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言わなければならない事は言わないと前には進まない

生活する中において言わなければならない事や、他の記事で共感したことなどを中心に。今その時の思いを表す。

またもや、安倍晋三政権 途上国の温暖化対策支援に年1兆3千億円 増税で日本国民から吸い上げた税金を海外に湯水のごとくばらまく安倍政権 国民はもっと真剣に怒るべきです!

2015-11-27 19:45:31 | 言いたいことは何だ
【またもや、安倍晋三政権 途上国の温暖化対策支援に年1兆3千億円 増税で日本国民から吸い上げた税金を海外に湯水のごとくばらまく安倍政権 国民はもっと真剣に怒るべきです!】
 臨時国会も開催せず、海外を回って笑顔での外交でのバラマキ。そして、またもや、「途上国への年1兆3千億円」のバラマキです。
これでは「流石にバラ撒き過ぎ」とTwitterでも炎上しています。







優先順位の感覚が狂っています。まず、国内の諸問題をある程度解決してからの海外支援ならわかりますが、国民の血税を湯水のごとく平然と垂れ流す。まるで、東電の汚染水と同じような勢いです。


完全にバラマキ過ぎです。
311東 日本大震災の復興予算は切り捨て、福島原発事故での県外避難者の支援金も切り捨て、日本の国内の貧困層問題、若者の貧困、貧困年金受給者 社会保障費問題を放置してこの使い方は、誰が見ても異常としか言いようがありません。
 このツケは、後で必ず日本国民の負の遺産となるのは目に見えています。
外交でお金を使うなとは言いませんが、安倍晋三の使い方は完全に限度を超えています。 










これまで、一体全部でどのくらいになるのでしょうか・・?

【 安倍政権が外国にばらまいた金額一覧】
日経新聞がまとめていました。(更新日: 2015年05月23日現在ですから、もっとあるはずです)

http://matome.naver.jp/odai/2140534172534430801 
▼ミャンマーに日本への支払いが滞っている債務のうち新たに2000億円を免除し、およそ5000億円の債務を解消するほか、円借款と無償資金協力を合わせて総額910億円のODAを実施  
▼中東・北アフリカ地域に対し新たに総額22億ドル=2160億円規模の支援を発表  
▼安倍首相、シリアの女性支援にODA3000億円表明  
▼シリア難民に59億円追加支援  
▼ASEANに5年間で2兆円規模の 政府開発援助(ODA)拠出を発表  
▼「ラオスに円借款90億円」 安倍首相、供与を表明  
▼モザンビークに支援表明 700億円のODAを供与  
▼アメリカでリニア構想、日本政府が融資提案 5000億円規模  
▼インドへ円借款2000億円 首脳会談  
▼バングラデシュに6000億円支援=政府  
▼ウクライナに最大1500億円支援 日本  
▼日本政府 中国へODAに年間300億円  
▼アフリカへ3兆円支援「着実に実施」 岸田外相  
▼安倍首相パプアニューギニアに今後3年間で200億円規模のODAを供与すると表明
ーーーーーーーーーーー 

驚くようなバラマキです。
Twitterでは・・。

・外国にはカネをだす。国内にはカネを出さない。軽減税率なんて絶対に出さない。
・日本国内の景気対策や日本人貧困層対策に使う方が、先では。
・このバラマキを3分の1にすれば、軽減税率の財源4千億円に足りると思うんだけど。
・頭悪いの?わざとなの?どうしてそんなに国民を苦しめたいの?
・貧困年金受給者に一人3万円しか配らないならその金を国内向けに使いなさいよって事で。
・安倍政権の使い方は限度を超えてるよ。国内がさきでしょ



増税で日本国民から吸い上げた税金を海外に湯水のごとくばらまく安倍政権へ、今日本国民の不満が募っています。
 
このまま使っていると日本の国庫が尽きる勢いで、赤字国債も膨らみ借金大国が膨らみます。 

国民はもっと真剣に怒るべきですね。
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【安倍首相、途上国の温暖化対策支援に年1兆3千億円】
産経ニュース  2015.11.26 10:23
http://www.sankei.com/life/news/151126/lif1511260020-n1.html
 
 安倍晋三首相は26日午前、地球温暖化対策推進本部を官邸で開き、発展途上国への気候変動対策支援として平成32年までに支援額を従来方針から3千億円積み増して年1・3兆円規模にすることを明らかにした。
 ーー中略ーー
 外務省によると、1・3兆円は官民による支援策の合計で、増額分の3千億円は都市部の鉄道建設や、洪水対策を始めとする防災インフラの整備、アフリカの地熱発電開発などに充てられる。


