死海文書の秘密大暴露ブログ!

毎日楽しく暮らしているオレの日記。なお、タイトルにあります「死海文書の秘密」については一切の言及をいたしません。

【小物の話】S・イキるべき人がいて

2020-07-16 21:14:31 | 会社員時代の体験談
はい、こんにちは。
今日は失業保険の認定日でした。
本来であれば今日で失業保険の給付は満了でしたが
コロナの影響で60日延長となりましたので
8月、9月とあと2回受給資格があります。

開業検討と並行して、実はダブルワークが出来ないかと
職をさがしていたりもするのですが、
裏日本にはまだそういう理解のある企業は殆ど無いようですね。
パートかバイトするのが一番近いとハローワークの担当者さんに言われました。
コロナでいつ解雇される、勤務する会社が倒産するとも限らない情勢の中で
仕事先がひとつでいいのかという疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
ダブルワーク、副業に寛容な社会となってほしいものです。

さて、最近食べ物の話ばっかりなので、会社員時代の話なども書いていきたいと思います。

農協時代、畜産関係部署にずっと居ました。
今日は、牛関連の農家・Sさんについて書きます。

Sさんは現在おそらく40代中盤くらいじゃないでしょうか。
お父さんが牛を飼い始めて、一緒に牛を飼育しています。
まあいわゆる2代目になります。

今はどうなっているのかは分かりませんが、少なくとも10年前は
まだ経営移譲が済んでおらず、40歳前後でも従業員的な立場でした。
まあ、農業って経営移譲がめちゃくちゃ遅い印象です。
今の社長的な立場の人(たいていは親)たちって、
「儂も年だからもう息子に譲る」「これからは若い世代に頑張ってもらう」
とは言うものの、いつまで経っても退かないタイプの人が多い気がします。
これはこれで問題だと思いますけどね・・

で、このSさんが、まあ立場の弱い人間にめちゃくちゃ強気に出るわけですね。
基本的にお願いするということを知らず、命令的な物言いなんですよね。
正直苦手な人なのですよ。

8年くらい前でしたかね。
共進会と呼ばれている牛の美人コンテスト的なものに出場した時に、
SさんのSさんらしい行動が炸裂したのは・・

共進会に熱心で実績もあり、
地域の若手に共進会のノウハウを手ほどきする兄貴的存在であるKさんと
Kさんの近所で牛を飼ってるYさんが
とある共進会にどうしても出場したいということで、強行的に出場することに。
こういう共進会へ農協の担当者も同行し、出品する牛の世話をしたり
事務局的な業務を担当するのですが、私が同行することとなりました。
3人では人数が足らないという事で、他に
農協から2名(牛のことはあんまり知らない人たち)と、
Sさんが行くことになりました。

なので、合計6名ですね。整理すると
Kさん
Yさん
Sさん
私+2名農協職員
という布陣です。

通常、共進会は家畜運送の業者さんなどにお願いして
牛を運んでもらうのですが、今回は予期せぬ共進会参加ということもあり
予算が殆ど無く、自分たちで牛を輸送するということになりました。
Yさんの8トン車とKさんの4トン車2の2台に
牛と荷物を分けて行くことになりました。
で、行き先は関東です、関東。
どう見積もっても13・4時間ちょっとかかる感じです。
いやめちゃくちゃめんどくせえなあと言う思いは日々積もるばかりです。
長時間運転ということもあり、トラックは3名まで乗車できますが
まあ2名ずつ乗って、2台で合計4名が定員ってことに・・

Kさん・Yさんが8トン車
Sさん・私が4トン車
残り2名は飛行機移動 となりました。

まあ、かなり嫌な予感がしつつも時は流れ出発の日です。
到着時間を逆算して18時に出発。

8トン車はYさんが運転手、Kさんは「俺は運転せぬ、酒が飲みたいから」と
事前に宣言しておりYさんもそれに承知の上での運転です。
一方4トン車なのですが、実は私、4トン車を運転したことがないと
KさんSさんに事前に伝えており
Kさんから「Sが基本的には運転してね」とSさんにお願いしているわけです。
Sさんも「わかりました」と返答。
(まあそもそも4トン車運転できない私を行かせるのもどうなんだろうと思いますが・・)

そんな中、Sさんは「お前も運転しろ」と真夜中の阪神高速を私に運転させるわけです。
夜中の阪神高速、貨物トラックなどが130キロくらいでぶっ飛ばしている中、
4トン車の感覚に全く慣れていないし、こわいので、当然80キロキープで精一杯。
そんな私に「もっとスピード出せ」「おせえ」と文句まで言ってくるS。
「もう代われ」とキレだして再びハンドルを握りつつキレるS。
しょっぱなから予感どおり嫌なことしか起こりません。

で、共進会場に到着したら大会当日まで牛の世話をするわけですが
エサをあげたりとか糞の始末なんかは、比較的誰でも出来るんですが
乳搾り、これは牛を飼ってる人じゃないとなかなか出来ないのです。
当然、私も出来ません。

通常は出場者であるKさんやYさんが乳搾りするのですが、
昼は4人、夜は2人というローテーションを組んでいたので、
ローテによっては乳搾り時間にKさんYさんが居ないこともあります。
そういうときには事前にSさんに乳搾りを頼むわけですが、
乳搾りやったことない私にまさかの「お前がやっとけ」と言ってくるS。
当然出来ない私にキレてくるS。
この件で私も流石に軽ギレし、ケンカまではいかないですが、
相当雰囲気が悪くなりました。ムカつきすぎて泣いちゃいました、本当は・・

まあそんな事がありつつも、なんとか共進会は終わって帰路に着くのですが
帰りはキレたSが関東から裏日本まですべて私に4トン車を運転させるという暴挙にでやがりました。
嫌だと言っても運転を固辞するS。
8トン車のKさんYさんも、Sに関わるのが面倒くさいのか、知らぬ存ぜぬ(これはこれで酷いですけどね)。
この事がトラウマで絶対に4トン車運転できなくなったと思います。

とまあ、かなり割愛しつつ書いてみましたが、こういう出来事があったのです。
これ以来、私はSさんは基本的には無視するスタイルを貫きました。
向こうから私に何か言ってくることも無かったですが。
その後、Sさんは共進会への参加も少なくなっていきましたし、
それを誰も気にかけなくなっていきました。あのKさんですらそうでした。

私見ですが、
実はKさんも無茶を結構言ってくる人なのですが、こちらからの無茶も聞いてくれるし、
たまに飲みに連れて行ってくれたりして、信頼関係があるから、無茶を言えるし聞いてくれるのですね。
いわゆるコミュニケーションがあるうえでのギブアンドテイクがKさんとは成立しているのですが
一方、Sさんはコミュニケーションとギブアンドテイクを一切構築せず
「やっとけ」ですから、そりゃ誰もやりたがらない、事実やらないですよね。
まあ簡単に言えば、わがままな世間知らずだと思います。

いい年こいてそういう事がわからないのが一番痛いなぁと思いましたね。
現在はどのようになっているのかは知らないですが、良い方向に変化していてほしいなと思います。

まあ何の仕事にしてもそうですが、あまりもわがまますぎたり失礼な人の言うことは聞かなくてもいいし
なんならお客じゃないとすら思ってもいいでしょう。それがもとで取引がなくなったり、上司から怒られても
それを理由に解雇もできませんし、なんなら給与が0になることもないからです。
お客様は神様でありたいなら、それなりの良好な関係性を客も築くのが当たり前です。
私はそう思っています。

いつもの如くダラダラ散文しましたが、最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。


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