言わなければならない事は言わないと前には進まない

生活する中において言わなければならない事や、他の記事で共感したことなどを中心に。今その時の思いを表す。

山田正彦 日本の農業はモンサントに支配される

2018-01-30 16:30:00 | 言いたいことは何だ

  山田正彦 日本の農業はモンサントに支配される



         http://www.asyura2.com/18/senkyo239/msg/194.html
          世界精神
     
 日本国民が知らない間に恐ろしい事態が進んでいる。お米の種を守ってきた「主要農作物種子法」が4月に廃止されるのだ。種子法がなくなれば、日本のお米の値段は10倍にもはね上がり、味は不味くなり、やがて市場から姿を消していくことになるだろう。この背後にはモンサントをはじめグローバル企業の動きも見え隠れしている。

 ここでは、種子法に警鐘を鳴らしてきた元農林水産大臣の山田正彦氏のインタビューを紹介したい。

『月刊日本』2月号
山田正彦「日本の農業はモンサントに支配される」より
http://gekkan-nippon.com/?p=12947


<農業がモンサントに支配される>

―― いよいよ2018年4月に主要農作物種子法が廃止されます。元農水大臣の山田さんにお話を伺いたい。

【山田】 これまで日本は種子法に基づいて、コメなど主食の種子を「国の宝」として守り育んできました。国が管理して、各都道府県に原種や原原種の維持や優良品種の開発、奨励を義務づけていたのです。その結果、日本のコメ、麦、大豆の種子は100%国産であり、食の安心・安全や自給率は守られてきたのです。

 ところが、昨年4月に種子法廃止法案が成立して、今年4月に施行されてしまいます。これによって従来の国や都道府県の公共品種の維持が難しくなり、民間企業によって主要農作物の種子市場が席巻されてしまうことになります。

 種子法の廃止はTPP交渉の中から出てきたものです。TPP協定は2016年2月に署名されましたが、その際に日米が交わした交換文書があります。そこには、「日本国政府が外国投資家等から意見及び提言を求め、関係省庁等からの回答とともに規制改革会議に付託し、同会議の提言に従って必要な措置をとる」とあります。そして実際に、外国企業の意向に沿って種子法の廃止や農業競争力強化支援法の制定などが決められてしまったのです。

 ここでいう「外国投資家等」の中には、グローバル種子企業のモンサント社やシンジェンタ社が含まれています。彼らは20年前から日本の種子市場を狙っていたのです。すでに野菜のタネはそれら多国籍企業に支配されています。30年前まで野菜の種子は全て国産でしたが、今では90%以上が外国産です。

―― 山田さんは、種子法廃止と同時に成立した農業競争力強化支援法も問題視しています。

【山田】 農業競争力強化支援法の8条3項には、事業者の生産性が少ない銘柄を「集約」すると書いてあります。これではイネの品種が減っていってしまいます。

 現在、日本では約300種のイネの品種が栽培されています。大きな気候変動や害虫の発生に備えるためには、それぞれの地域に合った多様な品種を維持することが重要です。品種を増やすどころか、減らすなどもっての外です。

 また同法8条4項には、「都道府県が有する種苗の生産に関する知見の民間事業者への提供を促進すること」と書いてあります。私たちが種子法に基づいて、税金で培ってきた技術と情報、いわば知的財産権を民間企業にタダ同然で差し出せということです。しかも、「民間事業者」には外資系企業、すなわちモンサントやシンジェンタも含まれています。昨年、齋藤健農水副大臣(現農水大臣)と矢倉克夫農水政務官(当時)が「国内企業、外資系企業を問わず」知見を提供すると国会で明確に答弁している通りです。

 モンサントが日本の公共品種から開発した遺伝子組み換え品種などを応用特許として申請すれば、日本の農家は高額な種子価格に加えて、特許料まで支払わなければなりません。農家は二重に搾取されることになるのです。……  

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アベノミクスの嘘を暴いた弁護士「安倍首相は思考停止」 注目の人 直撃インタビュー