働く母親に優しいフランスの公立小学校  

2015-11-26 06:59:03 | 言いたいことは何だ

 ◆ フランスで「小1の壁」に悩む母親はいない (東洋経済オンライン) - Yahoo!ニュース

国末 則子:フリーライター

 子どもが小学校に入学するとき、日本の働く母親が直面するのが「小1の壁」だ。午後7時、あるいはもっと遅い時間まで子どもを預かってくれる保育園から一転して、学童保育は通常午後6時まで。長期休暇中の学童保育には給食がなく、お弁当を持参させなくてはならない。入学式、保護者会やPTAの集まり、授業参観など平日の学校行事もある。子どもの小学校入学を前に悩む母親は多い。

 フランスにはそんな「小1の壁」はない。まず、入学式はない
。フランスの新学年が始まる9月、小学校に登校した1年生はホールに集まり、クラス分けが発表された後、担任とともにそれぞれの教室に入る。親も子も入学式用の服を用意したりしなくてよいのは、助かる。


 ◆ 充実した学童保育は長期休暇中の強い味方
 1年生も初日から午前8時30分から午後4時30分まで授業がある。日本の小学校ではしばしば短縮授業があるが、フランスの学校は判で押したように、いつも同じ時間帯だ。午後6時まではエチュードという補習があり、低料金で預かってくれて宿題もみてもらえる。フランスの小学校では、低学年の子どもの送迎は保護者の義務
となっている。残業の多い日本と違い、午後6時であれば、働く親も学校へ子どもを迎えに行くことができる。

 長期休暇中
には、サントル・ド・ロワジールという学童保育が、公立の小学校で運営される。保育時間は午前8時30分から午後6時30分ぐらい。料金は各家庭の所得に応じて払う。給食があり、バスに乗って森へピクニックに出かけたり、気球に乗ったり、プールで遊んだり、楽しいプログラムが用意されている。

 フランスの学校では、万聖節(諸聖人の日)とクリスマスの休み、冬休み、春休みと、約6週間通学するごとに2週間の長期休暇がある。7~9月まで2カ月の夏休みもある。
 いくら有給休暇の多いフランス人でも、すべての学校休暇に合わせて、仕事を休むわけにはいかない。強い味方がこのサントル・ド・ロワジールなのだ。祖父母も、働く親世代にとって頼りになる存在だ。長期休暇中は祖父母の自宅や別荘に出かけ、一緒にバカンスを過ごす子どももいた。祖父母と孫が関係を深めるよい機会になっている。

 フランスの小学校では、そもそも学校行事が少ないのだが、保護者会は平日の午後6時
ごろから開かれた。校内を自由に見学できる学校開放の日と、学年末のお祭りは土曜日だった。

 ◆ 公立の授業料は無料、少ない不登校
 フランスの小学校は、家計にも優しい
。公立の場合は、授業料は無料。給食代は所得に応じて支払う。また、年に数回、コオペラティヴという任意の援助金を学校に支払う。金額はいくらでもいいし、払わなくても構わない。この援助金は、生徒の課外授業費などに使われるということだった。課外授業では、映画を見に行ったり、観劇をしたり、美術館へ出かけたりした。豊かな文化のある国だけに、学校の外で学ぶこともたくさんある。

 教科書は1年間無償で貸与される。代々の生徒が使うため、ビニールのカバーをかけて使う。何冊もある教科書に一つひとつ、カバーをかけるのはひと仕事だった。連絡帳や各教科で使うノートが学校で支給されたのには、驚いた。親は筆入れと鉛筆など最低限の学用品を用意すればよい。
学校指定の上履きや体操着、体育館シューズもない。

 日本では何万円もするランドセル
を用意するが、フランスの子どもが背負うカルターブルという横長のかばんは安価だ。ナイロン製のカルターブルが数千円で購入できた。上等なカルターブルを子どもに持たせて、競い合うような雰囲気も皆無だ。

 1クラスは20人程度なので、担任の目が行き届く。下校時には、担任が校舎の出入り口で迎えにきた保護者に子どもを引き渡す。毎日のように顔を合わせるので、保護者は心配ごとがあればすぐに相談できる。少人数教育のためか、頻繁な長期休暇のためか、フランスの学校は不登校の生徒が少なかった。アフリカ系、アラブ系、東洋系など、さまざまな背景を持った生徒がいるので「皆と同じようにしなくては」という同調圧力が少ない
せいもあるだろう。周囲を気にせず、自分らしく振舞え、気楽な面もある。

