with Anne

SCOUSE HOUSEさんのメルマガに寄稿した
2019年までのサッカー観戦記。
そしてこれからの旅の記録です。

第10話《ナホさんと再会》

2023年05月07日 | 2013年マンチェスターにてナショナルダービー

 

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この日はライムストリート駅でナホさんと会って、一緒にランチの予定。

手作りケーキを頂きながら携帯電話でナホさんに国際電話です

「イングランドから掛けているんだけどなあ

「これって国際電話になっちゃうんだよね

呼び出し音を聞きながらドキドキな私です。

「ナホさんが出てくれた

「良かった

ナホさんが直接出てくれてホッとしている私です。

 

「今ね、エリさんのお家にいるよ。」

すぐに11時30分頃ライムストリート駅で待ち合わせる約束が出来ました。

ケーキはとっても大きかったので半分はホテルで頂くように持たせて頂きます。

「エリさん、久しぶりのご自宅でお疲れなのに色々ありがとう

エリさんには、11時30分にライムストリートに到着出来るようにタクシーの予 約もして頂きました。

「エリさんにお世話になりっぱなしね。」

「疲れているときに本当にありがとう

ライムストリート駅に向かう支度をしながら窓の外を見ると、うっすら雲にかかったお日様が見えて来ています。

「ねえ、晴れて来たよ

 

予約していた時間通りにタクシーがお迎えに来てくれました。

スーツケースを持ってライムストリート駅に向かいます。

エリさんのお宅はリヴァプールジョンレノン空港の方角です。

「この通りは私にも見慣れた景色になったよね

心の中でそんな自分が不思議だと感じながら景色を眺めています。

間もなくライムストリート駅に到着して、久しぶりにナホさんに会えました

「スーツケースを預けたいの。」

旅行前にライムストリート駅でスーツケースを預けられると確認してあるよ

「それに今はナホさんが一緒だもんね

ナホさんが係りの方と話してくださってバッチリ預けられましたよ。

「お友達に頼りっきりで楽チン~

 

これから一緒にランチのお店を決めます。

「チョコレートケーキを頂いたばかりだし。」

ランチはサラダなど軽めのものが頂けるお店をリクエスト

ナホさんが港方面のデパート内のお店に連れて行ってくれました

「デパートの最上階なんだ。 明るいお店だね

食べたいものを自分で選ぶビュッフェスタイル。

まずどんなお食事があるのか全部を見て回ります。

「ナホさんはしっかり昼食

「私はサーモンがトッピングされたサラダとコーヒー

食事を決めてテーブルに付くと、明るい大きな窓から外が見えています。

「リヴァプールは晴れたよ 青空になった

「私の晴れ女に改めて驚き

エリさんのお宅に到着頃には、空はどんよりで、太陽が雲の向こうに少し感じられている程度でした。

 

「雨上がりの青空は爽やか

明るい光の差し込むレストランで、久しぶりにお会いしたナホさんとの会話も弾みます。

「リヴァプールでこんな風にお友達と過ごせる日が来るなんて

「初めて訪ねて来た時には思ってもみなかった。」

「私のリヴァプールへの旅はサッカーだけじゃない

「どんどん素敵になって行くよね

 

食事後は雑貨屋さんに行きたいとナホさんにお願いしてありましたよ。

「もちろん可愛い猫ちゃんの雑貨を探しにね。」

「ショップの商品もちゃんと探さなきゃ

ナホさんは可愛い猫の雑貨があるお店をちゃんと探しておいてくださったみたい。

「一緒にお買い物が出来るのって楽しい

ナホさんのお宅にも猫ちゃんがいます。

「こんどはナホさんのお家の猫さんにも会いたいなあ

「ヨーロッパって可愛いデザインが一杯で迷っちゃうんだよね

 

 

 

 

続く

 


第9話《リヴァプールのエリさんのお宅で》

2023年05月07日 | 2013年マンチェスターにてナショナルダービー

 

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「入国審査も終わったし

「スーツケースを受け取ってリヴァプールへ向かうぞ

私のホテルのチェックインは午後です。

それまでエリさんのお宅にご一緒させて頂くことにしていました。

『タクシードライバーさんを見つけなきゃ

「わあ タクシーを予約してあるなんて

「私も楽チン移動が出来ちゃう

「なんてラッキー

高速道路をタクシーがリヴァプールに向かっています。

車窓から見える景色は雲が厚くてとても暗い。

「雨かあ

「スーツケースで移動だから晴れてくれないかなあ

 

リヴァプールのエリさんのご自宅にタクシーは到着

「イングランドのお家にお邪魔するって初めて

興味津々だし、ワクワクな私です

「あっ リヴァプールは曇りだ

「エリさんの御宅では日本のように靴を脱ぐようになっているのね

イギリス人のご主人とこれから初対面です。

「ご挨拶どうしよう

「挨拶って『How do you do?』とか『Nice to meet you.』しか思いつかない

「その後はどうしたらいいの

「後はもうエリさんの通訳任せしかないよね

「ごめんなさいー

お家にお邪魔すると、とっても穏やかそうなご主人です。

「紳士って感じよね

 