2018-01-30 16:20:36 | 言いたいことは何だ
アベノミクスの嘘を暴いた弁護士「安倍首相は思考停止」 注目の人 直撃インタビュー

2018年1月29日 日刊ゲンダイ

   
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アベノミクスのインチキについては、日刊ゲンダイも何度も指摘してきたが、ついに決定版ともいうべき本が出た。「アベノミクスによろしく」の著者の明石順平氏は、経済学者ではなく労働問題が専門の弁護士。公表されているデータを基に安倍政権の嘘を暴き、アベノミクスの恐ろしい実態、日本経済の絶望的な未来を畳み掛けるような筆致でえぐったのである。筆者が「調べていくうちに戦慄した」という犯罪的国民騙しの全容――。

■日本経済は減速したら爆発する暴走バス

――日本経済の現状をひと言で言うと、どんな感じになりますか?

1億総活躍とか言っていますが、このままだと1億総玉砕です。

――多くの人はアベノミクスで経済は好転しているように感じていますが、違う?

とんでもない誤解ですよ。日銀の黒田総裁はよく正気を保てるものだと思います。もう大失敗は歴然なのですから。私が彼の立場なら発狂していると思います。

――日銀が国債を買いまくってマネタリーベースを増やしても、マネーストックが大して増えていないということですね。マネタリーベースの対名目GDP比率は既に80%を優に超えている。比率で見れば米国の4倍を超えているとご著書(「アベノミクスによろしく」集英社インターナショナル新書)で指摘していました。その米国は緩和をやめたのに、日本はやめられないままです。

異次元の金融緩和の前後で、マネーストックの増加ペースに変化はありませんでした。資金需要がなかったということです。インフレ目標を達成できないのはそれが原因です。もう異次元の金融緩和という言葉を使うのをやめて、「脱法借金」と呼ぶべきでしょう。新規国債は全部、いったん民間金融機関に買わせた上で日銀が買っているのですから。これは財政法5条の脱法行為です。

――本の最後で、それでは国民はどうしたらいいのか、という問いに「どん底に落ちるしかない」という答えには衝撃を受けました。

だけど、あきらめちゃいけないと書きました。敗戦後のがれきの山から立ち直ったように、どん底に落とされたら、這い上がればいい。というか、這い上がるしかない。

――そういう状況なんですね?

日本経済は「スピード」という映画に出てくるバスにソックリです。そのバスは時速80キロ以下に速度が落ちると爆発してしまうんですが、かといって走り続けるとガソリンが切れて爆発する。日本経済も同じです。脱法借金をやめられない状況ですが、このままだとやがて円の信用が切れて爆発すると思います。

――背筋が凍ってきますね。しかし、国民にはそんな危機感はまるでありません。アベノミクスでGDPも上がった、株も上がった。やがて賃金も上がるだろう。政府はそう言っています。

異議ありです。2016年12月にGDPの計算方法が改定されました。国際的な算出基準「2008SNA」に合わせて、研究開発費などをGDPに入れるようになった。しかし、問題は「2008SNA」と全く関係がない「その他」という部分です。この部分によってアベノミクス以降、大きくGDPがかさ上げされているのです。

1994年まで遡って改定されたのですが、「その他」のかさ上げ額は、94年度から99年度の平均はマイナス約3・8兆円。2000年から12年度はマイナス約0・7兆円。ところが、アベノミクス以降は、13年度4兆円、14年度5・3兆円、15年度7・5兆円と平均でプラス約5・6兆円にもなるのです。
  

GDPかさ上げというインチキに騙されるな
――なんだか、GDPかさ上げが大きくなる項目を追加したような気もします。

昨年12月にようやく内閣府が「その他」の内訳表に近いものを出してきました。分析してみたら怪しさ満載です。これについての分析記事はそのうちブログで公表する予定です。通常国会で野党はこの問題を追及するべきです。