 一方で、小学校では落第もあれば飛び級もある
。勉強についていけなければ進級できず、再び同じ学年で学ぶ。優秀な生徒は1学年飛ばして進級する。自分に合ったレベルで学ぶことは、どの子どもにとってもいいことだろう。親も落第について、日本の親ほどの抵抗はない。勉強がわからないまま進級して、ますますわからなくなるより、同じ学年の勉強をやり直して進級する方が、わが子のためになるという考えなのだ。同級生も落第した生徒を偏見の目で眺めることはない。

 ◆ 教師は雑務少なく教えることに専念できる
 職場として考えた場合も、フランスの小学校は働く母親に優しい。休み時間、教師は教室に鍵をかけ、生徒を外へ出す。寒い季節でも、生徒は校庭で遊ばなくてはならない。したがって真冬は、帽子に手袋、分厚いコートを身につけさせ、ブーツをはかせて、子どもを登校させなくてはならなかった。雨天の場合は、生徒はホールのような場所で過ごす。休み時間中、教師とは別の監視員が見守る
ので、教師は休憩できる。

 午前11時30分から午後1時30分の昼休みには、生徒は専任のスタッフがいるカフェテリアで給食をとり、監視員の監督の下、校庭などで遊ぶ。教師は教師専用の食事室で昼食をとってもよいし、学校の外に出て昼食をとっても構わない。2時間ゆっくり休憩することができる
。校内の掃除は専任のスタッフが担当するので、教師が掃除をさぼる生徒を注意したり、掃除の監督をしたりする必要もない。

 入学式や卒業式、運動会はないので、その練習で授業時間が削られることもない。フランスの教師は、日本の教師よりも教えることに集中できる環境にある。休憩がしっかり取れることが示すように、労働者としての権利も守られている。筆者の滞在中には、教師のストライキ
もあった。同じ学校でも複数の労働組合があり、一部の組合のみのストライキだったため、あるクラスの担任はいないが、別のクラスの担任は授業をしているという、珍妙な事態が生じていた。

 ◆ 保護者にも外国人を受け入れる度量
 フランスの学校には、フランス語がよくわからない外国人の子どもを受け入れる懐の深さもあった。筆者の子どもを含めた外国人の数人は週2回、別の授業を受けてフランス語を指導
してもらっていた。また、小学校入学時の最初の保護者会の際には、会が終了した後、担任は自分が話した内容を記した紙を、筆者ともうひとりの外国人家庭にさりげなく渡してくれた。

 同級生の保護者
の中には、「何かわからないことがあればいつでも聞いて」と申し出てくれた母親がいた。別の母親はある日、「あなたは子どもの宿題をみるの、大変でしょう。うちの子と一緒に、私がみましょう」と声をかけてくれた。ちょうど、小学校の勉強も進んできて詩の暗唱や書き取りの宿題をみるのに困っていたときだった。
 その後、筆者の子どもは週1回、その同級生の家で宿題をするようになり、大いに助けられた。日本へ帰国する際には、20人の同級生が「日本でも頑張れ」などと一人ずつコメントを書いた寄せ書きを贈ってくれた。

 働く母親や家計に優しいフランスの学校の仕組みを支えているのは、税金
だ。フランスの付加価値税は20%もある。しかし、次の世代を育てるという意義のある目的のために使われるならば、高い税金も無駄ではないと言えるだろう。

『東洋経済オンライン - Yahoo!ニュース』(11月19日)
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151119-00092878-toyo-soci




パワー・トゥ・ザ・ピープル!! パート2
http://wind.ap.teacup.com/people/10193.html

思想狩りにならなければいいが :yahoo ニュースより 帰国後に補正編成指示、テロ情報収集組織を設置へ=安倍首相

2015-11-23 05:04:21 | 言いたいことは何だ

帰国後に補正編成指示、テロ情報収集組織を設置へ=安倍首相



[22日 ロイター] - 安倍晋三首相は22日、訪問先のマレーシア・クアラルンプールで会見し、景気の下支えと国内総生産(GDP)600兆円の実現に向け、帰国後に2015年度補正予算の編成を指示する意向を示した。また、テロ対策を強化するため、12月上旬に「国際テロ情報収集ユニット」を設置すると表明した。(ロイター)
[記事全文]

