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Wonder's World-Wide (WWW)
2年間の英国生活から3年余りが経ち、すっかり日本国内の生活に浸かっています。
でも撮り溜めた写真がまだたくさんあるので、徐々にでもアップしていきます♪
英語と日本語における外国の地名についての一考察
外国の地名って、日本語・英語・現地語でそれぞれ違って結構混乱しがちです。
ロンドンに来て私が始めに衝撃を受けたのが、
フローレンスFlorence=フィレンツェFirenze
だと言うことを知った時でした
これって、日本語だと現地読み(イタリア語)通りに「フィレンツェFirenze」ですが、英語だとフローレンスFlorence、と言う事なので、
パターン1:日本語では現地読み、英語では違う呼び名
というよく見かけるパターンになります。
このカテゴリーに入るのはイタリアに多くて、
日本語=現地読み/ 英語
ナポリNapoli/ネイプルズNaples
ベネチアVenezia/ベニスVenice
トリノTorino/チューリンTurin
イタリアItalia/イタリーItaly
他の国では
プラハPraha/プレイグPrague
ミュンヘンMünchen/ミューニックMunich
ジュネーブGenève/ジェネーバGeneva(スイス)
ジェノバGénova/ジェノアGenoa(イタリア)
アテネAthínai(アティネ)/アテンズAthens(ギリシャ)
ケルンKöln/コローンCologne(ドイツ)=「オーデコロン」の語源ですね
などが挙げられます。
では逆に、日本語が現地読みと大きく異なり、英語が元になっているものを挙げてみましょう。
(これはロンドンで買った地図の情報を参考にしています)
パターン2:日本語は英語名から来ていて、現地語とは異なる
以下の現地読みの国がどこだか想像してみて下さい。
Suomi
Sverige
Norge
Polska
Ellas
Österreich
Ísland
España
Lisboa
これらは順に、
フィンランドFinland
スウェーデンSweden
ノルウェーNorway
ポーランドPoland
ギリシャGreece(グリース、ですが)
オーストリアAustria
アイスランドIceland
スペインSpain
リスボンLisbon(ポルトガル)
になります。
この変則パターンが、
パターン3:日本語は英語名の形容詞形から、現地語とは異なる
日本語=英語形容詞形/英語名/現地読み
スイスSwiss/Switzerland/Scheweiz
これの亜流が、
パターン3’:日本語は現地語の形容詞形から、英語とは異なる
というパターンで、
日本語=現地語形容詞形/英語名/現地読み
ドイツDeutsch/Germany/Deutschland
が例となります。
で、これらに当てはまらない例外的なものもたくさんあります。
例えば、日本語は「ウィーン」で、現地表記の"Wien"から来ているのですが、現地発音では"ヴィーン"。英語表記はこの発音に従って"Vienna"となっています。
ですので、先日ウィーンに行った際に、現地の友人(私とは英語で話す)と「ウィーン」を表現するのに3つのうちどれを使ったら良いのか一瞬迷いました
「ウィーン」だけは通じないのは解りましたが・・・。
オランダ-Holland(英語)-Netherland(英語)-Nederland(オランダ語)
も残念ながらよく解りません・・・。前に聞いた話では、HollandとNetherlandでは指し示すエリアが違うとか?どうなんでしょうか。
しかも英語の形容詞はDutchですし・・・。
おまけですが、「セビリア」について。
現地語(スペイン語)読みではSevillaなので、「セビージャ」もしくは「セビーヤ」が正しいと思われます。これを無理やり英語読みすればセビーリャ、になりますね。
しかしgooのブログ検索をしてみると、
セビリア・・・2548件
セビージャ・・・1617件
セビーリャ・・・277件
セビリヤ・・・86件
セビーリヤ・・・2件
という、恐るべき不統一が出現しました。
(これが私がセビリア、を採用した理由なのです。日本語として一番発音しやすいからなのですかね?)
