WOWOWカンヌ国際映画祭ブログ

現地に飛んだスタッフが映画祭の様子を毎日レポート!

コンペ作品「We Own the Night」記者会見模様

2007年05月27日 | 現地レポート

25日 コンペ作品「We Own the Night」の記者会見に行って来ました!

「We Own the Night」


会見の出席者は...
キャスト:

ホアキン・フェニックス(Joaquin Phoenix)
ロバート・デュヴァル(Robert Duvall)
エヴァ・メンデス(Eva Mendes)


スタッフ:
ジェームズ・グレイ(James Gray)監督
マーク・バタン(Mark Butan)
ニック・ウェクスラー(Nick Wechsler)


ハリウッド大スターが3人も揃っているのに、大混雑にならなかった記者会見。それもそう、実は一昨日のプレス試写では上映後かなり強烈にブーイングされてしまった「We Own the Night」
これもコンペ作品にノミネートされると受ける試練です。表と出るか、裏と出るか。
コンペ対象外の招待作品とかだと、少々駄作でもブーイングにもならないのですが、コンペ作品となると、プレス試写は非常に厳しいのです。だからこそ、コンペに出品されると、監督始め製作スタッフはストレスを抱える事になるのです。
(レッドカーペット歩いて、華やかな気分を味わってるだけがカンヌ映画祭ではありません!想像してみて下さい。自分が全力尽くした作品がカンヌ映画祭にノミネートされ、幸せ気分になるのもつかの間で、プレス試写でブーイングを浴びるなんて。昨年ソフィア・コッポラ監督の「マリー・アントワネット」もプレス試写でブーイングの嵐にあい、何も知らされていなかったソフィア。記者会見の最中に記者に教えられ、「ブーイングされたとは知らなかったわ。」と顔が引きつっていました。その表情は今でも忘れられない程痛々しかった。)


さて、「We Own the Night」の記者会見はどんな具合に。


ブーイング事件のことを知らされていたのか、逆に冗談攻めで始まった会見。
とくにホアキン・フェニックスは、かなりのハイテンションモード。落ち着かないったら。会見の途中でコソコソと煙草は吸い出すし、トイレ(?)に出て行ってしまうし...


ホアキン・フェニックスの起用についての質問に対し自ら「他の役者に断られたから僕のとこに話がきたに違いない!う~酷いなあ!」とひとり芝居してました。

エヴァ・メンデス:
ホアキンはいつもこんな感じよ。常に皆が彼の相手をしてあげないといけないの。まるで子犬みたいでしょう!

エヴァ・メンデス


相変わらすセクシーなエヴァにこんな質問も!「一番気に入ったセックスシーンは?」
エヴァ・メンデス:
ほんとに緊張したわよ!はじめてのセックスシーンだもの。ジェームズは利巧で、このシーンを撮影スケジュールの最後に回してくれたの。だから私もスタッフに慣れた時だったし。しかも撮影前にウォッカオレンジを出されてね。仕事してる時は絶対飲まない主義なんだけど、さすがに飲んでしまったわ!


カンヌ映画祭コンペ作品に選ばれて、という質問に対し。
エヴァ・メンデス:
え?これってコンペ作品だったの?(と、とぼけジョークの後)私にとって今までの中で一番素晴らしい作品だし、この作品でカンヌに来られたのは光栄なこと。


ロバート・デュヴァル:
ここに来れて誇らしく思ってる。
是非とも勝って帰りたいね。


ホアキン・フェニックス:
ああ、悪くないよね。

ホアキン・フェニックス


ジェームズ・グレイ:
正直な話、2000年に「裏切り者」でカンヌに来たとき、賞を貰えるかもって期待しすぎて、何もなくてがっかりしてホテルから石を拾って帰って来たんだ。だから、今回の心境は、映画を作ることこそが喜びなんだと、そして、またカンヌ映画祭にノミネートされて、それだけで光栄なんだと。
自ら慰めモードに入っているという事の伺われる会見でした。

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WOWOWにて単独インタビュー放送予定!
「VIVA カンヌ映画祭 2007」
放送は、
6月3日(日) 午後 7:00~
再放送は、
6月5日(火) 午後 6:00~
お楽しみに!