1億総活躍会議に入った菊池桃子が真っ当すぎる! 1億総活躍は意味不明、安倍政権の弱者排除にきっぱりダメ出し

2015-11-23 04:09:10 | 言いたいことは何だ
1億総活躍会議に入った菊池桃子が真っ当すぎる! 1億総活躍は意味不明、安倍政権の弱者排除にきっぱりダメ出し

2015.11.21. リテラ


鳴り物入りではじまった第3次安倍内閣による「1億総活躍社会」。非正規雇用が4割の大台に乗り、社会保障費を削減して軍事費につぎ込むこの政権が何を言っても何の期待感ももてそうにないが、そんななかで思わぬ“刺客”が現れた。それは「1億総活躍国民会議」に有識者として民間議員に選ばれたタレントの菊池桃子だ。

 
まず菊池は、10月29日に開かれた第1回目の会合で、さっそく「1億相活躍」というネーミングに噛みついた。


「この一億総活躍社会という言葉について、皆さんが意味がわからない、もう少し詳しく説明して欲しいという言葉をよく耳にいたします。私はソーシャル・インクルージョンという言葉で多くの部分の説明を補えるのかと思っています。ソーシャル・エクスクルージョン、社会から排除するものをつくる。インクルージョンは社会から排除するものをつくらない。国連の理念をもとに広義な意味に捉えられ世界に広がったこのソーシャル・インクルージョンがまさに一億総活躍社会という言葉とつながってくると思うのです」(首相官邸「議事要旨」より)
 
この初会合の後、菊池は記者団にこのように語っている。
「今、排除されているであろうと思われる方々を全て見渡して救っていくことを、あらゆる視点から、今日各大臣がご参加いただきましたので、考えていただきたいと、そのように申し上げました」(産経ニュースより)
 
つまり、菊池は「“1億総活躍社会”では、排除されている人たちへの視点が足りていないのでは?」と、安倍首相はじめ内閣の大臣たちを目の前にしてやんわり批判したのだ。
 
この「1億総活躍国民会議」の有識者に選ばれた際には、「元アイドルを使ってイメージアップ」「ただのお飾り人形」「参院選で自民党から出馬する前振り」などとメディアやSNS上で揶揄された菊池だが、ところがどっこい、蓋を開けてみれば、じつに真っ当な見識の持ち主だったのだ。
 
しかも菊池による安倍政権の政策に対する“ダメ出し”は、これで終わらなかった。先日12日に第2回会合が開かれたが、ここでも菊池は「女性の活用」を謳う際によく用いられる“ダイバーシティ”(多様性)推進について言及。会合後、このように語っている。


「人材活用の中でも多様な人材を生かしていく社会のことを『ダイバーシティ』という言葉で解説することが多いと思いますが、ダイバーシティ人材、あらゆる人々がですね、やる気をなくしたり、前向きな意思をなくすような日本の慣習があるのではないかと話を致しました」


「具体的には企業の採用資格や受験資格というところに心身共に健康な者、もしくは心身とも健全な者という一文がございます。これを見たときに病気を持った方々や障害を持った方々などがこの一文があるためにチャレンジすることを躊躇してしまう、あきらめてしまう現実がございます」


「病気や障害の方々はもともと権利を持っているわけですが、義務も果たしたいと夢を描いています。とりわけ私がインタビュー調査を致しました若い児童、学生たちにおきまして、その意志が強く、権利を主張するだけではなく義務を果たしていきたいと。その時の社会に飛び出る障壁となるものが、例えばその一文であったりするわけです。その観点から企業、学校の採用基準の一斉見直しを提案致しました」(同前)
 
この話を会議で聞いていた安倍首相は、一体どんな気持ちだったろうか。じつのところ、安倍首相は「私にとってのダイバーシティとは、社会政策ではなく、成長戦略なのです」「グローバル競争を勝ち抜き、日本経済の好循環を実現するため、全ての人が輝く社会を、共に創り上げていきましょう」(「平成25年度ダイバーシティ経営企業100選表彰式・なでしこ銘柄発表会シンポジウム」)と述べているように、国民を“経済発展のためのコマ”としか見ていない。


しかも、厚労省は先日9日、「障害福祉サービスの利用者負担を拡大する方針を明らかにした」(福祉新聞11月16日付)ばかり。1億総活躍だ、ダイバーシティだ、と声高に叫んでも、実情はまったく伴っていないのだ。これは「女性の活躍推進法」がエリートのキャリア女性支援に留まり、待機児童やシングルマザーはもちろん、男性の育児・家事参加、男性優位社会の是正といった構造的な問題解消に踏み込もうとしないのと同じ話である。
 
