ウイング マレーシア・クアラルンプール校

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多民族国家 マレーシア

2007年03月29日 | マレーシア
マレーシアは多民族国家であるが、10代の学生を対象にした調査では52%が違う人種の友人はいないと答えた。
先日も講師陣でランチを食べているときに学生たちを見て正しく人種同士に分かれている話をしたところである。

マレーシアでも、どこの国でも人種を超えた統合統一は非常に困難であることは間違いない。民族間の紛争がなければ政府としても人種ごとの融和融合を特に推進する必要もないが経験をした事のあるマレーシアはこの問題には敏感である。

しかし、同じく国で民族間に極端な所得格差がある場合は困難かも知らない。
マレーシアの場合は一部の政府利権により富を得るマレー人と中間層以下のマレー人。中・高所得者層が多く低所得者層の少ない華僑中国系、医者、弁護士などの専門職裕福層、低所得層のインド人になるかも知れない。

現在の政策に頼る公共投資依存型経済から脱却していかなければいけない。不動産供給過剰による経済破綻の心配を回避するために首相は3月22日にも書いたがキャピタルゲイン課税廃止という政策で対応したが効果があるのだろうか?マレーシアではマレー人だけがすべての不動産を安く買える不公平な法律も存在する。
外国人に依存した不動産投資だけで回避できるのか心配である。





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