ぼくはいつも、ぼくの空を見上げる。
じっとりとした梅雨の日々は、空も黒ずんでいる。
けれどもぼくは、じっと空を見上げる。
すると、空の一点に晴れ間が広がってくる。
今日、君の空は晴れているか。
ぼくの空の東側がずいぶんと暗い。
それは明日の太陽をさえぎろうとする働きか。
それとも、君の心の重さの故か。
君よ、今日も苦しみ喘ぐ君よ。
それでもじっと見上げるのだ。
君の空を。
どんな曇天でも、その上には必ず太陽が位置している。
どんな雨もやがては晴れ間に変わる。
祝祭の、生まれたてのような太陽の光は、
きっと大きな虹をつくってくれることだろう。
君よ、下を向かずに、どうか君よ。
今日という日を生きていこう。
負けないで生きていこう。
太陽はきっと輝く。
君の頭上に。
さあ、笑顔でいこう。
その笑顔こそが、太陽を招きよせるのだから。
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