そんななか、この空疎な政策に菊池は正面から切り込み、採用・受験資格の一文にダイバーシティ推進とは真逆をゆく、社会における弱者排斥の思想が滲み出ていることを訴えたのだ。
 
正直、まさか菊池桃子がここまで“有能な有識者”だとは、筆者も思いもしなかった。生き馬の目を抜く芸能界でも強い自己アピールなどせず、謎のロックバンド「ラ・ムー」を結成させられたり、清純派なのにお色気コメディ映画の『パンツの穴』に出演し「もう、ムキンポ君ったら!」なんて言わされていた、あの菊池桃子が、である(黒歴史ばかり並べてごめんなさい)。しかし、その発言は、よりよい社会をつくりたいという菊池の志しの高さがよくわかるものだ。
 
すでによく知られているように、菊池は09年に法政大学大学院に進学し、修士課程を修了。現在は母校である戸板女子短期大学の客員教授やNPO法人キャリア権推進ネットワーク理事を務めている。そもそも大学院に入学したきっかけを、01年に出産した第二子の長女が乳児期に脳梗塞を発症したこと。健常児の長男と、ハンディキャップをもった長女──「圧倒的に(社会において)壁が存在したのは障がいのある娘のほうで、矛盾を感じたのです」(光文社「STORY」13年10月号)と菊池は言う。


「(長女は)身体の弱さゆえに、幼稚園や小学校を探すことが難しいという現実にぶつかります。地域の就学相談も脆弱に感じました」(生産性出版『キャリア・チェンジ!』コラムより)
 
14年2月に開かれた講演では、菊池は長女が幼稚園に進学するころ、娘本人からこんな質問を受けたことを明かしている(「女性自身」14年3月11日)。


「ママ、私って普通の小学校に行けるの?」「私は将来、どんなお仕事ができるの?」この問いに、「確かな答えを持っていなかった私は、いい加減なことを言ってその場をごまかしてしまったんです」と言う菊池。そして「子どもたちのキャリア形成をとりまく社会構造に疑問と問題意識」をもった彼女は、キャリアについて学びたいと考えるようになった。


「病気とか障害という人の心と繊細につながった部分に、何の知識もない私がいたずらに踏み込むことは、危険ですよね。ほんのちょっとのことで、人を傷つけたりします。だからこそ、大学院での学びが、私には必要だったんです」(同前)
 
キャリアを“誕生から人生の終焉まで”と捉え、自分の芸能活動を通じてキャリアと雇用の問題を広く社会に発信したい。そうした強い思いをもった菊池が、「1億総活躍国民会議」の席で“お飾り人形”でいるはずはない。むしろ、威勢ばかりがよくて実質を伴わない空虚な安倍政権の政策に、弱者の視点に立った提言をぶつけてくれるのではないだろうか。
 
それにしても、安倍首相はいまごろ頭を抱えているはずだ。普段は有識者委員会などを「お友だち人事」で固め、異論が出ないようあらかじめセッティングするのが安倍首相の常套手段。しかし今回、菊池を選んだのは安倍首相の右腕である加藤勝信・一億総活躍担当相だ。しかも選考理由は「加藤大臣が以前から(菊池の)ファンだった」(新潮社「週刊新潮」11月12日号)から。「明らかに破格の扱いで、向かい合わせに座った加藤大臣は終始、彼女に見とれていたとか」というから呆れてしまう。だが、菊池はただカワイイだけの元アイドル教授ではなかった。彼女が真っ当なことを言えば言うほど、「1億総活躍社会」の綻びは露わになる。これは政権にとって“大誤算”だったのではないか。
 
実際、第二回目の会合で菊池が「企業、学校の採用基準の一斉見直し」を提案したことについて、「総理からの何か言葉をかけられたか」と記者から訊かれた菊池は、「今日は個別で1人1人へのお言葉はありませんでした」と答えている。
 
今後、菊池は会議で冷たい扱いを受けることもあるかもしれないが、ぜひ奮闘してほしいと願わずにいられない。そして、安倍政権が排除しようとする、弱い人びとの声を届けてほしいし、その期待に応えてくれるはずと信じたい。なにせ、彼女は前掲書『キャリア・チェンジ!』のなかで「生涯にわたり学習を続ける決意です」と述べ、こんなふうに力強く宣言しているのだから。


