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民間給与カットの愚

2011-05-23 17:14:00 | 時評
政府は先の大震災の復興に関連して国家公務員の給与をカットする方針だが、これを民間企業にも広げようという動きがあるという。全く悪乗りというかよく悪知恵が働くものだというか、開いた口が塞がらない。
確認しておくが、国家公務員給与カットの理由は、日本という国の業績が悪いとか公務員の働きがダメとかではなく、ただ大震災の復興のために金が必要なのを何とかしたいということで(だから、さすがの政府も時限措置としている)、民間企業には何の関係もない話だ。
公務員ではない人たちは、公務員給与がどうかには無関心か、高いから引き下げるべきと思っているかもしれない。しかし今回の話から分かるように、わが国の経営者のかなりは、何でも構わないから給料を上げなくてすむ理由や引き下げる口実を探しているのである。そのときに公務員給与がどうかは非常に大きな材料だということは覚えておいたほうが良い。
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