カンヌ市長主催の素敵なランチ会

2007年05月26日 | 現地レポート

25日
カンヌのシュヴァリエ山にある博物館、カストル博物館にて、カンヌの市長が審査委員とジャーナリストを招き、ランチ会を開催しました。

旧市街の高台にある素敵な広場にて、プロバンス料理が振る舞われました。

高台からカンヌを望む景色

入口で食前酒を頂き、それを手に民族衣装に身を包んだ女性と音楽を奏でる男性の輪をくぐると、かわいらしいテーブルセットが待っていました。

年配のおじさんが奏でる素敵な演奏


南仏らしい陽気の中、芸術的な雰囲気で素晴らしい環境でした

テーブルにはひまわりがあしらわれ、フランスパンや野菜ディップ、白ワインと赤い色したリキュールなど所狭しと並べられていました。(メインやデザート、食後のコーヒーなどはバイキング方式)

食事開始は13時の予定だったのですが、誰かが合図を出す訳でもなく、到着した人が食べたいときに食べ始めるというかなりゆる~いランチ会でした。市長が挨拶をされる場面もありましたが、全くお固い感じではありません。

審査委員たちは予定より1時間遅い14時頃に登場し、カメラマンに写真を撮られながらも、彼らは和やかに食事を楽しんでいました。その後、何か始まると思いきや…アレレ?みなさん早々に帰られてしまいました。ランチ会と言っても、本当にただ食事しただけだったのです。

食事を楽しむ審査員たち


ランチ会場のカストル博物館は、映画祭のメイン会場があるところからさほど離れていないのですが、ここはかなり南仏の香りを色濃く感じることができました。

パレ(メイン会場)からホテル・マルチネスに続くメインストリートはホテルや高級ブティックが建ち並ぶまるで銀座のような街並です。それでいて、地中海に面しているという世界でも最も贅沢な土地かもしれません。いつも多くの観光客で賑わっています。

それとは打って変わり、旧市街は市民の生活の場として賑わっています。

狭い道幅に所狭しとお店が並び、レストランは店の外にもテーブルを出していたりとヨーロッパらしさを強く感じる素敵な所でした。


女性とっては好みの街並かも知れません。
機会がありましたら、ぜひ足を運んでみてください。


カトリーヌ・ブレイヤ監督「Une Vieille Maitresse 古い愛人(原題)」の記者会見

2007年05月26日 | 現地レポート

25日
カトリーヌ・ブレイヤ監督のコンペ作品「Une Vieille Maitresse 古い愛人(原題)」の記者会見が行われました。

カトリーヌ・ブレイヤ監督は今回コンペティション部門にノミネートされた数少ない女性監督の1人。
(今回は合計22本のコンペ作品のうち、河瀬直美監督と、アニメ作品「Persepolis」の共同監督の1人であるイラン系フランス人のマルジャン・サトラピ監督と、カトリーヌ・ブレイヤ監督の3名のみ!)

カトリーヌ・ブレイヤ監督はフェリーニやピアラの元でシナリオライターとしての経歴があり、監督業に移行してからは、芸術と文学とポルノグラフィーの境界線での作品を生み出すことでも有名です。
2004年の「Anatomie de l'enfer 地獄の解剖学」ではポルノの帝王ロッコ・シフレディを主演男優として起用して話題を呼びました。
が、この製作後、ブレイヤ監督は脳卒中にあい、5ヶ月間入院。そしてリハビリ期間を得て、半身麻痺の身体でこの「Une Vieille Maitresse 古い愛人(原題)」に取りかかったそう

「映画が私の全て。映画を撮る事こそが私のリハビリ」とブレイヤ監督は言います。

記者会見には、プロデューサーのJean-Fransis Lepetit氏がブレイヤ監督の手を引いて静かにゆっくりと登場。

カトリーヌ・ブレイヤ監督

今回の作品のヒロインはアーシア・アルジェント、そして主演男優はイブ・サンローランのポスターなどで知られている、「ヴェニスに死す」のタッジオを連想させる、ギリシャ彫刻風美少年フアッド・アイト・アトォー

