言わなければならない事は言わないと前には進まない

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安倍自民党のあくどすぎるメディア戦略!

2017-10-18 20:58:18 | 言いたいことは何だ

安倍自民党のあくどすぎるメディア戦略!




 

2014年の解散総選挙では、自民党の萩生田光一副幹事長が在京TVキー局の編成局長と報道局長宛に、衆議院解散前日の11月20日付で「圧力文書」を送付しました。
 それは選挙があるので「公平中立」と「公正」な放送を心がけろと要求するもので、「出演者の発言回数及び時間等」「ゲスト出演者等の選定」「テーマについて」「街角インタビュー、資料映像」などについて、こと細かな指示が書かれていました。
 A4一枚の文書に、ナント「公平中立」、「公正」、「公平」という言葉が13回も登場し、古賀茂明氏によれば、それを受け取ったテレビ局は一読すれば具体的に何をするなと言われているのかが「ピンと来る」ようになっていたということです。
 そして暗に「政権党の言うことを聞かなければ国会に呼びつけるぞ」との脅しが読み取れる文章になっていたということです。
 その時は確か選挙が済んでからそのことが明らかにされ批判に晒されましたが、後の祭りでした。

 今回はさすがにその手法はとれないので、ネトウヨを組織化した別働隊・J-NSC(自民党ネットサポーターズクラブ)によるメディア・バッシングに徹しているということです。
 J-NSCは自民党が在野時代に安倍信三氏の腹心の世耕氏などが組織したもので、広告代理店の数次の下請け組織が中心になっていると言われますが、それが今日のネトウヨの跳梁を招きました。
 安倍自民党が選挙でもネトウヨ・J-NSCを重要視しているのは明らかで、公示日の直前に開かれたJ-NSCの緊急総会には、わざわざ安倍首相が顔を出してメンバーを激励しています※。
     ※(LITERA)自民党がネトサポ緊急総会で他党叩きをアドバイス! “従軍慰安婦像の辻元清美”も“人民解放軍姿の志位和夫”も「個人の判断で」と

 安倍首相は、かつて小泉政権で内閣官房副長官に登用された時、NHKの番組内容に実質的に干渉したのを手始めに、以後一貫してメディアに対して様々に干渉してきました。
 LITERAは、この総選挙で安倍自民党が臆面もなく行使している手法を報じていますが、一層陰湿なものになってきていることが分かります。
 LITERAの記事を紹介します。
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安倍自民党のあくどすぎるメディア戦略!
広報副本部長に抜擢の和田政宗がテレビ番組を名指しで恫喝、ネトウヨ煽動
LITERA 2017年10月17日
 自民圧勝が伝えられる衆院選。調子に乗った自民党がまたぞろ、テレビ報道に報道圧力を加え始めた。2014年の解散総選挙では、安倍首相の側近である萩生田光一衆院議員による在京キー局への「圧力文書」の送付が発覚したが、今回は、自民党のネトウヨ議員・和田政宗参院議員がその先兵役をになっている。
 和田議員は選挙を間近に控え自民党広報副本部長に就任したばかりだが、連日、テレビ局や番組名を名指しするかたちで、こんなツイートを繰り出しているのだ。

〈テレ朝社員でモーニングショー出演の玉川徹氏の印象操作が酷い。今日は日本人を馬鹿にするような発言も。「自民堅調」との世論調査に対し「安倍総理はやめなくていいんだ」。「森友加計問題は日本人は関係ないんだ」という発言をいずれも嘲笑しながらコメント。論評の域を超え印象操作に近い発言が続く〉

〈12日の報道ステーション、45分間の党首討論は何だったのだろうか。森友問題、前川問題(加計学園獣医学部新設について)に30分を割き、憲法9条改正について15分で全て終了。何か意図があるのだろうか。9条改正は必要だとしても、北朝鮮問題や経済政策など国民に直結する課題を全く議論させず〉

