
丸川壮を出発すると、樹林帯に入るため日陰になる。
風が少し出てきたため一層寒くなる。
ザックにつけた温度計は-10℃を越えている。
ニット帽を被っていても耳が痛くなってくる。
ここまで気温が下がると防寒対策の甘さが出てくる。
これじゃダメなんだと色々なことに気づく。

寒いけど、あたりの雪景色に興奮し寒さも忘れる。
トレースの脇はストックをついてもズブズブと
底なしのように埋まっていく。力をかけると危険だ。

登山開始から約3時間、丸川荘から約1時間弱で大菩薩嶺到着。
ここは夏でも冬でもやっぱり辺りの景色は無いんだね。
百名山でありながらも、景色がないからか季節的なことか
この日もここでも、ほかの登山者とは誰とも会っていない。

大菩薩嶺到着もそこそこに雷岩に向かう。
天気も良くて、いつの間にか風もなくなって心地よい。

雷岩に到着。
ここで初めて第一登山者ソロ発見。
富士山が綺麗に見えるここ雷岩で昼食タイム。
腰を下ろすと、唯一の登山者が昼食も終わり出発していく。
天気も良い穏やかな山頂をまた独り占めだ。
足伸ばしてゆっくり休憩。

雷岩でゆっくりと昼食をとった後、
当初の予定では大菩薩峠方面へ行く予定だったが、
時間的なことを考えて唐松尾根で帰ることにした。
エスケープルートを行く前に、少し賽の河原方面へ降りてみる。
尾根に残されている雪原のトレースが絵になる。

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