カトリーヌ・ブレイヤ監督:
「フアッドは見た瞬間に啓示的なものを感じたわ。彼こそ私がずっと探していた、イタリアンルネッサンスの美少年の容貌で、フェミニンだけれど、女っぽいのではなく、神聖な美を備えた人。そして、アーシアもフェミニンだけど女っぽくなく、そして豹のようで、セクシーで力強い。映画を作る誰もが一度は宿命の女を描きたいと願うもの。この作品のアーシアは私にとっての宿命の女の姿よ。


フアッド・アイト・アトォー

アーシア・アルジェント:
カトリーヌはこの世の中で唯一私より強いと感じた人間。これまでは誰と仕事をしても、力関係を感じた事はなかったけど、カトリーヌだけは別。私が唯一恐れる人間。」

会見後、アーシアはカトリーヌにベッタリ。まるで凶暴な野生動物が、カトリーヌの腕の中では飼い犬のようになってしまう、という風景でした。
アーシア・アルジェント(写真右)と抱き合うカトリーヌ・ブレイヤ監督


チョン・ドヨン、ソン・ガンホ出演!コンペティション作品「Secret Sunshine」記者会見模様

2007年05月26日 | 現地レポート
24日、コンペティション作品「Secret Sunshine」の記者会見が行われました。
出席者:イ・チャンドン監督(Lee Chang-dong)、チョン・ドヨン(Jeon Do-yeon)、ソン・ガンホ(Song Kang-ho)

左からイ・チャンドン監督、チョン・ドヨン、ソン・ガンホ

質問:この作品における宗教の位置づけはどういったところにありますか?
イ・チャンドン監督:宗教についての映画じゃない。人間についての映画だ。信仰をもっているとかないとか関係なく。キリスト教をこの作品の中で使ったのは、まず、韓国にはキリスト教信者の数が非常に多いし、キリスト教は他の宗教よりも、許す事、和解するとい今回の作品のテーマの追求をしている宗教だと思う。


チョン・ドヨン:この役を演じるにあたって、自分が体験したことのない想像を絶する状況だから、感情面で準備する事はできなかった。この作品は私にとって10作品目の映画だけと、とてもエネルギーを要したので、まるで初心者に戻った気分でした。


ソン・ガンホ:自分自身はあまり役に投影はされてないと思う。でも、この人物は韓国でよく目にする典型的なタイプの男だったので、わりとリラックスして演じたよ。


質問:
今回コンペ作品に韓国映画が2本入ってますが、韓国ブームが続いていると思いますか?

イ・チャンドン監督:コンペにノミネートされる数と、ある特定の国への認知とは関係ないと思う。ひとつの映画が国籍を持つ前に、それはチームのものだと思う。もちろん、韓国映画が沢山コンペにあることで、韓国映画への注目へと繋がり、どんどん新しいエネルギーへと繋がればいいと思う。

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「Secret Sunshine(密陽)」

監督:イ・チャンドン
キャスト:チョン・ドヨン、ソン・ガンホ


世界で最も受けたい授業。巨匠スコセッシ監督の『シネマ・マスタークラス』に潜入!

2007年05月26日 | 現地レポート

24日
マーティン・スコセッシ監督が映画の撮り方やコツ、哲学を直伝する『シネマ・マスタークラス』がドビュッシー会場で行われました。

カンヌ映画祭恒例になった『シネマ・マスタークラス』。
巨匠の授業を受けたい多くの人たちが集まり、会場前には長い長い列が!


面白いのが、もう会場に入れないと思って半べそかきながら並んでいる人がいました
(笑)

会場には観客としてあのタランティーノ監督の姿もありましたよ!

6本の作品のワンシーンを観ながら行われたスコセッシ監督の『シネマ・マスタークラス』。とても貴重な時間となりました!