〈報道のTBSは完全に死んだ。総理の生出演。キャスターは質問で課題を明らかにする力の発揮のしどころであったが、そもそも質問力すらなかった。星浩キャスターの外れたイヤホンから強い口調のディレクターの指示。総理の話を遮りまくり〉

〈TBS サンデーモーニング。森友問題・前川問題(加計学園獣医学部問題)を取り上げ争点にしようと必死。安倍総理の地元で「厳しい批判にさらされている」とコメントしたが根拠が希薄、印象操作に近い。〉

 和田議員のこうしたツイートはいずれも、「保守速報」や「netgeek」などのネトウヨサイトで大きく取り上げられ、ネトウヨの間で拡散。テレビ局への「電凸」などを引き起こしている。
 ようするに、現役の国会議員が名指しでテレビ番組を恫喝し、ネトウヨを煽動しているのだ。これだけでも報道の自由の侵害行為としか思えないが、さらに唖然とするのは、和田議員のメディアバッシングの内容のデタラメぶりだ。

当たり前の報道を「印象操作」と叫ぶ和田議員
 たとえば、12日放送『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日)の玉川徹氏に対するクレーム。実際の放送での玉川氏は、毎日新聞の選挙序盤情勢調査の結果、自民党が圧勝するという数字が出たことについて言及するかたちで、「安倍総理はやめなくていいんだな(といふうに自民党内でなる)」と述べたたうえで、こう言ったに過ぎない。
「そうすると、たとえば森友・加計問題とか、いろんな問題がありましたよね。あれで支持率が下がったりしましたけど、『日本人、全然関係ないんだね、そこ』っていう。そういうふうなのが第一印象ですね」

 つまり、森友・加計問題であれだけ疑惑が膨らみ、安倍首相が説明責任を果たさないことへの不満が支持率の低下で表れたのに、選挙ではそれらの問題とは無関係に自民党が議席を伸ばすらしいという逆転現象が、国民の意識と乖離しているのではないかと指摘したのだ。和田氏はこれを「印象操作」「日本人を馬鹿にする」などと言っているが、意味不明にもほどがあるだろう。「日本人」云々と言う前に、日本語読解力をもっと鍛えたほうがいいのではないか。

『報道ステーション』(テレビ朝日)の党首討論に対するクレームも、てんで見当違いだ。森友・加計問題に時間を割いたのは、それが間違いなく国民の関心ごとだからにほかならない。実際、マスコミ世論調査では、これまでの安倍首相の説明が十分でないと思う国民が8割近くにのぼっているし、この間、依然として安倍首相は「丁寧な説明」を放棄。そのうえ、本来、新証拠が出てきて野党から追及を受けるはずだった臨時国会を冒頭解散で消しとばしたのだから、代わりにメディアが議論の水を向けるのは当然の行為だ。

 さらに呆れるのは『NEWS23』(TBS)に対するいちゃもんである。これは9月25日の安倍首相の生インタビューのことだが、そこで星浩キャスターらから森友・加計学園について突っ込まれた質問をされた安倍首相は、「籠池理事長は詐欺で逮捕され起訴された人物」と何度も繰り返し、追及を逃れようとするのがやっとで、疑惑の本丸である国有地売却問題には一切答えられなかった。にもかかわらず、和田議員は鬼の首をとったかのごとく、星キャスターのイヤホンからディレクターの指示が漏れていたことをあげつらう。
 だからなんだというのか。質問に答えず好き勝手にPRだけしようとする首相を、番組側が話を戻そうと努力するのは当然のことだ。むしろ、国民が聞きたい話を「遮りまくり」だったのは安倍首相のほうである。

「批判者をTBSは至近距離で撮影」「子どもは動員」…ネトウヨばりの妄言を連発
 しかも、和田氏がトンデモなのは、こうしたメディアの放送内容に対する恫喝めいたクレームだけではない。ツイッターではほかにも新聞社や安倍政治に反対する市民に対して、ネトウヨばりのいちゃもんをこれでもかと飛ばしている。

