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目指せ! EarlyRetirement!

生活のために働かなくても良いようになるぞ!

インフレで私たちの収入は本当に増えるのか? 佐々木融 著

2013-08-03 22:48:24 | お勉強
「デフレ脱却をめぐる6つの疑問」というサブタイトル付き。
基本的にはこの6つの疑問を考察していく過程が書籍となっている感じ。

表紙の折り込みに…

 インフレには、3種類ある。
 ”良い””悪い””最悪”のうち、
 日本で無理にインフレを起こせば、
 ”最悪”のケースに陥りかねない。

という記載があるけど、正しくこれが本書のポイントだな。

「デフレ脱却=インフレ政策」というのは短絡過ぎで、
需要不足のままでは元も子もないってことですな。

具体的な政策はまだまだこれからで、
とりあえずは「インフレ期待」に巧く働きかけてデフレの勢いを弱めただけであり、
これから本格的にどうやって実需を生み出していくかがポイントだ…
というのはみんなが分かっていることで、
そこらへんの背景を丁寧に開設してくれたのが本書という感じかな。

そうそう、日銀時代のエピソードは面白かった。
そこだけ立ち読みする価値はあると思う。

章立ては以下の通り。

疑問1 日銀がお札を刷れば、財布の中の1万円札は増える?
疑問2 問題はデフレで、その克服のためにインフレを目標にする?
疑問3 日銀が国債を引き受けるとハイパーインフレになる?
疑問4 円安誘導のインフレで日本経済は復活できる?
疑問5 インフレターゲットを採用すればインフレになる?
疑問6 日本国債は日本人が保有しているから売られない?
特別付録 現役ストラテジストが顧客にしか教えない為替の構造要因と見通し

リフレはヤバい 小幡績著

2013-06-30 09:28:48 | お勉強
経済政策でアレコレいろんな人が論じ合っているけど、
為替水準はどこらあたりが適切か?とか、
インフレをどの程度なら制御できるかとか、
結局は水準とか度合いとか、加減の話なんじゃないかなぁ…
と思うようになって、リフレ政策反対派の論拠を聞いてみたくて選んだ一冊。
確かちょっと前にベリタスで紹介されていた気がする。

あまり専門用語を連発したりせず、経済学を詳しく知らなくても理解できるように、
あれこれ配慮がされているなぁと思うけど、逆にその分だけ単純化し過ぎてるんじゃないか…
と心配な感じがしてしまった。


章立ては以下の通り。

第O章 リフレ政策とは何か?
第一章 そのとき、日本経済に何が起こるか?
第二章 円安はどのようにして起きるのか?
第三章 円安で日本は滅ぶ ー円安で金融市場と日本経済は?
第四章 リフレ派の二つの誤り その1 インフレは望ましくない
第五章 リフレ派の二つの誤り その2 やはりインフレは起きない
第六章 それでもリフレを主張するリフレ派の謎 ーなぜ、かれらはインフレが好きなのか?
第七章 リフレ派の理論的な誤り
第八章 円安戦略はもう古い

激論 日本経済、崖っぷちの決断 長谷川慶太郎&中原圭介 著

2013-05-25 13:18:01 | お勉強
「アベノミクス後を読む」というサブタイトル付き。

TVとかではペシミスト的なコメントが多い中原氏が、
これからをどう見ているのかちょっと気になったので読んでみた一冊。

基本は長谷川氏の著書なんだってのは読み始めてすぐに分かる。
中原氏が一昔前の日本的経営を賛美していたのが意外。

まぁ出張の移動中に読むにはちょうど良い感じでした。

章立ては以下の通り。

第一部 日本は崖を這い上がれるか(質問と回答)
第二部 激論 長谷川vs中原 世界と日本はここまで変わる
 第一章 揺れ動く日本企業の雇用制度
 第二章 ハイブリッドの次ぎに来る車は何か?
 第三章 アベノミクスと今後の日本経済
 第四章 経済が復活するアメリカとの付き合い方
 第五章 ユーロ諸国と新興国は当分ダメ

債券と国債のしくみがわかる本 久保田博幸 著

2013-04-24 05:46:23 | お勉強
サブタイトルは「不安な国債、知っておきべき債券のことがすっきりわかる」。

熊課長、牛主任、新人の猫さんの掛け合い漫才みたいな会話形式で物語が展開するのが面白い。
一見チャラい感じがするが、内容はしっかりとしたもので、債券の入門書としては抜群かも。
債券について、基礎的なところが今ひとつ分かってないんで…という人には

章立ては以下の通り。

第1章 「債券」の世界へようこそ
第2章 債券と金利、ここは必ず押さえよう
第3章 地方、会社、国際機関も債券を発行している
第4章 さらに踏み込んで債券市場を見てみよう
第5章 金利を動かす物は何?
第6章 債券を動かすのは誰?
第7章 債券投資の基本を学ぼう