映画の勉強をしている人たちへのスコセッシ監督のアドバイスは....
映画は学校で勉強できるものじゃない。映画を撮りながら勉強するんだ。一番大事な事は、本気で映画を撮りたいと欲する気持ち。映画を撮るってことは、中途半端な意思じゃ難しい。家族との時間を大事にしたい、なんて言ってて出来るもんじゃないんだ。まあ、家族と時間を楽しく過ごしながら映画を作る人もいるだろうけど、僕はそうじゃないんでね」

みんなスコセッシ監督のお言葉に耳を立てて聞いてました。


「The Edge of Heaven」の会見

2007年05月25日 | 現地レポート

24日『コンペ作品』トルコ系ドイツ人のファティ・アキン(Fatih Akin)監督「The Edge of Heaven」の会見が行われました。

ファティ・アキン監督は2004年ベルリン映画祭で金熊賞を獲得していて、今注目の若手映画監督。今回の作品もジャーナリストから大絶賛!
トルコ系ドイツ映画という響きで、地味な会見になるかなと思いきや、パルム候補ということで大勢の記者が集まりました。
ドイツ・ハンブルグ生まれのファティ・アキン監督はトルコ系移民の家庭に生まれ、ハンブルグ芸大の映像コミュニケーション科を出て、俳優業を経て監督業に移行していったそうです。

役者をやっていただけあり、なかなか魅力的な濃い顔です。
スコセッシ監督をリーダーにしたワールド・シネマ・ファウンデーションのメンバーとして先日記者会見ではウォン・カーウァイ監督の隣に座っていましたが、全然引け目なく、派手な顔が印象的だったし。

ちなみに、カンヌ映画祭で立派な監督として認められるには、素晴らしい映画を作る、という以外に以下の点が重要のように思えます。
1 英語が堪能なこと。
2 話が上手いこと。
3 容姿が良いこと。

(これはハンサムとかそういうことではありません。要するに印象的な容姿であることなのです。)

これらの条件が揃って初めてカンヌ映画祭ファミリーに加わることが出来るのです。
女性監督は、どうもカンヌファミリーの地位を獲得するのは難しいようですねえ。

「The Edge of Heaven」の記者会見参加者:
監督:ファティ・アキン
出演者:Tuncel Kurtiz、Nursel Koese、Hanna Schygulla、Nurgul Yesilcay、Patrycia Ziolkowska、Baki Davrak
プロデューサー:Klaus Maeck、Funda Odemis

質問:
トルコ映画に出演するのは2度目ですが、ファティ・アキン監督の魅力は?
Hanna Schygulla:
ファティ・アキンとベルリンで初めて会ったとき、彼のナイーブで美しい容姿が、ファスビンダー(映画監督ライナー・ベルダー・ファスビンダーの事。)を思わせたわ
この作品のシナリオをうけたとき、若い映画監督にしては珍しく、死が生の一部であるという根本的な考え方を意識していると思ったわ。多くの若い映画監督は、死はタブーで戦うものとして描くのに対して、ファティ・アキンが展開させたこのストーリーをとても気に入ったわ。身内の死を受け入れて、悲しみにふけるのではなく、残されたやるべき事を続行して、喪を黄金に変換していくというアイデア。受けとる事より、与える事の喜び。

写真中央ファティ・アキン監督

ファティ・アキン監督:
スコセッシが今でも沢山の映画を見て常に師匠を見つけようとしている、と言ったが、僕も必ず少なくとも1日1本は映画を観て師匠を探している。僕がこの仕事を続ける限り、このように常に探し続けたいと願う。

Tuncel Kurtiz:
我々の目的は、ヨーロッパコミュニティーを作ることじゃなくて、ワールドコミュニティーを作る事だ。世界は小さな家のようなもの。皆の庭を作るべき。言語は大した問題じゃないんだ。

ファティ・アキン監督:
2年前にカンヌ映画祭に審査員として参加したときは、もっと楽だった。
毎日3本映画観て、それは楽しかったよ。ここはまるでサッカーのワールドカップのような場所。審査員やコンペ対象外で招待されて来た時は、まるで友好試合をしているようなもの。コンペにノミネートされるってことは、まるでブラジルと戦うようなもんだよ。

記者会見の後、司会を務めるお馴染みのHenri BEHAR氏も、ファティ・アキン監督に個人的に「この作品は素晴らしかったよ。本当にありがとう。」と絶賛してました。

実は私はプレス試写を見逃していたので、この記者会見には作品を観ていないまま出席してみたのですが、きっとこれは素晴らしい作品なんだ...という匂いがしたので、どうにかして公式上映で観たいな~と思い、なんとかチケットをゲットして19時のレッドカーペットを歩き、製作スタッフが出席する公式上映で拝見したのです!

