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Wonder's World-Wide (WWW)
2年間の英国生活から3年余りが経ち、すっかり日本国内の生活に浸かっています。
でも撮り溜めた写真がまだたくさんあるので、徐々にでもアップしていきます♪
橋好きには見逃せない名橋「フォース・ブリッジ」
エジンバラの西14kmほどの位置にあるこの「フォース・ブリッジForth Bridge」。鉄道橋であることを強調する為に「フォース・レイルウェイブリッジForth Railway Bridge」とも呼ばれますが、その名の通りエジンバラの北側に広がるフォース湾を跨ぐ鉄道橋で、7年の歳月をかけて1890年に開通したそうです。エジンバラから北のダンディーDundee、アバディーンAberdeenを結ぶ列車はここを通ります。
このように、2004年の1ポンドコインのデザインにもなるくらい見た目の美しい鋼橋で、私のような橋好きの方には見逃せないものの一つと言えましょう。これぞまさに「土木遺産」という存在感です。
中を通っている列車が見えますでしょうか?橋のスケールの大きさが良くわかると思います。
5万5千トンもの鉄を使ったこの橋は、桁部分の満潮時の海面からの高さが46mあります。ちょうどこの日は、塗装の塗り直し作業でしょうか。白い箱のようなもので一部が覆われていました。海辺の鋼橋ですから、防錆のための塗装の重要性、塗り直しの頻度やコストは大変なものだと想像できます。
さて、この橋の見える場所からは、左側に吊り橋の道路橋である「フォース・ロードブリッジForth Road Bridge」も見る事ができます。
無理やり作ったパノラマはこちら。
両方の橋をまとめてこんな感じで見ることができます。
(クリックすると拡大します。無理やりつなげたので、つなぎ目はあまりじっくり見ないで下さいね・・・)
こちらは1964年に開通した吊り橋形式のもので、海面からの高さは44mだそうです。
中央支間(橋脚と橋脚の間)は1006mもあり、3万9千トンの鉄と11万5千立方メートルのコンクリートを使用しているそうです。
ここは高速道路が無料のイギリスにしては珍しい有料の橋で、私が通った時は2ポンドほど払った記憶があります。(通る時間によって変動するそうです)
さて、この素晴らしい眺めを見られる場所のご紹介です。
通りの名前は"Rose Lane"(ロスリン礼拝堂とは関係ありません悪しからず)。
昔スコットランド女王のマーガレットが船を接岸させた事から名前が付いたQueens Ferryの街(湾の北側はNorth Queens Ferry,南側はSouth Queens Ferryですが、ここは南側)の近くにあります。
敢えて南側を選んだのは、北側からだと橋と太陽が同じ方向になって逆光の写真になることを怖れたからです。
エジンバラからA90で来た場合は、途中でB924に曲がってQueens Ferryを目指して下さい。また、エジンバラの南(ロスリン礼拝堂側)からA9000で来た場合は、テスコの見えるラウンドアバウトで右折して同じくQueens Ferryを目指して下さい。
しばらくフォース・ロードブリッジを目指して走ると、右側に細~いRose Laneの道が見えますので、ゆっくり走って見逃さないようにして右折して下さい。突き当たりが展望台となる駐車場となっています。
A90でずっとフォース・ロードブリッジを目指してしまうと、そのまま橋を渡ってしまって展望台を逃してしまうので、ご注意下さい!!
こちらは、料金所通過後、フォース・ロードブリッジを渡りながらのオンボード映像です。レイルブリッジもかすかに見えています!
今日の記事は以上です。
また次回の記事もお楽しみに♪
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このように、2004年の1ポンドコインのデザインにもなるくらい見た目の美しい鋼橋で、私のような橋好きの方には見逃せないものの一つと言えましょう。これぞまさに「土木遺産」という存在感です。
中を通っている列車が見えますでしょうか?橋のスケールの大きさが良くわかると思います。
5万5千トンもの鉄を使ったこの橋は、桁部分の満潮時の海面からの高さが46mあります。ちょうどこの日は、塗装の塗り直し作業でしょうか。白い箱のようなもので一部が覆われていました。海辺の鋼橋ですから、防錆のための塗装の重要性、塗り直しの頻度やコストは大変なものだと想像できます。
さて、この橋の見える場所からは、左側に吊り橋の道路橋である「フォース・ロードブリッジForth Road Bridge」も見る事ができます。
無理やり作ったパノラマはこちら。
両方の橋をまとめてこんな感じで見ることができます。
(クリックすると拡大します。無理やりつなげたので、つなぎ目はあまりじっくり見ないで下さいね・・・)
こちらは1964年に開通した吊り橋形式のもので、海面からの高さは44mだそうです。
中央支間(橋脚と橋脚の間)は1006mもあり、3万9千トンの鉄と11万5千立方メートルのコンクリートを使用しているそうです。
ここは高速道路が無料のイギリスにしては珍しい有料の橋で、私が通った時は2ポンドほど払った記憶があります。(通る時間によって変動するそうです)
さて、この素晴らしい眺めを見られる場所のご紹介です。
通りの名前は"Rose Lane"(ロスリン礼拝堂とは関係ありません悪しからず)。
昔スコットランド女王のマーガレットが船を接岸させた事から名前が付いたQueens Ferryの街(湾の北側はNorth Queens Ferry,南側はSouth Queens Ferryですが、ここは南側)の近くにあります。
敢えて南側を選んだのは、北側からだと橋と太陽が同じ方向になって逆光の写真になることを怖れたからです。
エジンバラからA90で来た場合は、途中でB924に曲がってQueens Ferryを目指して下さい。また、エジンバラの南(ロスリン礼拝堂側)からA9000で来た場合は、テスコの見えるラウンドアバウトで右折して同じくQueens Ferryを目指して下さい。
しばらくフォース・ロードブリッジを目指して走ると、右側に細~いRose Laneの道が見えますので、ゆっくり走って見逃さないようにして右折して下さい。突き当たりが展望台となる駐車場となっています。
A90でずっとフォース・ロードブリッジを目指してしまうと、そのまま橋を渡ってしまって展望台を逃してしまうので、ご注意下さい!!