「動き出した私は、もう止まることはないでしょう」

米中首脳に相手にされず…安倍首相が決定的に足りないモノ

2015-11-23 04:01:26 | 言いたいことは何だ
 北京でのAPECが閉幕した。安倍首相の周辺は日中首脳会談が実現したことでカラ威張りしているが、冗談じゃない。APECでハッキリしたのが日本の存在感の低下だ。一方、米中首脳は親密ぶりを世界に強く印象づけた。安倍首相は相手にされていないことが歴然となったのではないか――。

■間違った歴史認識で世界から孤立

 米・オバマ大統領と中国・習近平国家主席による首脳会談は、2日間にわたって行われた。政府の中枢・中南海での夕食会や花火観賞を挟んで、2日目の会談後には共同記者会見も開かれ、ともに過ごした時間は延べ9時間に及ぶ。

 昨年6月に習主席が訪米した際、西海岸の保養所で2人が談笑しながら散歩するシーンが話題になったが、今回も2人は黒いコートにノーネクタイで散歩を楽しみ、親密さをアピールした。

 わずか25分間で終了し、共同会見もなかった日中首脳会談とは大違いだし、安倍首相とオバマ大統領の会談はなかった。米から「眼中にない」と宣告されたようなものだ。

「今の日本は国際社会で完全に孤立しています。原因のひとつが、安倍首相の間違った歴史認識で、きちんと歴史を学んでいないからか、歴史問題でも感情が先に立ってしまう。教養がないせいか、政治哲学も語らない。これじゃあ、大国の首脳が胸襟を開くわけがありません。安倍外交というと、財界人を引き連れてのトップセールスとか、ODAのバラマキとか、カネの話ばかり。これでは国際社会で尊敬されるわけがないのです」(政治評論家・森田実氏)

■石原慎太郎からも「教養がない」

 米ジャーナリストのボブ・ウッドワード氏の著書「オバマの戦争」によれば、軍人経験のないオバマ大統領は、戦争や歴史の本を読みあさり、必死で知識を身に付けたという。学生時代に詩作を趣味にしていたオバマ大統領は文学にも造詣が深い。フェイスブックの読書歴を見ると、シェークスピアの戯曲やメルビル、エマーソンの評論などを読んでいる。黒人差別と闘いながら、勉学に励んで弁護士になった知識人だ。

 習主席にも似たところがある。幼少期に父が失脚、貧しい農村に「下放」された。父は78年に名誉回復するが、その間に習主席は清華大の化学工程部に入学し、79年に卒業した。

 翻って、我が国の首相はどうか。安倍首相の愛読書は「永遠の0」や「今日われ生きてあり」などの特攻隊小説が有名だ。最近では、極左集団と公安警察の戦いを描いたノンフィクション「狼の牙を折れ」をフェイスブックで絶賛していた。こういう類いの小説を読むのは勝手だが、少なくとも、教養を感じさせる読書ではない。「本棚を見れば、その人がわかる」というが、右翼仲間の石原慎太郎氏でさえ、朝日新聞のインタビューで「(安倍首相には)祖父の岸信介元首相のような教養はない」とコケにしていた。これでは世界の首脳と渡り合えるわけがないのである。

■憲法学の大家も知らない安倍首相

「昔の政治家はよく本を読み、歴史を勉強していた。だから、知識をひけらかさなくても、言葉には重みがあった。宮沢喜一元首相の博識には各国首脳も舌を巻いたものです。パフォーマンス先行に見えた橋本龍太郎元首相も、実はたいへんな読書家でした。安倍首相は、振付師や脚本家任せの耳学問だから、言葉に含蓄がなく、上滑りなのでしょう」(森田実氏)

 昨年の参院予算委で、民主党議員に「芦部信喜さんという憲法学者をご存じですか」と聞かれ、平然と「私は存じ上げておりません」と答えたこともあった。憲法改正を掲げる首相が、憲法の大御所を知らない。洋楽評論家がビートルズを知らないようなものだ。

 世界を見渡せば、ロシアのプーチン大統領はレニングラード大卒でKGB出身のエリートだし、ドイツのメルケル首相もライプチヒ大で物理学を専攻し、博士号まで取った才媛である。彼らの知的レベルが政治指導者のグローバルスタンダードというものだ。

 憲法学の大家の名前も知らない首相と、愛読書がマンガで漢字も読めない副総理がツートップの国では恥ずかしい。