目
        (ベルヒテスガーデン観光)
        (ミュンヘン泊)
  • 6日目
        (ミュンヘン観光)
        (ミュンヘン泊)
  • 7日目
    12:10 ミュンヘン空港発
    20:10 アブダビ空港着
    22:05 アブダビ空港発
        (機内泊)
  • 8日目
    13:15 成田着

時間を決めてない部分は、時間的にも余裕があるので周遊券を使い成り行きに任せることにしています。

この計画の中で、危ういと感じたのがフランクフルト空港から列車への乗り換えです。JALの資料で少なくとも75分は欲しいみたいなことが書いてあったのでそれを参考にしたのですが、ここが最も時間が読めない部分で、実際にも問題になりました。あとは各都市で行ってみたいレストランやカフェなどある程度めぼしをつけ計画終了です。ここまですべてネットで済んでしまうのですから便利な時代になったものです。

準備

特別なこととして、銀行の外貨ショップで、多少のユーロの現金を手に入れています。また渡航の数日前にスマホをトイレに流して紛失するという思わぬアクシデントがあり、スマホは旅行先で活用するつもりだったのですぐに新しいものを調達しました。国外での使い方、設定もちゃんと確認し、クレジットカードは万が一のため2枚準備。パスポート、ホテルの予約確認書、航空券のレシート、DBのEチケットをプリントアウトしたもの、あとは旅行ガイド、電子辞書、ノートパソコン、iphoneの充電アダプタにUSBケーブルも準備しました。クレジットカードに海外保険がついていたので、その手引きも印刷しています。

ここでちょっとした豆知識として、日本から持っていく電気器具を現地で使うときの変圧器の必要性です。日本のコンセントの電圧は100Vに対してドイツは230Vです。変圧器が必要なのでは?と思われるかもしれませんが、そのときに注目して欲しいのが電気器具の表記。たとえば写真は持っていったノートパソコンのACアダプタですが、赤線を引いた部分にINPUT 100V-240Vと書いてあります。ドイツのコンセントの電圧は230VなのでこのACアダプタに変圧器は不要です。

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ちょっと専門的な話になりますが、それでは、国内向けと国外向けで何が違うかといえば写真の赤枠で囲った部分です。本来、赤枠部分はドイツの電気用品に対する安全基準に適合したプラグとコードを使わなければなりませんが、普通に使っている分には変換プラグだけ持っていってプラグとコードは国内向けのものを使ってもまず問題になりません。

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7泊8日で、2泊は機内なのでホテルで洗濯は頼まないことにし着替えは5日分ぴったり準備。ドイツのホテルは歯磨きとかはないらしいことと、ホテルのシャンプーとかあまり使わないので、旅行用のそれら日用品、折り畳み傘などをそろえて準備完了しました。