「そうだ スーツケースが玄関だ。」

「これからリヴァプールのナホさんとランチの予定だもの

「日本からのお土産を渡せるように出しておかなきゃ。」

雨だったのでスーツケースのキャスターに泥が付いています。

スーツケースを開けるために、玄関横の客間でキャスターの泥を拭かせて頂くことにしました。

そんな作業をしていたらエリさんの声が聞こえて来ました。

『お茶をどうぞ

キッチンから声を掛けてくださっているようです。

 

キッチンの方に行ってみます。

「ナント 」「ご主人お手製のチョコレートケーキ

「凄い

お手製とは思えない本格的なチョコレートケーキが「ドドーン」とプレートに置かれていました。

「このケーキを頂いちゃっていいの

まるでプロの方が作ったような立派なチョコレートケーキを頂けちゃうなんて大 興奮

「ブロガー魂がメラメラ

思わず写真を撮りまくりな私でした。

撮影している間にエリさんが紅茶を入れてくださいました。

「紅茶だなんて、やっぱりイギリス

「ビターチョコレートがたっぷりであまり甘くなくて美味しい

 

 

 

 

続く

 


第8話《マンチェスターで入国》

2023年05月07日 | 2013年マンチェスターにてナショナルダービー

 

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早朝の便でマンチェスターに向かいます。

「フライトの時間になったねー

パスポートと搭乗券を見せてヨーロッパ便の小さな航空機に搭乗。

この便もシートはお隣同士。

「搭乗しちゃえばマンチェスターはすぐだけどね

早朝だからかボーッとしている間にマンチェスターに到着しました。

「マンチェスターで入国審査はドキドキなんだよなあ

「だってイングランドって本当に厳しいんだもの

入国審査で私はイギリス人じゃない方の並びをいつも通り確認します。

「あれっ」エリさんがこちらだと教えてくださいました。

「エリさんも私と同じ列なの

エリさんの国籍は日本なので私と同じレーンだそうです。

「イングランドでご結婚されていても色々な方法があるんですね

ちょうど私とエリさんは隣同士で入国審査が始まりました。

いつも通りにプリントアウトしてきた宿泊ホテルや帰りのフライトを見せます。

「何を聞かれるんだろう! ドキドキ

「審査官の男性は何だかニコニコしてるよ

『Kanko

「えっ

「イエス サイトシーイング

審査官の方がわざわざ日本語で『観光』って質問してくれたのに

「私ったら慌てちゃって

サイトシーイング なんて言い直した自分に、何だか自分が可笑しくて笑っちゃいました。

「それだけで終わり

「何だか拍子抜けしちゃった

これはもしかしたらオリンピックが終わったからかもしれないですね。

 

エリさんは隣の審査官に私と知り合いと話したそうです。

私とはイングランドでは別行動、宿泊も別等のお話をしたそうです。

イングランドで結婚されていて暮らしていても同じように色々と聞かれるのね

「私の知らない外国での暮らし

「色々なことを知るのは刺激になるなあ

 

 

 

 

続く

 


第7話《初めての夜のフライト!》

2023年05月07日 | 2013年マンチェスターにてナショナルダービー

 

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「搭乗ゲートが開く時間になりました席の予約も任されていたので色々考えました

「やっぱり二人でゆっくり出来るのは後方の2シートかなあ 。」

「でも3シートで2人だったらゆったり出来るよね

今まで日本を発つ時には、私が通路側の座席を予約すると、大抵窓側が別の人で埋まって、2人で3シートを使う状態だったんです。

「チェックイン出来る30時間前までどちらにするか迷っていました

その時が来て3シートの2席を予約

「これって一か八かの賭け

「後ろの2席が良かったかなあ・・・」

「でも、以前のフライトでは3席を2人で利用するのが多かったんだよね

「3シートを通路側と中央を並んで2つ予約してみちゃいました 。」

「窓側のシートよ 乗客が来ないで

もし窓側に乗客が来なかったら2人で3席を広く使えるものね。


「フライト時間が近づいて来たよ

「この選択は当たりだったみたい 誰も来る様子がありません。

「やったねこれなら食事の時や寝る時にちょっとゆったり過ごせます。

「航空機は離陸間もなく食事の時間です。

今回はお食事も楽しい会話で美味しく頂いてゆっくり眠りにつきました。

 

