言わなければならない事は言わないと前には進まない

生活する中において言わなければならない事や、他の記事で共感したことなどを中心に。今その時の思いを表す。

ドイツ緑の党が野田首相に対して抗議文を送りました

2012-06-17 21:49:26 | 言いたいことは何だ

 
薔薇、または陽だまりの猫 より転載

ドイツ緑の党が野田首相に対して抗議文を送りました



杉山廣行(「緑」の京都・準備会)
http://d.hatena.ne.jp/greens_kyoto/20120614/1339679964
 
 
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Letter of Protest
                

抗議声明文
 
To: Mr. Yoshihiko Noda, Prime Minister of Japan
 
日本国首相、野田佳彦殿、
 
“Shame on you, Mr. Noda – listen to your people and act responsibly –
Don’t restart Ohi reactors – Come up with a responsible energy
 policy based on conservation and renewable energy”
 
‘野田首相は恥を知れ―国民の声に耳を傾け、責任ある行動を取れ―

 
 大飯原発を再稼働するな 
 
―資源保護と再生エネルギーを基本とした政策を責任をもって構築せよ―
 
Dear Prime Minister,
 
野田首相、
 
We protest your decision to restart two nuclear power reactors
 in the town of Ohi in Fukui Prefecture. We ask you to reconsider
 and instead impose a moratorium on nuclear power in Japan.
We ask you to come up with a responsible energy policy for
a Japan without nuclear power and based on energy conservation and
 renewable energies.
 
我々は、貴職の福井県大飯町原発二基再稼働決定に抗議する。
 
再起動について再考を求め、代わりに日本国内原子力発電の
 
一時停止発動を要求する。
 
資源保護と再生エネルギーを基本とした、
 
原発のないエネルギー政策構築を要請する。
 
Here are our reasons:
 
事由は以下の通りである。
① Your decision is undemocratic. The Japanese public is not supporting you.
Many members and parliamentarians of your own party are not standing with you.
 
貴決定は民主主義から逸脱している。日本国民は貴殿を支持していない。
 
貴民主党内部でも多くの国会議員が反対の立場を表明している。
 
② The full truth about the meltdown of the three reactors
in Fukushima has not been established, yet.
 
福島原発三基のメルトダウンについて、
 
未だ事故原因の真相が明らかにされていない。
 
③ The prevailing, temporary safety standards that have been applied by
the stress tests and that you referred to when you declared the Ohi reactors
 to be safe, are insufficient. At present, essential safety measures that are
 required by the stress tests have not yet been implemented in Ohi.
 It is not verified whether the reactors can be shut down safely
 if a serious earthquake were to occur.
 
大飯原発のストレス・テストに適用され、
 
かつ同原発安全宣言の際に言及された現行の暫定安全基準は
 
極めて不十分である。
 
現在に至るまで、ストレス・テストに本質的に
 
不可欠の安全対策が実施されていない。
 
もし深刻な地震が起きた場合、原発を安全に停止できるか
 
否かが検証されていない。
 
④ Any new regime of safety standards must be formulated and overseen
 by a truly independent Nuclear Safety Agency. This agency has not yet been
 established, and parliamentary procedures have just been started.
 
新たな安全基準制度は、
 
独立した第三者原子力安全機構によって制定され、
 
かつ遵守されなければならない
 
 
⑤ The sharp increase in seismic activities in Japan since the earthquake and
 tsunami catastrophe of March 11 is alarming.
The fact that there are active fault lines in the vicinity of the Ohi reactors,
 and perhaps even under the site is a major reason of concern.
 
3月11日の東日本大震災以降の日本列島の地震活動の激増は、
 
警告を発している。
 
もしかすると原発敷地の直下に存在するかもしれない活断層が
 
大飯原発周辺に複数存在するという事実が、
 
再稼働に対する大きな危惧となっている。
 
You may reject this letter as an outside interference into
the internal affairs of Japan. However,
we know since Chernobyl and Fukushima that the fallout
of nuclear accidents does not know national borders, but severely
 impacts the global environment and bears unknown risks to the health of
 all mankind. We believe it is our moral obligations to voice our concerns to you.
 
貴職は本状を内政干渉として拒否されるかもしれないが、
 
チェルノブイリ及び福島原発事故以来、
 
原発事故がもたらす死の灰に国境はないこと、
 
地球環境に深刻な悪影響を与えること、
 
さらに人間に不測の健康被害を及ぼす危険等々を我々は承知している。
 
We also know that our concerns are shared by many people in
 your country and that a majority of your people does not agree with you.
 We have high respect for the people of Japan,
 for their sense of community and service in times of great harm.
We believe in their creativity and strong will to overcome these difficult times,
 and to rebuild a Japan without nuclear power.
 
我々はまた多くの貴国民が同様の危惧を抱き、
 
国民の過半数が貴職に反対表明していることを承知している。
 
我々は、大災害時の地域社会において
 
共同体連携意識を発揮する日本国民に対して
 
高く敬意を払うものである。
 
我々は、日本国民がこの困難な状況を克服し、
 
原発のない国家を再建されるための創造力と強い意志を
 
発揮されることを信じる。
 
We, therefore, ask you to kindly reconsider the restart of the Ohi reactors and
 to declare a moratorium on nuclear power.
We ask you to come up with a responsible energy policy for a Japan
 without nuclear power based on energy conservation and renewable energies.
 
我々はここに、大飯原発再稼働を再考願い、
 
原子力発電の一時停止宣言を要求する。

 
我々は、貴殿に対して、資源保護及び再生エネルギーを
 
基本とした責任あるエネルギー政策を確立されんことを
 
要請する次第である。
 
Yours sincerely,
Date:
Signature:
 


【東京新聞】独から再稼働反対署名 緑の党 2784人分

日本大使館に託す 「脱原発を決めたドイツからの連帯を示す」

(トーマス・ガンプケ連邦議会議員)2012年6月14日 夕刊


http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012061402000244.html

【ベルリン=弓削雅人】ドイツの90年連合・緑の党は13日、

日本で展開中の脱原発を求める「さようなら原発1000万人アクション」を

支援し、野田佳彦首相や西川一誠福井県知事らに

関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働反対を訴える

2784人分の署名を、ベルリンの在ドイツ日本大使館に託した。

同党のレナーテ・キュナスト共同党首らは、署名に添えた野田首相らへの

書簡で「日本のような産業国が一カ月以上も原発ゼロで活動していることは、

原子力の危険がない未来への希望を、世界に与えている。

大飯原発を再稼働せず、原子力時代を終わらせ、

エネルギー転換へ向けてともに歩みたい」と呼びかけた。

署名を届けた同党のトーマス・ガンプケ連邦議会議員は、

本紙に「脱原発を決めたドイツからの連帯を示す」と強調した。

ドイツは、東京電力福島第一原発事故を受け、2022年までに

原発を全廃することを決定。
福島での事故以前は17基が稼働していたが、現在は9基のみ。



 
(転載終了)
 


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