漢字の漆には他の樹木と違いきへんではなくてさんずいが使われています、これはウルシの樹から取れる樹液のことつまり漆のことをさしているそうです。今では普通にウルシの樹の事を漆と表現しています。
それから、漆のことをジャパンと言うそうですが元々は外国から渡ってきたものだそうです、縄文の頃にもすでに漆を施した物が使われていたとか聞きますから外来種という風には言えないような気もしますが。
これは家の近くで見つけたものです、漆掻きをした痕跡ですね、今はこの辺で漆を掻くという話は聞かないのでこの樹がもう少し小さい頃掻いた物でそれが痕として残っていた物だと思います。
話しでは他の地方から漆掻きの本職を呼んで自然に生えた漆の樹から漆の樹液を採取していたということです。
自生しているというか鳥が種を運んで生えたというか結構そこらに生えている物です。この漆をこの地方では「ほんうるし」とか「さとうるし」などと呼んでいます。
この地方で見られる漆科の植物は他にヤマウルシ、ツタウルシ、ヌルデが有りますがそのうちでヌルデは被れることが有りません。
漆の実です、シジュウカラなどの野鳥がやってきて其のうちに全てなくなる予定です。
私は何度かこの漆に被れた事があります、人は慣れるといいますが私は慣れないようです、くわばらくわばら。
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