もう感動作品です~!
ウォルター・サレスの「モーターサイクル・ダイアリーズ」を観た時にも感じた、あの、心が洗われるような感覚。映画が終わって、まるで癒されているわけですよ!
涙を流しながらエンドロールで皆大拍手。スタンディングオーベーションも長々と続きました。手が痛くなったけど。

とにかく、数日間のカンヌ映画祭の疲労もすっかり吹っ飛びましたね。
これだから、映画っていいな~という宝石のような作品です。


チョン・ドヨン、ソン・ガンホに接近!「Secret Sunshine」レッドカーペットの模様。

2007年05月25日 | 現地レポート

偶然にもコンペティション作品「Secret Sunshine(密陽)」のレッドカーペットに遭遇!ベストポジションで撮影に成功しました。

ビューティフルなチョン・ドヨンとナイスガイなソン・ガンホ氏。明るい二人の笑顔に癒されました♪


美しい笑顔のチョン・ドヨン


満面な笑顔のソン・ガンホ

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「Secret Sunshine(密陽)」


監督:イ・チャンドン
キャスト:チョン・ドヨン、ソン・ガンホ


コーエン兄弟監督「No Country For Old Men」記者会見の模様

2007年05月25日 | 現地レポート

5月19日に行われた、コンペ作品のコーエン兄弟監督「No Country For Old Men」の記者会見が行われました。

会見には、ジョエル&イーサン・コーエン監督(Joel&Ethan Coen)、ジョシュ・ブローリン(Josh Brolin)、ハビエル・バルデム(Javier Bardem)、ケリー・マクドナルド(Kelly MacDonald)が参加しました。


ジョエル&イーサン・コーエン監督

質問:今回の作品のユーモアは「ファーゴ」に共通するものを感じるのですが?
イーサン・コーエン監督:映画を作り終えてから、「ファーゴ」と共通点があったことに気がついたんだ。でも、この作品は100%僕らのものじゃない。小説の映画化だ。原作のユーモアを映画の中に入れ込んだつもり。僕ら独自のユーモアだけが作品に入り込むのは避けたつもりだ。


写真左からジョシュ・ブローリン、ケリー・マクドナルド、ハビエル・バルデム

質問:スコットランド人のあなたがどうやってテキサス人の役を得たの?
ケリー・マクドナルド:テキサスのアクセントは独特で、スコットランド人の私に演じることが可能だとコーエン兄弟に納得させるまでが大変だったわ。私の声を録音したものを渡したんだけど、2ヶ月間何の返事もなかった。キャスティングディレクターが押してくれたんだけど、イーサン・コーエン監督は好意的だったけど、ジョエル・コーエン監督はとっても厳しい感じだったわ!
ジョエル・コーエン監督:なんでスコットランド人がテキサス人を演じるんだって、ありえないと思ったよ!


写真左からケリー・マクドナルド、ハビエル・バルデム

質問:ジョエル&イーサン・コーエン監督について
ジョシュ・ブローリン:現場で不思議な感じだよ。まるで一人の人物が二つ顔を持ってるような感じだからね。
ハビエル・バルデム:二人が同じベッドで寝てないと聞いてビックリしたよ!


記者にサインするジョエル&イーサン・コーエン監督
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「No Country For Old Men」

監督:ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン
キャスト:ジョシュ・ブローリン、トミー・リー・ジョーンズ、ウディ・ハレルソン、ケリー・マクドナルド、ハビエル・バルデム
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WOWOWにて単独インタビュー放送予定!
「VIVA カンヌ映画祭 2007」
放送は、
6月3日(日) 午後 7:00~
再放送は、
6月5日(火) 午後 6:00~
お楽しみに!


