立ち眩むほどの哀しみが
不意にぼくを襲い、
涙があふれ出す。
ああ、ぼくよ、
ぼくの哀しみなんかに目をくれず、
誰かの哀しみを思いたまえ。
存在することは哀しむことではない。
生きることは歓びだと、
ぼくは
自分で言っているではないか。
たった一人でいいと、
自分で言っているではないか。
歩け歩け。
ぼくよ、明日へ。
目指せ目指せ、
ぼくよ、歓喜の大地を。
もう何度も経験し、
もう何度も分かっているのに、
それでも涙があふれ出す。
分かっているんだ。
生きることは歓びだ。
ぼくはたった一人なんだ。
誰かに分かってもらおうなんぞ、
甘えたことを考えるな。
自分の涙は自分が拭く以外にない。
歩け歩け。
ぼくよ、明日へ。
目指せ目指せ、
ぼくよ、歓喜の大地を。
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