インドネシアOPEC脱会？

OPECメンバーであるインドネシアは脱会を考えているようだ。

OPECは高価格政策を維持して生産増を拒んでいることが、USD１２０まで上昇した一因でもある。

インドネシアは、古い設備ということもあり日産150万バレルから100万バレルまで生産量を落としている。国内消費分は原油輸入に頼っているのが実情。

また、ユドヨノ大統領は限定閣議で補助金対象石油燃料の限定的な20－30%の値上げを決定したようである。値上げに伴う貧困層向けの支援メカニズムを早急に整備すると述べている。4月23日までに政府が支出したエネルギー向けの補助金額が、今年度補正予算で予定している187兆1,000億ルピアの13.3％に当たる24兆9,000億ルピアに達した。うち約20兆が石油燃料向けで、4兆8,000億ルピアが電力向けとした。

これらの影響で、今年の国内自動車販売台数目標50万～52万台と想定が7～10％縮小するとの認識を示した。また燃料値上げ幅が30％以内であば自動車市況への影響は軽微。2005年10月当時は、値上げ幅が2倍以上に達したため、自動車業界が大きな打撃を受けている。

マレーシアも政府が莫大な補助金を投入して、ガソリン価格を据え置いているが財政を圧迫していることは明白であり、値上げされることは時間の問題である。

フィリピンも高インフレ

フィリピン国家統計局が公表した４月の消費者物価指数（ＣＰＩ）上昇率は8.3％で、2005年５月来、約３年ぶりの高水準を記録した。

やはりコメなどの食糧不足や国際的な原油価格の高騰を背景に加速し、政府や市場の予想を大きく上回る数値に上昇した。

フィリピン中央銀行が近く政策金利の利上げに踏み切るとの見方が強い。

２００８年５月６日 火曜日

大安
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