「オーシャンズ サーティーン」のレッドカーペットの模様

2007年05月25日 | 現地レポート

これが「オーシャンズ サーティーン」のレッドカーペットの様子だ!

大スター勢揃いのレッドカーペットともあり、会場周辺にはハリウッドスターを一目
見ようと一般客が大勢詰め寄りました!

すっ、凄い人!(写真クリックで拡大)

ジョージ・クルーニーがバリケートの端から端までファンに握手をして回るという大
サービス。

片っ端から握手するジョージ・クルーニー



偉い!
スターはこうでなきゃね!

ブラピ、アンジーも登場。

アンジーの黄色いドレスが眩しい!




レッドカーペットには子供達も参列していました!


レッドカーペットが敷かれた階段を登ります。

ゴージャスで凄いなあ。

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「オーシャンズ サーティーン」

配給:ワーナー・ブラザース映画

8月11日(土) 丸の内ピカデリー1他全国ロードショー


ブラピだ!ジョージ・クルーニーだ!「オーシャンズ サーティーン」記者会見

2007年05月25日 | 現地レポート

行ってきました、「オーシャンズ サーティーン」記者会見!

「マイティ・ハート」の時はプレス試写を見た後、のんきに会見場に行ったら、「白色のパスとピンクに黄色マークがついてる人以外だめ!」
(「マイティ・ハート」のブログで述べてあるようカンヌ映画祭のパスは階級制になっている)とガードマンに言われ、もぐりこもうとしたけど抱きかかえられて連れ戻された

今回は会場に1時間前に到着!
そしてすんなり入れました。「ほっ。」

それにしても大混乱の記者会見室、写真を撮るために会見台のまん前に1時間前から座り込んでやっとこさ撮れたのがこの写真。

「ブラピも歳とったなぁ~。」なんてノスタルジックに駆られながら写真を撮ってました。

その反面全く変わらないのがジョージ・クルーニー、会見でも結婚を考えないのかなんて聞かれて「YESかNOでいうとNOだね~。」なんて答える程の独身貴族。
歳をとらない秘訣なのかもですね。

さて会見場では、シリアスな質問には冗談で返すのがお決まりのジョージ・クルーニー、彼の影響か、オーシャンズシリーズの記者会見はいつもまともなやりとりにならない程の爆笑会見となるのですが、今回もそのまんま。


アンディ・ガルシア

アンディ・ガルシアなんてオプラ・ウィンフリーとのシーンのことを聞かれて「彼女と寝たからねー」なんて冗談を飛ばす始末。


みんな笑顔が絶えません。
こんな状況での撮影はさぞかし楽しかったでしょうね。
映画というより、みんな趣味で集まってわいわいやってたらいつのまにか映画できちゃったー、という感じの作品ですよ。気楽に豪華キャストの華々しさが楽しめます。

それにしてもひとつ気になったのがマット・デイモンの存在。

いまや”ボーン”シリーズをしょって立つハリウッドの大スターなのですが、この会見場で見る限り、完全に子ども扱い。
ドン・チードルやアンディ・ガルシアからもからかわれる始末。
ハーバード大学に行っていた秀才俳優の影は全くありませんでした。
そんな状況を本人も楽しんでる感じでしたけど…。

この爆笑会見の模様はVIVAカンヌ映画祭2007で!
WOWOW「VIVA カンヌ映画祭2007」
放送は、
6月3日(日) 午後 7:00~
再放送、
6月5日(火) 午後 6:00~

そして会見終了後のカンヌ恒例行事、サイン奪取!

サインするブラッド・ピット

私、運がいいのかなんとブラピとジョージからゲット。
サインもらう前ともらった後はブラピと視線が合いまくって幸せな瞬間を味わってしまいました…。

それにしても落書きのようなサイン…。

左がジョージ・クルーニー、右がブラッド・ピットのサイン

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「オーシャンズ サーティーン」

配給:ワーナー・ブラザース映画

8月11日(土) 丸の内ピカデリー1他全国ロードショー