市場は間違える、だからチャンスがある 阿部修平著

2013-03-24 09:03:47 | お勉強
「混沌を生き抜く投資論」というサブタイトル付き。

でも最近のスパークスの決算内容を見る限り説得力がないなぁ。
実績がすべての世界だから仕方ないよね。

古本屋で仕入れた一冊だけど、どうも顧客や関係者に配った一冊らしく、ご挨拶状も挟まっていました。
せめてそういうのは外して古本屋に持っていくのが、礼儀なんじゃないかなぁ…。

何か投資の参考になったかというと、あまり…。
なんだか阿部氏の自伝みたいな感じ。

章立ては以下の通り。

第1章 投資家への道のり ジョージ・ソロスとの出会い
第2章 ソロスの再帰理論とブーム&バスト
第3章 ブーム・バストは繰り返す
第4章 私の投資理論
第5章 日本と世界の市場を読む
第6章 投資家はいかに行動するべきか

日本株で成功するバフェット流投資術 大原浩 著

2013-01-20 20:32:28 | お勉強
正月休みの読み物として買った一冊。
帯には「優良企業をバーゲン価格で買うコツ」。

ん~。まぁ読んだという記録としてね。

章立ては以下の通り。

はじめに ~バフェットは優秀な経営者だからこそ、投資で成功した~
第1章 安く買って、高く売る ~バフェットの本当の教え その1~
第2章 株式投資は銘柄選択に尽きる ~バフェットの本当の教え その2~
第3章 チリも積もれば山となる ~バフェットの本当の教え その3~
第4章 常に勝つやり方 ~バフェットの本当の教え その4~
第5章 「優秀な投資家」とは、「優秀な経営者」でもある ~バフェットの本当の教え その5~
付録 「バフェット流投資」チェックシートで日本企業を分析する
   「バフェット流投資」基準 20のチェック項目シート
    事例から見える「投資すべき対象」
あとがき ~孫子・老子とバフェットの共通点~

人生後半戦のポートフォリオ 水木楊 著

2013-01-18 06:11:58 | お勉強
とあるサイトで紹介されていたので、古本屋で見かけたのですかさずGet!

副題は『「時間貧乏」からの脱出』

簡便な計算で時間を金額へ変換して、曖昧な時間の価値を身近なものとし、
その使い方などを分析して…という内容。

時間を何に向けて消費しているかを掴むことができて面白いなぁと思った。
強弁するところはなく、押し付けがましかったりすることはないけど、
実生活との差分からくる違和感もなく、なんだかするする~っと読んでしまった。
本書の内容に合致した生活をしている訳ではないけども。

通勤時間のお供には良いかも。

章立ては以下の通り。

第1章 タワーの法則
第2章 時間のバランスシート
第3章 時間戦略
終章  時間の主人公となる

株式投資 低成長時代のニューノーマル 菊地正俊著

2013-01-04 09:35:24 | お勉強
昨年も色々と書籍を読んだが、読書メモすら書けなかったけど、
今年は読んだ記録くらいは残しておこうと思ったので、早速正月休みで読んだ一冊の記録。

いつの時代も現在は過去とは違う特殊性があると思われがちで、
「ニューxxx」といったものが現れるときは…
ということを充分に理解した上で、著者はあえて「ニューノーマル」を解説している。

個別企業の見立てに言及するところもあるが、
全体としては大きな時代の流れ・うねりについて述べており、
根拠となるデータも併せて示しており説得力はある内容。

連休とかに現状把握として読むには良い一冊だと思う。

章立ては以下の通り。

第1章 株式市場のニュートレンド
第2章 市場に大きな影響を与える政治・政策
第3章 不透明な先進国経済
第4章 飛躍するアジア経済
第5章 アジアで成長する日本企業
第6章 日本企業の競争力と経営課題
第7章 変貌する資金運用の世界と投資家

確率・統計でわかる「金融リスク」のからくり 吉本佳生

2012-11-03 15:03:34 | お勉強
サブタイトルは「想定外の損失をどう避けるか」。

ブルーバックスを読むのは中高生以来、ン十年ぶり。

真面目に語ったら超難しい内容を、出来る限りわかりやすく…
というスタンスは変わらないなぁ。ちょっと懐かしいな。

内容は本書の説明で必要最小限の確率統計知識の説明と、
単純で分かりやすい二項モデルでのリスク説明。
サイコロを作って実際に確かめられるような工夫もあり、
理屈よりも感覚的に理解出来るようになってるのが特徴。

全ての人にお勧め!とはいかないけど、
ボリンジャーバンドとかを使ってる人なら、たぶん大丈夫。
書いてあることを数学的に全て理解しようとするとキツくなるけど、
結論だけ解れば良いや~と割り切って読めばいいんじゃないかな。