――16年度のGDPは過去最高を記録しましたが、かさ上げのおかげなんですか。

改定前は97年度が史上最高値でした。15年度とは20兆円の差がありましたが、改定後、ほぼ並びました。そして、16年度、めでたく史上最高額を更新したのです。

――安倍政権は20年度にGDP600兆円という目標を掲げています。

改定後の13~15年度のペースを維持すれば、ちょうど達成できます。つじつまが合いすぎですよね。たまたまそうなったと言われてもそう簡単には信じられません。

――しかも、安倍政権が自慢しているのは名目GDPですよね。実質GDPで見るとどうですか。

安倍政権は名目GDPについてしか語りません。改定前、安倍政権は民主党政権時代の3分の1程度しか実質GDPを伸ばせていませんでした。そして、改定によって思いっ切りかさ上げしても、実質を見ればまだ2%ほど民主党時代に負けている。

――GDPの6割を占める個人消費がダメだからですね。

増えるわけがありません。15年の実質家計消費支出はアベノミクス前から5・8ポイントも落ちている。増税と金融緩和による円安で物価が上がったのに、賃金が上がっていないからです。アベノミクスが開始された13年から3年間で、消費者物価指数は約5%上がったが、名目賃金指数はほぼ横ばいです。

――でも、企業は空前の利益を挙げ、内部留保もガッポリため込んでいる。やがて賃金が上がるのではないですか?

確かに円安で、大きな輸出企業は恩恵を受けています。ただし、輸出の数量が伸びたわけではなく、為替差益で儲けただけです。その一方で原材料の高騰で苦しんでいる企業は数多い。儲かっているのは大企業の中でも輸出企業という一部なのです。

――雇用は改善しているように見えますが?

生産年齢人口の減少、医療、福祉分野の需要拡大、雇用構造の変化(非正規雇用の増大)など、民主党政権時代からの傾向で、アベノミクスとは無関係です。雇用が増えている1位は医療福祉。13年から16年までの4年間で100万人以上増えています。これは高齢化の影響です。

2位が卸売り、小売りですが、小売りの主体はコンビニです。多くはフランチャイズ店で、本社はリスクを取らないので、たくさん出店でき、儲かるわけです。24時間営業ですから、1店舗で15、16人の雇用を生む。だから、雇用は増える。でも、オーナーは自営業ですから、昼夜問わず、がむしゃらに働いていますよ。こういう構造がブラックバイトの温床になる。弱者にしわ寄せがいく。

3位は宿泊・飲食ですが、多店舗展開している居酒屋等の影響でしょう。フランチャイズ制を取っている企業も多いので、コンビニと似たような構造です。これらの業種はアベノミクスが引き起こした円安とは関係ありません。

■北朝鮮との戦争でチャラにする懸念


――それでも株だけは上がっています。

金融緩和で金余りの状況になっていることに加え、日銀とGPIFが買い支えているからです。やめたら暴落するので、買い続けるしかない。

――まさに暴走バス。恐ろしいのは国民が何も知らないことです。

調べていくうちに自分が山火事の第一発見者のような気分になりました。早く知らせないといけない。でも、山火事を鎮火するには大増税と超緊縮財政で、とにかく、国債の信用を保つしかないのです。これを言うとボコボコに批判されちゃうのだけど。

――日本には資産があるんじゃなかったんですか?

資産を全部売ればいいという人がいますが、そもそも売れない資産が大半を占めます。例えば橋や道路は誰も買わない。

また、自衛隊の基地や武器も売ってしまえば国防は成り立ちません。それに、「全部売ります」なんて宣言をしたら、「破産します」と言うのとほぼ同じですから、国債と通貨の信用は維持できないでしょう。仮に全部売れたとして、資産の全くない国家をどうやって運営していくのでしょうか。このように具体的に考えると極めて荒唐無稽な話なんです。

