体育の日の三連休、紅葉を見に戸隠にハイキングに行ってきました。戸隠は昨年の年始に初詣に訪れて以来です。
路線バスを降りた後、紅葉スポットとの戸隠鏡池へ向かう林道。
時折通り過ぎる乗客を満載した巡回バスを横目に見ながら、歩く人はほぼいないこの林道を歩くこと三十分足らず。
鏡池と戸隠連峰!
紅葉し始めといったところですが、これはなかなかいいですね〜。レジャーシートを敷いてお弁当を食べたり寝転んでいる人の姿がちらほら見えました。パノラマ写真も撮ってみました。
来週末はもっと紅葉していることでしょう。
ついでに戸隠神社の奥社に行ってみようと戸隠森林植物園を縦断。
園内は小川も流れる平坦な湿地です。
やがて人の声が近づいてきて…
森林を抜け、奥社の参道に合流。
随神門の手前に出てきます。
続く杉の巨木が立ち並ぶ参道。
樹齢約四百年とのこと。これは何かを感じますよ?
この参道、奥に進むにつれてだんだん道幅が狭くなり、やがて山道の様相を呈し始め、最後の方はもはやただの山道でした。正月、中社に初詣した時、この奥社にも行ってみようかしらん、なんて思ったものでしたが来なくて正解でした。冬季はそれなりの装備がないと踏み入ることはできないでしょう。
そんな奥社への参道は参拝客で大渋滞。結構な時間並んで一応お参りしましたがこれは失敗でしたね…。
帰り道。
入り口ではお邪魔しました、と礼をする外国人観光客の皆さまが印象的でした。
今回歩いていて感じたのが、戸隠自体がかなり山に入った場所なのに、その集落からさらに離れた山奥にこの戸隠神社の奥社はあって、なぜこんな不便なところに?ということ。山岳信仰が起源なのかな?と思ったのですが、ネットで調べてみたところ、もともと僧侶が修験場として切り開いたのが始まりのようで、確かにそれにはもってこいの場所です。俗世からあえて距離をとってみて初めて見えてくることがあると考えられていたのかもしれません。現代は科学が進歩して、当時に比べればこの世界に対してずいぶん理解が進んでいると思いますが、それでもそのありように悩みもがき続ける人というのは時を経てもあまり変わらないのだろうな、と思った次第。
さて、これからどんどん秋は深まりやがて冬がやってきます。あまり寒くならなければいいけどな〜(俗世的)。