〈日本記者クラブでの党首討論。一部の質問者はジャーナリストとして大丈夫かと疑問を感じた。本来は厳しい質問で詰将棋をしていくのだが朝日や毎日の質問者は自分の主張に基づきやりこめようという質問の仕方〉

〈安倍総理が柏駅前で街頭演説。菅野完氏がメルマガで集結を呼び掛けたこともあり、大声を張り上げ批判している人達がいたが10人程度。それにしても、ごく一部しかいない批判的な人達を、TBSはなぜ至近距離で撮っているのだろうか?我々は批判の声にも真摯に向き合い、やるべき政策を実行し続けます〉
〈添付したリンクの写真をご覧ください。動員されマスクをした子供が写っています〉

「我々は批判の声にも真摯に向き合い」が聞いて呆れる。一応補足しておくが、7日のJR柏駅前での安倍首相の演説では、批判する市民たちがプラカードを掲げながら「安倍やめろ」のコールをあげたが、和田議員はTBSがそこにカメラを向けたことを批判し圧力をかけることで、その声をなかったことにしようとしているのだ。しかも、産経新聞はこの和田議員のどうしようもないツイートをそのまま記事にしたが、和田議員はさらに産経がアップした写真にひとりの子どもの姿があったことを大げさに取り上げて「動員」などとぬかしている。
 バカを言え。動員というのは普通、組織的に呼びかけて日の丸を振るような支持者を街頭演説の場に集めてきた自民党のようなやり方のことを言う。批判者の近くに子どもがいただけで、それが「批判勢力は子どもまで組織動員している」かのように喧伝するのは、悪質なデマゴギー以外の何ものでもない。

 そもそも和田議員といえば、前述したとおり“ネトウヨ議員”として知る人ぞ知る人物だ。元NHKアナウンサーで、2013年の参院選でみんなの党から出馬しネットを駆使した選挙運動を展開して当選。憲法9条や天皇を国家元首にする改憲を訴え、教育勅語を絶賛したり、慰安婦問題等でも歴史修正主義をぶつなどバリバリの極右で、ブログやSNSなどでネトウヨに大向こう受けする発言を連発し、ネトウヨ向けネット番組『報道特注(右)』にもレギュラー出演している。
 そんな和田議員は、みんなの党の分裂後、極右政党である次世代の党(現・日本のこころ)に籍を移して党要職に務めていたが、昨年離党して自民党会派入りを宣言。今年9月に正式に自民党へ入党した。そういう意味ではネトウヨ議員らしい煽動ともいえるのだが、問題なのは、このネトウヨ議員がひとりで好き勝手に安倍政権に批判的なメディアを叩き、悦に入っているというわけではないということだ。

安倍首相にも密着…メディアバッシングは党ぐるみの「広報戦略」か
 和田議員は、自民党正式入党直後の9月27日に〈私は、党の選挙広報戦略チームに入りました〉とツイートしていたが、上述したように、なんといきなり自民党広報副本部長にも抜擢されていたのだ。この自民党広報本部は、戦略局や報道局、新聞出版局、ネトウヨを組織化した別働隊・J-NSC(自民党ネットサポーターズクラブ)、そして和田氏のいう「選挙広報戦略チーム」を統括する部署。つまり、自民党は、こんなネトウヨむき出しでメディアバッシングを繰り返し、報道圧力をかけまくっている議員を、あろうことか選挙の広報の中心人物に抜擢しているのである。

 それだけではない。たとえば首相動静によれば10月2日と6日と、ただの一年生議員、それも入党直後にもかかわらず、異例といえるほど安倍首相と面会している。また、和田議員のツイートによれば、上記の2日以外も安倍首相に密着し、党首討論や街頭演説、ネット番組への出演にも同行しているらしい。
 ようするに、前述のようなメディア批判ツイートやデマゴギーも、ただのネトウヨ議員のたわごとではなく、党ぐるみの「広報戦略」=メディア対策だと思われるのだ。いや、和田議員が安倍首相と行動を共にしていることを考えれば、直接、その悪質なネットでの発言も、安倍首相や幹部と相談のうえでやっている可能性もあるだろう。