このようなネタは調べ出したらきりがないのですが、
私が思うのは、
「頼むから英語で現地語読みと全く異なる地名を使うのは止めて欲しい・・・」
ということに尽きるのです。
なぜって、混乱するから・・・
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ロンドンに来て私が始めに衝撃を受けたのが、
フローレンスFlorence=フィレンツェFirenze
だと言うことを知った時でした

これって、日本語だと現地読み(イタリア語)通りに「フィレンツェFirenze」ですが、英語だとフローレンスFlorence、と言う事なので、
パターン1:日本語では現地読み、英語では違う呼び名
というよく見かけるパターンになります。
このカテゴリーに入るのはイタリアに多くて、
日本語=現地読み/ 英語
ナポリNapoli/ネイプルズNaples
ベネチアVenezia/ベニスVenice
トリノTorino/チューリンTurin
イタリアItalia/イタリーItaly
他の国では
プラハPraha/プレイグPrague
ミュンヘンMünchen/ミューニックMunich
ジュネーブGenève/ジェネーバGeneva(スイス)
ジェノバGénova/ジェノアGenoa(イタリア)
アテネAthínai(アティネ)/アテンズAthens(ギリシャ)
ケルンKöln/コローンCologne(ドイツ)=「オーデコロン」の語源ですね
などが挙げられます。
では逆に、日本語が現地読みと大きく異なり、英語が元になっているものを挙げてみましょう。
(これはロンドンで買った地図の情報を参考にしています)
パターン2:日本語は英語名から来ていて、現地語とは異なる
以下の現地読みの国がどこだか想像してみて下さい。
Suomi
Sverige
Norge
Polska
Ellas
Österreich
Ísland
España
Lisboa
これらは順に、
フィンランドFinland
スウェーデンSweden
ノルウェーNorway
ポーランドPoland
ギリシャGreece(グリース、ですが)
オーストリアAustria
アイスランドIceland
スペインSpain
リスボンLisbon(ポルトガル)
になります。
この変則パターンが、
パターン3:日本語は英語名の形容詞形から、現地語とは異なる
日本語=英語形容詞形/英語名/現地読み
スイスSwiss/Switzerland/Scheweiz
これの亜流が、
パターン3’:日本語は現地語の形容詞形から、英語とは異なる
というパターンで、
日本語=現地語形容詞形/英語名/現地読み
ドイツDeutsch/Germany/Deutschland
が例となります。
で、これらに当てはまらない例外的なものもたくさんあります。
例えば、日本語は「ウィーン」で、現地表記の"Wien"から来ているのですが、現地発音では"ヴィーン"。英語表記はこの発音に従って"Vienna"となっています。
ですので、先日ウィーンに行った際に、現地の友人(私とは英語で話す)と「ウィーン」を表現するのに3つのうちどれを使ったら良いのか一瞬迷いました

オランダ-Holland(英語)-Netherland(英語)-Nederland(オランダ語)
も残念ながらよく解りません・・・。前に聞いた話では、HollandとNetherlandでは指し示すエリアが違うとか?どうなんでしょうか。
しかも英語の形容詞はDutchですし・・・。
おまけですが、「セビリア」について。
現地語(スペイン語)読みではSevillaなので、「セビージャ」もしくは「セビーヤ」が正しいと思われます。これを無理やり英語読みすればセビーリャ、になりますね。
しかしgooのブログ検索をしてみると、
セビリア・・・2548件
セビージャ・・・1617件
セビーリャ・・・277件
セビリヤ・・・86件
セビーリヤ・・・2件
という、恐るべき不統一が出現しました。
(これが私がセビリア、を採用した理由なのです。日本語として一番発音しやすいからなのですかね?)