――安倍政権を見ていると、すべて、北朝鮮のせいにして、戦争でウヤムヤにするんじゃないかという懸念もよぎります。

そういう懸念は軽々に否定できませんね。戦争すれば、凄まじいインフレが起きても戦争のせいにしてアベノミクスの失敗を隠すことができますからね。

――安倍さんは現状をわかっているんですよね。それでいて、よく、20年までやる気になるものです。

思考停止して、現実逃避しているように見えます。任期を全うするまで失敗をごまかせればいいのでしょう。国民は彼の保身に付き合わされているだけです。

(聞き手=本紙・生田修平)

▽あかし・じゅんぺい 1984年、和歌山県生まれ。東京都立大法学部、法政大法科大学院卒。ブラック企業問題など、主に労働事件を担当。著書が大きな話題に。

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産経新聞は、リアル虚構新聞

2018-01-30 16:14:26 | 言いたいことは何だ
リアル虚構新聞

県警交通機動隊によると、産経新聞は事故後一度も同隊に取材していないという。
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 昨年12月9日に産経新聞の高木支局長は、インターネットの「産経ニュース」で「沖縄2紙が報じないニュース」として、この事故を3千字を超える長文の署名記事で取り上げた。「日本人運転手が軽傷で済んだのは曹長の勇気ある行動があったからだ」と紹介し、沖縄メディアに対し「これからも無視を続けるようなら、メディア、報道機関を名乗る資格はない。日本人として恥だ」と断じた。

 同12日には産経新聞本紙でも「日本人救った米兵 沖縄2紙は黙殺」という見出しで、曹長の回復を祈る県民の運動と共に報じている。ネットでは県内メディアへの批判が集中し、本紙にも抗議の電話やメールが多数寄せられた。
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安倍首相の平昌五輪出席の背景を教えてくれた山田孝男記者最初に一面トップで「首相欠席」と書いたのは1月11日の産経新聞で、行かないという選択肢は、はじめからなかったと。

2018-01-30 16:10:35 | 言いたいことは何だ
安倍首相の平昌五輪出席の背景を教えてくれた山田孝男記者

2018-01-29 天木直人のブログ


きょう1月29日の「風知草」で、毎日新聞の山田孝男特別編集委員が、安倍首相が唐突に平昌五輪の開会式に出席すると発表した事について、その背景を語っている。

その根拠は、彼が永田町(官邸高官)と霞が関(外務省高官)で聞きまわって入手した情報であるという。

いわく、行かないという選択肢は、はじめからなかったと。つまり、行かないとなれば世界はまだ慰安婦問題が終っていないと見る。慰安婦問題が再び問題化する。総理はそれを意識したと。

さらにまた、韓国は隣国であり日本には在日の方もたくさんおられる、日本も東京五輪が控えている、何よりも、世論の過半数は出席すべきと考えていることがわかった、と。

いわく、最初に一面トップで「首相欠席」と書いたのは1月11日の産経新聞で、その産経新聞が1月24日に単独会見で「首相出席」と修正したと。安倍政権と親密な産経新聞のこの「揺れ」は、そのまま安倍首相自身の「揺れ」だったと。

(ペンス副大統領の出席を早々と決めた米国側からは)行った方がいいのでは?という示唆はありましたよ。でもだから従ったわけじゃない、と。

本当に永田町や霞が関の高官がこのような発言をしたかどうかは私にはわからない。しかし、山田記者はこれらの発言を紹介した上で、こう締めくくってる。

対米協調の陰で対米自立も進んでいる。「韓国疲れ」は日本の現実だが、日本人は韓国に仕返ししようなどとは考えていない。日本が外交上の不満を五輪に絡め、首相があてつけに開会式を欠席するような国ではない、と。

御用記者の面目躍如だ。見事な安倍首相の代弁記事だ。これを要するに、産経新聞を使って観測気球を上げ、右翼のガス抜きをした上で、世論の大勢を見極めて決断した、と言っているのだ。

そんな回りくどい事を解説するよりも、外遊好きで、パフォーマンス好きの安倍首相が、おまつり気分の平昌五輪を欠席して、指をくわえて日本でテレビ観戦に満足していられるはずがない、そうはじめから書けばよかっただけである(了)

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