 安倍首相は『NEWS 23』の党首討論で、加計問題の情報の開示を求めた星キャスターに対し、「イヤホンちょっと大丈夫ですか」というネトウヨまがいの皮肉をぶつけたが、これも前述した和田議員の入れ知恵ではないかとさえ言われている。
 いずれにしても、和田議員のネトウヨ丸出しのデマ攻撃、ネトウヨを使った報道の自由への侵害行為はたったひとりの議員の問題ではない。自民党、そして安倍政権の体質なのだ。
 自民党がJ—NSCの総会でネトサポに他党叩きをアドバイスしていたことについては本サイトでもお伝えした
http://lite-ra.com/2017/10/post-3499.html)が、本当にこんな政党にいつまでも政権を担当させていいのか。このままいくと、ロシアや中国のような言論弾圧社会になってしまうのは確実と言っていいだろう。 (編集部)
投稿者 湯沢 事務局 時刻: 14:31 
ラベル: ・政治



選択を誤らないようにしなければならない

2017-10-18 20:41:57 | 言いたいことは何だ
 色々なことがありすぎて、何を信じたらいいのかわからなくなるが、われわれの生活を脅かしてきた者たちの、甘言に惑わされることがないようにしなければならない。
 ここで判断を誤ると、最悪の状態になるのは必至だ。この選挙で当選しても、別の問題で辞めざるを得ないものが出てきそうだな。今調査中だからこれ以上は言えないが、選挙以外で問題のあるものが多い国会議員。表と裏の二面性をうまく使い分けてはいても、必ずぼろは出る。
 安倍政権は司法をも捻じ曲げるから、それすらもひねりつぶすか。そんなことを行えばこの国は終わり。いやもう終わっているか。
 これから先の生活に、苦悩が起こらない選択をしなければならない。「真逆の経済政策」という方もおられるが、国民が楽しく、豊かになる政策をやってもらいたいものだ。現政権は、今までを振り返ると、簡単に反故にしてるから危ない

消費税増税したら限界集落どころの騒ぎでなくなる。

2017-10-18 18:07:02 | 言いたいことは何だ

「今の景気の状態で消費増税をすれば、日本経済は完全に終わる。」というような事を三橋貴明氏は言ってるな。
デフレで消費増税をやると、ますます消費が落ち込み、回る金が少なくなるから、経済規模は縮小し、ますます悪くなるそうだ。
買えるものも買えなくなってしまう時代にならないように、景気回復を行うには消費を伸ばすことが重要なのだが、真逆の事を政府はやってると言ってるな。





それでも安倍政権を支持しますか?

2017-10-18 17:52:40 | 言いたいことは何だ

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安倍首相の街頭演説で
抗議のプラカードを掲げる人たち(2017年10月7日)。
安倍首相は、千葉県内の2ヶ所で街頭に立ったが、
事前に場所を公開しないサプライズ遊説。
7月の東京都議選でやじを飛ばされた経験から、
演説の妨害を避けるため?



安倍政権、

不支持の方が多くても楽勝?
 

安倍の「森友・加計隠し解散」で急に決まった総選挙。安倍昭恵と森友学園、安倍晋三と加計学園の癒着・便宜供与、それに稲田防衛大臣のウソ発言、金田法相の超がつく無能ぶりなどなど、腐敗と堕落と傲慢ぶりは目を覆うばかり。そして集団的自衛権・秘密法案・共謀罪--安倍が国会のルールを破って強引に成立させた法律を並べただけで、なんとも胸が悪くなる。

 

<安倍を支持する20代若者>

 

「加計学園疑惑」以来、安倍への不支持は一貫して支持を上回っているが、こんな安倍を若者世代が圧倒的に支持している。30代~60代の支持は一貫して34割前後なのに、20代だけは6もあるのだ。彼らの高い支持の理由は何なのか? それがまあ何ともはや--

 

