三鈷の松

空海さん伝説の三鈷の松ネットワーク

野岳・空海さん

2006-11-19 01:48:44 | 空海さん
空海さん
 西有家町郷土史によると、雲仙温泉近くの「西有家新八十八ヶ所」空海さん像は、四十一番札所:雲仙小地獄入り口、四十四番札所:一切経の滝南側行基洞内、四十五番札所:雲仙札ノ原知恩洞内、四十六番札所:雲仙小地獄丸登屋前、四十七番札所:高岩山遊歩道と林道交差点、四十八番札所:高岩山山頂、四十九番札所:小地獄一切経の滝社務所横、これ以外にオシドリの池近くの別所関荘の前に「西有家第六十八番札所」で空海さんが祀ってあるが、町史には記載がなく、別の場所の六十八番が記載してある?
 それ以外にも空海さんを祀ってある場所も多く、その一つに仁田峠の野岳にあります。
温泉街を背景に普賢岳を望んで二体が座しておられます。
ONE MORE THING
 また、富津の六角井戸の伝承以外にも千々石町にも下記の伝承があります。
「弘法大師と大豆:昔々弘法大師が全国行脚の途中千々石を通らしたげな、大師がとある一軒の家に立ち寄らしたげな、家の中では、お婆さんが大きな釜で何かをグツグツ煮ておったそうな。大師さんがお婆さんに何を煮ておるのですかとたずねると、お婆さんは味噌を作るため大豆を煮ておりますというたげな。大師が私にも少しご馳走して下さいとお願いされたそうな。するとお婆さんがまだ、煮えちょらんけんやられんと言って断ったげな。大師はその釜の中で赤ん坊を煮ているのを見通していたが、その言葉を聞いてたいへん怒られて、村中を歩きながら「サヤは出来ても実はいるな、サヤは出来ても実はいるな」と唱えながら村を出られたそうな。だからその後は千々石では大豆が出来なくなったという」・・・それにしてもこの伝承は、赤ん坊を煮ていたお婆さんとは不気味な・・。

千々石~温泉山の遍昭金剛

2006-07-24 12:52:23 | 空海さん
 千々石~温泉岳への参道(地元では岳線)の途中に、「遍昭金剛」空海さんが祀ってあります。かなり昔から地元方々から信仰・祀られていたようです。小生の通勤途中の道ですが、いつもどなたかが掃除をされお供えもされています。小生も、ときどきですがお参りさせていただき「般若心経」を読んでいます。
 空海さんの名前は、四回変わられ、「真魚(まお)・空海・遍昭金剛・弘法大師」と・・でも一般にはお大師様でしょうか。大師の称号は他にも何人もいるようですが、やはり「お大師さん」イコール空海さんですね。
ONE MORE THING
 世の中十人十色、その人の育ってきた環境・能力・知識・経験などから同じ考え方の人などいる筈がない。思いどおりに動いてくれる人など存在する筈がない。お互い妥協点で生きているのでしょうか・・?この世で生きていく事は本当に大変です。この世から、脱出することを輪廻・解脱・解放?・・・極楽浄土を目指した補陀落渡海・・?

富津の空海さん伝説「六角井戸」

2006-07-06 08:47:54 | 空海さん
 雲仙市小浜町富津に「六角井戸」伝説が残っています。雲仙のふもとにあり車で約30分下った海岸そばにある井戸です。やはり全国にある伝説のように水が無くて困った住民を、空海さんが水のでる場所を示され井戸ができ、住民を助けて下さったという伝説です。
 雲仙はかって「温泉山」とかいて「うんぜんざん」と呼ばれ、島原半島全体が温泉山満明寺を中心とした修験道の聖山だったそうです。