パリシャルルドゴール空港到着は夜中です。

「空港に夜中の到着って

「空港のお店はもちろんオープンしていないよね

成田では空港のカウンターで軽食券を頂いていました。

「待ち時間にカフェが閉まっているからなんだ

次のフライトのゲートへの移動も係員と一緒だそうです。

「英語が分からない私にはエリさんが一緒って心強いなあ

航空機を降りると空港では次のフライトためにそれぞれゲートごとに集まります。

空港の係の方々が集まるように言っているみたい

「私なんて言葉が分からないから何が何だかさっぱり分からないエリさんに頼りっきりでした。

「一緒で良かった


間もなく係員に誘導されてパスポートや搭乗券のチェック、手荷物検査を済ませます。

その後も係員の誘導で次のフライトのゲートまで行きます。

航空機を降りた時に手渡されたランチボックスみたいな可愛い軽食

「中が気になるよね

搭乗ゲート付近では自動販売機だけは利用出来るようです。

お店も閉じていてひっそりした搭乗ゲート。

ガラガラな広い空間で席に座ってフライト時間を待ちます。

「お弁当箱を開けてみよう



クロワッサンやゼリーやデザートが入っていました。

「可愛いお弁当

「何だか得しちゃった気分だよね


フライト時間まではこの頂いた軽食を食べて過ごします。

「あれっ

「クロワッサンが凄く美味しいよね エリさんも同じ感想を持ったようです。

「私の味覚も間違いじゃなかったみたい

日本発のエールフランスのクロワッサンって日本で焼かれたものですよね。

そしてこちらのクロワッサンはフランスで焼かれたもの。

「同じエールフランスのクロワッサンだよねえ

「フランスで焼かれたというだけでこんなにも美味しさが違うの

「これは新発見

同じエールフランスのクロワッサン

「レシピとか材料の小麦粉が同じものだとしたらこれはかなり不思議だ

「どうして

「誰かその訳を知っていますか

 

 

 

 

続く

 


第6話《航空券の不思議!》

2023年05月07日 | 2013年マンチェスターにてナショナルダービー

 

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「エリさんはスカイライナーで成田なのね。」

私はいつものリムジンバスでエリさんが成田空港に到着する時間を目指すことにしました。

「だってスーツケースを運ぶのが楽だし

そういえばKLMではいつも昼前後のフライトです。

「夜のフライトって初めてだね

「慣れない現地に夕方までに到着したい。」

そう考えてフライトを決めているので、午前中の便になってしまいます。

今回はパリ経由マンチェスターの空港には朝の8時到着です。

「何もかも初めての経験だあ

エリさんと一緒だから、初めてのフライトパターンでもワクワクしちゃいます。

 

「成田に到着

「エールフランスのカウンター近くでエリさんを待ちましょ

暫くするとエリさんらしい女性が、スカイライナーの駅の方向から歩いて来ます。

「でも手ぶらだよ 」やっぱりエリさんでした。

「手ぶらなの 」日本には一か月間の里帰り。

「そうかあ

「お土産だって多くなるし、宅配をお願いした方が便利だよね。」

私もちょっとだけ宅配を利用しようと思ったことがあります。

「スーツケース無しなんて楽チンそうだよねー

でも冷静に考えてみると、リムジンの利用だから、成田空港は往復とも平面の移動。

「乗り場までカートで行けばあとは係員の方にお願い出来ちゃう。」

「自宅と新宿のリムジンの停留所間はタクシーを利用しちゃうし

「私にとっては結局必要ないみたい

 

「他にもびっくりしたことがあったよ

今回の旅は同じ便を予約しています。

だからフライト30時間前に私が席の予約とインターネットチェックインを済ませました。

パソコンでチェックインの操作をしていて驚き

「見間違い 」「二人は同じフライトでエコノミークラスだよ

「あれっ

エリさんのフライト条件には、『預けられる荷物が2個』と表示されていたんです。

「しかもエリさんはその条件を知らなかった

つまり航空券を手配する時に預ける荷物の個数をお願いしていたことはないそうです。

「イギリスでチケットを購入したからかな

「しかも航空券の値段もイギリスのほうが安いみたい・・・」

「航空運賃って分からないことだらけ

 

「まだエールフランスのカウンターは閉じているね。」

カウンターがオープンするまでレストラン街で夕食を頂くことにしました。

「フライトは午後10時頃 お腹が空いちゃうもの。」

「やっぱり日本食を頂きたいよね

久しぶりにお会いして、育った街のお話や、イギリスに行ったキッカケや、お話が弾んじゃいました。

「そろそろカウンターがオープンだね。」

カウンターでスーツケースを預けると、エリさんはちゃんと2個預けられました。

次は手荷物検査と出国

「不思議と私の手荷物は成田で必ず中を確認されます

パソコンや携帯電話や充電器の配線を一つにまとめて小さなバッグに入れています。

それを手荷物用バッグに入れると二重になるので、中身までスキャンされないらしいんです。

「ヨーロッパでは問題なく通過出来るのに不思議だ

搭乗時間までは時間もたっぷり「食後のコーヒータイムにしましょ

「一人じゃないって本当に時間があっという間だよね

「待ち時間も楽しく過ごせちゃうね

 

 

 

 

続く