①:政権が長いから--ハア? 長期政権だと安定感があるのだそうだ。

②:就職率が改善されているから--若い彼らにとっては、「就職」以外の政治的イシューなどピンと来ないらしい。ウヨクだろうとリベラルだろうと、就職できて生活が安定してれば、憲法ウンヌンも沖縄ウンヌンも「ぶっちゃけ、どうでも良いつーか・・」ってことか。

③:野党が信用できないから--これには笑ってしまった。何年にもわたるマスゴミの「民主(進)党」叩きの成果とでもいうべきか?  アメリカの手先である「ジャパン・ハンド」と官僚のサボタージュ(非協力と怠業)と、これもアメリカの尻舐めマスゴミ(「日米同盟が基本」などと朝日の社説でさえ書いていた)によるバッシングと、消費税を巡る対立・分裂で、あっという間に民主党政権は倒れた。そのネガティヴイメージべったりのまま野党になった民主党は、安倍の凶暴政治に翻弄されじり貧となり、小池新党にすり寄ってついにこのたび分裂。           

 

とはいえ彼ら若者も積極的に安倍を支持しているわけではないようで、

    首相を信頼・・115

    指導力がある・・126

    経済政策を評価・・105

    他に適当な人がいない・・418

 

「他にいないから」ということは、安倍の代わりに誰か目新しいのが出てくれば、あっという間に安倍はお払い箱ということ・・そう、東京都議選がそれを如実に示している。小池百合子のようなトリック・スター(小泉純一郎のような!)が出てくれば、安倍は用済みということだ。とはいえ大阪の橋下は、もうトリック・スターとしての賞味期限が切れてしまったようだが・・

 

今の日本の(世界の)空気が、グローバリズムの結果ひどく右傾化してしまい、トランプやルペンや安倍一派の右翼がやたら威勢が良いから、ワイドショーとネットしか見ないリテラシーの低い人々(若者を含む)が、安倍を支持するのも仕方がないことと言える。

 

労働人口が減り続けて「人手不足」となったため、仮の「需要増大」局面となって一見好景気のように見えるが、日本の経済成長率はわずか07だ。GDPは確実に縮小している。もはや日本に成長の見込みなど無い。就職できても定年までその会社にいられるか、会社があるかどうかも分からない。

それでも、学生時代から年金の計算している(せざるをえない?)ようなクソリアリズムの自分たちを、彼ら若者は不幸とは感じていないのだ。

 

生まれた時から大不況の若者世代は、大文字(人間の知性による理想社会の実現)のことなど考える余裕もないから、ささやかな幸せを見つけ友人や恋人や家族と満足をシェアするしかない。B級グルメの写真でもアップして喜びを感じる世代だ・・バブル世代は見栄を張らなくてはならなかったから、逆に満足度は低かった。こういう若者世代にとっては「変化はリスク」なのだ。今のささやかな幸せが続いてくれれば良いと願う「消極的選択」が、野党を嫌う結果になる。で、二十代の自民党支持率が1970年代は26%だったのに、去年(2016)はなんと倍の51%だ

 

しかしねえ若者よ、「景気が良くなっているから」なんて言っているが、「アベノミクス」なんて振込め詐欺と変わらない。浜矩子教授の言うとおり「ドアホノミクス」である。安倍の5年間で経済政策は何ひとつ実現されていない。日本経済新聞でさえアベノミクスに否定的だ。「女性活躍社会」だの「働き方改革」だの「一億総何チャラ」だの、おいしそうな疑似餌を次から次と投げて、愚かな民が毛針に飛びつくのを待っているのだ。若者よ「気を付けよう、安倍の言葉と暗い道」だ!!  幼稚なペテンに引っかかれば、君の未来は孤独死と過労死が待っているだけ。

 

<なぜ選挙で自民は強いのか?>

 

