米国の上院財政委員長 来週首相と協議 TPP早期の参加要求も (2012年08月18日)
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米国上院財政委員会は16日、同委員会のボーカス委員長が来週、日本を訪れ、環太平洋連携協定(TPP)参加をめぐって野田佳彦首相らと協議すると発表した。同委員長は長年、日本に牛肉などの市場開放を要求してきた対日強硬派として知られる。今回の訪日でも、早期のTPP交渉参加を日本側に強く求めるとみられる。
同委員会は、米上院でTPPなど通商政策を担当する。同委員長は勤続30年を超える民主党の重鎮議員で、影響力は大きい。農業が盛んなモンタナ州の選出で、1980年代の牛肉・オレンジ自由化交渉のころから日本に市場開放を求めてきた。TPPも積極的に推進し、昨年11月には、TPPで日本に対して高水準の市場開放を求める内容の書簡を、米通商代表部(USTR)のカーク代表に送っている。
日本では野田首相の他、玄葉光一郎外相や枝野幸男経済産業相とも会談。米国からの輸出拡大を求め、将来的な日本のTPP交渉参加の可能性について議論する。ニュージーランドも訪れ、キー首相やグローサー貿易相らとTPP交渉の進展について会談するという。
ボーカス委員長は報道発表で「アジア太平洋地域は次なる経済成長の波をもたらす。競争力維持のため、日本やニュージーランドといった国々と貿易上のつながりを強化しなければならない」と指摘。また「高水準のTPP協定は米国のために作用し、米国に雇用を生み、グローバル(地球規模)経済のリーダーとしての米国の役割をさらに強化する」と述べている。
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米国上院財政委員会は16日、同委員会のボーカス委員長が来週、日本を訪れ、環太平洋連携協定(TPP)参加をめぐって野田佳彦首相らと協議すると発表した。同委員長は長年、日本に牛肉などの市場開放を要求してきた対日強硬派として知られる。今回の訪日でも、早期のTPP交渉参加を日本側に強く求めるとみられる。
同委員会は、米上院でTPPなど通商政策を担当する。同委員長は勤続30年を超える民主党の重鎮議員で、影響力は大きい。農業が盛んなモンタナ州の選出で、1980年代の牛肉・オレンジ自由化交渉のころから日本に市場開放を求めてきた。TPPも積極的に推進し、昨年11月には、TPPで日本に対して高水準の市場開放を求める内容の書簡を、米通商代表部(USTR)のカーク代表に送っている。
日本では野田首相の他、玄葉光一郎外相や枝野幸男経済産業相とも会談。米国からの輸出拡大を求め、将来的な日本のTPP交渉参加の可能性について議論する。ニュージーランドも訪れ、キー首相やグローサー貿易相らとTPP交渉の進展について会談するという。
ボーカス委員長は報道発表で「アジア太平洋地域は次なる経済成長の波をもたらす。競争力維持のため、日本やニュージーランドといった国々と貿易上のつながりを強化しなければならない」と指摘。また「高水準のTPP協定は米国のために作用し、米国に雇用を生み、グローバル(地球規模)経済のリーダーとしての米国の役割をさらに強化する」と述べている。