このようなネタは調べ出したらきりがないのですが、
私が思うのは、
「頼むから英語で現地語読みと全く異なる地名を使うのは止めて欲しい・・・」
ということに尽きるのです。
なぜって、混乱するから・・・

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コメント ( 8 ) | Trackback ( 0 )
« アイルランド... | アイルランド... » |
スペイン語での他国の呼び方も分かりづらいです。
ドイツ:Alemania、イギリス:Inglaterraとかは慣れれば良いのですが、スイス:suiza(スイス人:suizo)、スウェーデン:suecia(スウェーデン人:sueco)はいまだに分かりません。
セビリアに関してはパエリアもパエージャなのでやはりジャでしょうか。私の住むムルシアは方言がキツイのでスペイン一般には当てはまらないことも多いのですが・・・。
私もスペイン語を習っているので、その名称にはビックリしました!
ドイツ=アレマニア、ドイツ語=アレマンにもビックリしましたし、スイスとスウェーデンは未だに区別がつきません・・・。
セビリアも「セビージャ」か「セビーヤ」が現地読みに最も近いと思いますね。でもムルシアでしたら確かに違いそう・・・!?
ひろきちです。
以前、オランダについて調べたときに(←記事をトラバしておきます)
ひろきちもはじめて知ったんですが、オランダという日本語の呼び名は
ポルトガルからやってきたのだそうです。
以下、Wikipediaより
↓
オランダ語のネーデルラントは、「低地の国」「低地地方」の意。Holland(ホラント)は、スペインからの独立戦争で重要な役割を果たしたホラント州(現在は南北2州に分かれる)の名に由来。日本語のオランダは、ホラントのポルトガル語訳である Olanda が、ポルトガル人宣教師によって戦国時代の日本にもたらされたことによる。
土曜日の朝から、早速情報いただきまして感謝です!
私は金曜日の深夜1時過ぎですが、ちょうどリアルタイムでブログ更新中です・・・。
おかげさまで大変勉強になりました♪
またこれからもよろしくお願いいたします!
久々に遊びにきたら予告どおりやってくれましたね。
ほーーーんとに色々と混乱しちゃうので困りますよね~。
特にオランダなんて英語だけでも表現法が多数だし・・・。
あれって本当にどーにか統一できないもんなんでしょうかねぇ。
といっても、こうやって悩むのもあと数日。
実は来月引き上げることになりマシタ♪
でもブログは続けるのでこれからも仲良くしてくださいね~!
日本からワンダーさんの海外リポートを楽しみにしてますよ。
それから勝手にTBさせていただいちゃいました
ずっと書きたいネタだったので、ようやく書けて良かったです。
確かにオランダはとっさの時は表現につまってしまいますよね。
私としては、英語のように勝手に新しい読みを付けるよりは、現地読みにこだわった方が良いと思うのですが、それだと英語の人に通じないんですよね・・・。
「ミュンヘン」とか英語のサイトじゃ検索できないし!
来月ご帰国ですよね。もちろんいつもページを見ているので知ってましたよ。でも帰ってからも楽しみが色々あるじゃないですか~食べ物とか友達とか・・・。
こちらこそご帰国後もよろしくお願いいたします。
帰国準備頑張って下さい!
ギリシャ神話の神様の名前も現地(?)名と英語名とありますよね。あと聖書に出てくる人達の名前も。
ゼウス=ジュピター
アフロディテ=ヴイーナス
アテナ=ミネルヴァ
アルテミス=ダイアナ
ハーディス=プルート
ヨハネ=ジョン
ペテロ=ピーター
パウロ=ポール
私が小学生の頃に読んだ子ども向けのギリシャ神話では、神様の名前は現地読みでしたので、私の中ではギリシャの神様はみんな現地名です。
ヨハネを英語読みでジョンと読むのは、綴りを見ればまだ納得できるのですが、なんでアフロディテがヴィーナスなんだろう、って不思議に思ってました。
ま、だからって地名ほど困ることは無いのですが・・。
おっしゃる通り、神様の名前もバラバラですね。
ってことは太陽系の惑星の名前(英語)も一緒になってややこしくなってそうだ・・・。
多分ギリシャ人は混乱しているでしょうね~