このところ自民党の得票率は一貫して20%台で、総得票は野党(つまり反自民)の方が多いのだが、議席数は過半数だ。言うまでもなくこれは「小選挙区制」のトリックのせいだ。安倍はこの小選挙区制を最大限に利用し、逆らう者は公認から外すと脅して党を牛耳る。中選挙区制ならば自民党内から複数の候補者が立てられるから、強い派閥に加わっている議員は「首相だって恐るに足らず」で強気になれるが、小選挙区制では官邸に逆らうわけには行かない。安倍・菅に睨まれたら公認漏れで落選だ。大臣になるのが議員の究極の夢だが、それも首相の胸先三寸。安倍と菅には誰も逆らえない。

 

民主党・民進党が長期政権になれなかったのは、「地方組織」が脆弱だったからだ。そこへいくと、戦後半世紀以上も政権を独占してきた自民党の基盤は盤石だ。市町村議員も県会議員も圧倒的に自民党だから、都会で「無党派層」などというオチャラカが増えても田舎は関係ない。地方議員の54%が自民で、民進はたった11なのだ。昔は田舎はNHKしか放送がなかったし(笑)・・

 

何か特別な風でも吹かない限り、結局「組織」の方が「無党派」より強いのは自明。今の日本で安定した勢力を維持しているのは、自民・公明・共産といった固定票の取れる組織政党ばかりである。今「小池旋風」などとマスゴミは囃し立てているが、それは都会周辺の現象で地方ではそんな風は吹いてはいない。地方組織の政治的性格は、冠婚葬祭のセレモニーのように保守的で頑迷だからだ。

 

そもそも農協にしろ警察・消防にしろ医師会や経済団体にしろ、あらゆる団体・組織が自民党支持の保守組織である。唯一の例外が「労働者団体」(昔総評、今連合)で、これが昔は野党・社会党支持のいわゆる革新勢力だった。だが総評も潰され「戦わぬ第二組合」の「連合」になってからは、組織力も衰退の一途。これでは「小選挙区制にすれば二大政党による政権交代が容易になる」も、看板に偽りありの絵に描いた餅。

 

それに市民革命の歴史体験(王党派と共和党派の争い)が無い日本では、二大政党制は馴染まない。というより、そもそも二大政党にならないのだ。自民党内の「二大派閥」(宏池会と清和会)が競争して二大政党の役割を果たしてきたのだが、小選挙区制で派閥は死滅状態。派閥という「切磋琢磨する場」は失われた。

                           

<安倍の危険な「改憲」狙い!>

 

解散の「大義名分」などあるはずも無く、パクリ専門の安倍は「消費税増税分を教育に当てる」などと言いだし、民進党の政策を盗んで選挙の公約にしている。もちろん口だけで、本気でやる気は無い。本気なのは「憲法改悪」だ。何が何でも自衛隊を憲法で認めさせたいのだ。なぜ安倍はこんなに「自衛隊の憲法明記」にこだわるのか? 今だって自衛隊の存在を国民は認めているのに・・と不思議に思うだろうが、どうやらとんでもない深い狙いが安倍にはあるようなのだ。それは何かというと・・

 

「自衛隊の憲法明記」により、自衛隊最高指揮官である首相の権限は、明治憲法・大日本帝国憲法における「天皇の統帥権(大権)」に匹敵する強大なものになるからだ。自衛隊が憲法に明記されれば、大手を振って戦争が出来る!!

 

その法的根拠はというと・・自衛隊法には「防衛出動」の命令権が首相にある、と書いてある。つまり実質は開戦(宣戦布告)と同じ権限があるのだ。今は自衛隊の活動に関しては市民が訴訟を起こす(小泉のイラク派兵には違憲判決が確定している)から、好き勝手に自衛隊を戦闘・戦争に参加させられない。それが安倍ら右翼ナショナリストにとっては我慢できないのだ。自衛隊が国軍(軍隊)として憲法に明記されれば「徴兵制」もすぐそこだ。大丈夫かお若いの?

