古代ロマンロード起点の「淀江駅」

この日最後は、山陰本線大山口駅から一つ下った淀江駅に立ち寄ってみました。
ちょうど米子方面から普通列車が入線してきました。






先方のホームを見ると、フェンスが張ってあります。
以前は単式・島式の複合型２面３線でしたが、２００３年（平成１５）の（※）鳥取県鉄道高速化事業の一線スルー化工事に伴って３番線を廃止し、相対式２面２線のホームを持つ、行き違い可能な駅となりました。エヘン！（＾＾）！
（某ゆるポタ氏には、また雑学のレパートリーが増えたと言われそうだが（爆）） 

（※）確かに、米子～鳥取間を結ぶ特急「スーパーまつかぜ」は途中一駅の倉吉に停まりますが、この高速化事業が実施され、通過する駅は高速で通過できることになり、米子～鳥取間は、従来の１時間１０分から５６分に時間短縮されたと聞いています。また、米子・鳥取駅双方から、朝の７時ごろ発で８時ごろ着の特急ダイヤが組まれました。
これにより、例えば鳥取県職員で、県西部（米子周辺）の自宅から鳥取市にある県庁本庁に、逆に県東部（鳥取周辺）の自宅から米子市にある県庁地方機関へ通勤する職員も出てきたと聞いています。
もっとも、米子～鳥取間は鉄道距離は１００キロ足らずですが、複線電化されていません。都会では自宅から当然に通勤できる距離ですが、山陰本線は、部分的でもいいので複線化されれば、更に時間短縮も可能で、快速列車でも容易に通勤できるようになるでしょう。各駅停車では、列車の通過待ち若しくは反対列車の行き違い待ちのため、現在でも米子～鳥取間は２時間以上かかります。


駅舎を背に、ここから淀江の商店街（？）へと入っていきます。
ここから先は、今回は散策しませんでしたが、趣きのある通りとなっています。


「古代ロマンロード起点」と彫られた、埴輪の形をした道標があります。
ここ淀江駅を起点とした「古代ロマンロード」は、県道坊領淀江停車場線に沿って、県立米子白鳳高等学校前に至る約２キロメートルの散策道で、１９９５年（平成７）に鳥取県の「史跡ネットワーク整備事業」で造られたものだそうです。

道の途中には、淀江傘をイメージしたシェルターや藤棚のあるベンチなどが設置されており、このロードの終点には、高床式建物の形をした展望台があります。
この展望台は、先日の弊ブログの伯耆古代の丘公園の記事で紹介していますが、今はこの展望台へは上ることができません。

このシリーズ最終は、長い文章になってしまいました。またこの本線の他の駅も訪ねてみる機会を持ちたいと思います。
ごらんいただきありがとうございました。