kira kiraな☆しあわせ ~多発性海綿状血管奇形・心因性非てんかん性発作(PNES)と共に~

病気があるからこそ今いる私。楽しいことも悲しいことも、すべてがkira kiraの思い出になると信じて‥☆

電気ケトルの話

2012-02-09 23:06:43 | Weblog
初めてひとり暮らしをするときに買った、ハリオグラスの電気ケトルが

息絶えました。


夕方、お茶飲むときまでは動いていたのに、

晩ごはんの後、いつものように、お茶を飲むお湯を沸かそうとしても何もいわない‥。

「おかしいねー」

とりあえず、ガスコンロでお湯を沸かしました。


まさか、壊れた!??

愛着たっぷりの電気ケトルなんです。

ひとり暮らしを始めるにあたって買った、いろいろなもののなかでも、

この、ハリオグラスの電気ケトルと、京セラのセラミック包丁には、ものすごく思い入れがあります。

ハリオの電気ケトルは、全面ガラスで、360度どこからでも、ポコポコと沸騰する様子がよく見えるの。

理科の実験で、ビーカーとかフラスコを見てるみたいで楽しいと、
アマゾンで購入した他のひとのコメントを読んで、これに決めました。

それと、耐熱ガラスをつくってる日本の会社の製品だから。

日本のモノが大好きです‥
(でも、この「ケトル」はMADE IN CHAINA‥生産はね。仕方ない。)


こだわって買って大切に想ってきたものは、最後までとことんこだわる。

どうして動かなくなったの!?

「壊れたから」というのは、理由じゃないです。

我が家では、機械=父。

父が分解しはじめて、もっと分解して!と外せるネジ全部とってもらった‥ら、

電気が通る線の束が剥き出しになって焦げ焦げで、
周りのプラスチックが少し溶けた跡があって、パチン!と小爆発でもしたような、焦げカスが飛び散った跡もあって、ここに水があったらダメでしょう、と思う部分から水がこぼれてきました。


修理したら直るかな?
電器屋なら直せるのかな?

とか思っていたけど‥

もう、十分です。


発火することもなく、誰かが感電することもなく。
ケトルの中は、こんなに悲惨だった。。


最期まで、なんていいヤツだったんだろうと思えてきました。

実家で使うようになって、
ひとり暮らししていたときのように、手入れをしなくなった‥

ごめんね。と、ありがとう。の気持ちを込めて、
綺麗に磨きました。


機械も、いつかは壊れる。
お別れするときが来るのは生き物と同じだ‥


思い出話をしたら、いくらでも出来そうだから、この辺で。

さよなら。
私の愛した電気ケトル。

今までありがとう