 

<安倍政権の通信簿>

 

日本人の伝統的病=健忘症・・すぐに忘れてしまう。

森友に「主人がよろしく言ってました」と100万円カンパした安倍昭恵は、国会の証人喚問もまんまと逃げきり、安倍の親友加計も安倍に獣医学部新設で口利きを依頼したのは明白なのに、これも証人喚問を逃げ切った。安倍自身も憲法で決まっている「臨時国会開催」を延ばしに伸ばした末、疑惑を追及される審議をさせないために、一切の質疑を封じて「冒頭解散」するという暴挙。安倍の妄言の数々もすさまじい。

 

我々が提出する法律は全く正しいと思いますよ。私は総理大臣なんですから。

●集団的自衛権が行使できても「専守防衛」に変わりはありません。

●他国に自衛隊を上陸させ戦闘行動をさせても、派兵には当たりません。

●こんな人たちに負けるわけにはいきません(都議選の街頭演説で「帰れ」コールを浴び)

●我が党は結党以来、強行採決しようとしたことはない。

閣僚も惨憺たる恥知らずの破廉恥ぶり・・

●こんなものは怪文書だ(加計疑惑の文部省内部告発に対して菅官房長官)

●観光マインドが全くなく、一番の癌は学芸員(山本・地方相)

 

安倍チルドレンもスキャンダルまみれ。

「このハゲー!」の暴力女・豊田真由子、重婚罪の中川俊直、被災地視察で長靴ギャグとばした務台俊介、癌患者に暴言吐いた大西英男、未公開株取得の武藤貴也などなど・・こんなクズにまたも一票を入れて当選させますか?

 

<低投票率>

 

総選挙は二昔三昔前なら70%くらいはフツーにあったのだが、今では50%をやっと超える程度だ。

投票率が低ければ低いほど、「組織票」を持っている自民党や公明党(つまり与党)が有利だ。だから森喜朗は「選挙に行かないで寝ててくれれば良い」と言ったのだ。

 

小選挙区制での投票は「死票」がやたら多く、一票でも多い方が勝ちという非常に不公平なメソッドであり、民意を正しく反映しない決め方である。と言っても投票に行かなければ安倍らウヨが三分の二以上の議席を獲得し、またまた汚い手を使って「憲法改悪」に突っ走るのは目に見えている。

 

「投票に行っても何も変わらない」「デモに行っても何も変わらない」と若者はよく言うが、それは「政治参加」という民主主義構成員の義務を放棄する口実・言い訳でしかない。アメリカ建国の父にして「合衆国独立宣言」起草者の一人トマス・ジェファソンはこう言っている・・沈黙している人々は民主主義の妨げになる。民主主義とは政治に参加すること、発言することである・・と。「選ぶ人がいない」などと斜に構えていないで「よりマシな人間を選ぶ」ことだ。

 

安倍の母方の祖父・岸信介は「声なき声に耳を傾ける」と言ったが、声なき声をどうやって聞くのだ。声なき声ならどのようにでも、自分に都合の良いように勝手に「聞く」ことが可能だ。「ほら、声なき声は憲法を変えろと言ってるぞ!」と。単に岸は国会を取り囲むン十万人のデモ隊の「安保反対、岸辞めろ!」の「声ある声」に「耳を傾けたくなかった」だけだ。孫の安倍晋三も「安倍、帰れ!」の声に幼稚に反応し、「あんな人たちに負けるわけには行かないんです」とムキになって反発した。血は争えない?

                                                                   
                                                                                                        ---了---

野放し自民党暴言オンパレード もし、こんな発言を共産党の誰かが言ったらマスコミは大騒ぎするでしょうが

2017-10-18 04:08:59 | 言いたいことは何だ
アベ、アソウ、それにこの度はニカイまで加わりました。
「いつものことだから仕方ない」で済ましては駄目でしょう。

「安倍首相 三権分立否定の暴言 籠池被告を『詐欺働く人物』」
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「麻生副総理『大量の難民を覚悟』(有事混乱を想定して)」
「二階幹事長 聴衆に『黙っておれ』」
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2017/10/16しんぶん赤旗から記事2本。