こちらは、料金所通過後、フォース・ロードブリッジを渡りながらのオンボード映像です。レイルブリッジもかすかに見えています!
今日の記事は以上です。
また次回の記事もお楽しみに♪
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コメント ( 14 ) | Trackback ( 0 )
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フォースブリッジ・・・すごいですね、やっぱり。
100年以上も前からこんなすごい橋が掛かっていたことが、感動です。いつか必ず行くぞ~!!
Wonderthunderさんはいろんなところにいかれているんですね!また、ゆっくり記事を拝見します。
ちなみ、イギリスには10年ほどまえ、ツアーで行ったことがあります。
ベーカー街でシャーロックホームズ&ワトソンさん(営業から戻られたところでした、ハハハ)に会ったのが思い出されます。
あと、ロイヤルコペンハーゲンの工場見学の記事も興味津々です。(かつてデンマークに行ったのに、これまたツアーだったので、見学できなかったんです。)陶器、知識ゼロですが、大好きなんです!
これからも、遊びに来ます!!
私も前から気になっていて、「ついに行った」という感じです。是非近いうちに訪れてみて下さい♪
10年前ですか・・・私は10年前にはロンドンでトランジットをしてスペインに行っただけで、観光はしませんでした。
ベーカー街!いつか「観光として」見に行こうと思いながら、別の用事で通過してばっかりです。「住むこと」と「訪れること」が違う事を実感させられます。
デンマークの記事も見ていただいてありがとうございました。また今後ともよろしくお願いいたします♪
TBありがとうございます。
私が撮ったのよりも正しい姿のForth Road Bridgeが見れて嬉しかったです。
ではでは。
こちらこそご訪問ありがとうございます。
なかなかフォースブリッジのことを話題にしている方が見当たらなかったので早速TBさせていただきました。
また遊びにいらして下さい。よろしくお願いいたします。
あの辺りのことはよく知らないので、思いっきり橋の下から写真撮ってました・・・
ブログの方もゆっくり拝見させていただきますね。
こちらこそ初めまして。
この場所は私が勝手に展望台があることを予想して走ってみたら偶然見つけたのです。
他の記事も是非ゆっくりご覧下さい♪
よろしくお願いいたします。
お返事遅くなりました。
同じような興味をお持ちの方にご連絡いただき、私も嬉しいです♪
また他の記事もご覧になってください。
ありがとうございました。
素敵なお写真がたくさんで楽しいですね!
私も現在在英駐在5年目で欧州をあちらこちら旅行しております。
実はこのフォース鉄道橋と日本には深い関わりがあります。
スコットランドの20ポンド紙幣になんと日本人の姿が印刷されていることをご存知ですか?
渡辺嘉一さんという安政~昭和に活きた技師で
フォース鉄道橋の建設に尽力した人です。
今の東大工学部を経てグラスゴー大に入り、東洋に起源のあるカンチレバー式という
方法を使うことを考案、当時困難と言われたフォース湾に鉄道橋を架けた功績が讃えられたのだそうです。
紙幣のフォース橋の右上に小さく3人の技師がカンチレバーの原理を人間模型で表している姿があり、真ん中の人がそうです。
残りの二人はイギリス人で彼だけがグラスゴーにゆかりがあったため、現地のスコットランド人たちからは
他の2人よりも親しまれていたのだそうです。
このフォース橋は現在世界遺産の登録候補に挙がっているそうです。
当時土木・建築工学はスコットランドが進んでいて、現在の東大工学部の教授の多くが
スコットランド(主にグラスゴー大)からきていたそうです。
なので学生達もスコットランドなまりに馴染みがあり、もっと学ぶためにとスコットランドを訪れる卒業生たちが多くいたとか。
英国の産業革命を支えていたのはスコットランドの技術だったんですね!
長くなりましたが思わず書き込んでしまいました。
もしスコットランド紙幣をご覧になる機会がありましたら彼を探してみてください***
お邪魔いたしました。
この橋は依然ツアーで旅した時に、添乗員さんが、スケジュール外の父のリクエストにわざわざお応え下さり、少し早めにホテルを出発して立ち寄って下さる、と言うご配慮のもとに見ました。
とても、懐かしく拝見しました。
有名な橋だそうですね。
兎に角、あの時代に凄い橋が出来たものだと、改めて感心しました。イギリスの技術には圧倒されます。
ふと、目にした貴方のこのページ、素敵です。
ご訪問ありがとうございます。
無断で無い限りは全く構いませんので、どうぞお使い下さい。使っていただけてむしろ嬉しいです。
お役に立てるのなら良かったです。