女子バレー徒然草

バレーボール(主に女子)について感じたことを書き綴った雑感記です。
※画像等の転用・転載は固くお断り申し上げます。

ニュースあれこれ

2006-10-16 21:00:34 | バレーボール全般
「景気拡大期がいざなぎ景気に並ぶ」 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061013-00000000-mai-bus_all

豊かになったとの実感、確かにとぼしい。

だって、どの企業もバレーのチーム作ってくれないんだもの。



<サッカー>日本のW杯敗因分析リポートを掲載 http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=sports&d=20061013&a=20061013-00000043-mai-spo

なぜアテネで惨敗したのか。という分析バレー界はしたんですかね。

私は寡聞にして知らぬが、CPV34号に戦術面からの分析をしている、吉田清司氏の文章を一部紹介させていただく。

・・・ワールドカップ、OQTで好調だったセンターの杉山、大友がA、Bクイックが決まらなくなってくるとブロード攻撃一辺倒になってしまった。OQTで日本が効果を上げたバックアタックのパイプ攻撃も、センター線のA、Bクイックが決まってこそ生きてくるプレーであっただけに、五輪でほとんどバックアタックが決まらなかったのはセンター線の問題である。・・・・・Aクイックがおとりになっていない時間差攻撃では、チームは時間差攻撃をやっているつもりであっても、相手にとってはただの低めのトス攻撃でしかない。もしこれが、俗によくいわれる「自分たちのバレー」だとしたらこれは大きな勘違いである。・・・

やっぱり反省などしていない、ということか。

2003WCの時、杉山選手にブロード禁止令が出たのは、パイプ・バックローを生かすため。

WCでキューバに勝ったのも、OQTでイタリアに勝ったのもその攻撃が功を奏したから。

ところが柳本さんはそのことをコロッと忘れたらしい。


ブラジル・アメリカ・イタリア(を始めとするヨーロッパ諸国)はもはや男子バレーのコピーといってもよい。

ロシアもイタリア人監督の下、データバレーを取り入れている。


日本はいつになったら「自分たちのバレー」から脱却できるのだろう。

ナイスゲーム!!早稲田

2006-10-15 20:57:23 | 大学バレー
早稲田、今日は東海大学と対戦し、3-1で勝利。

前回の対戦のとき、ミスマッチが生じているのでローテーションをずらしたら、と書かせてもらったが

なんと、今日はローテーションを4つ回しているではないか。

いつもはセッターの恩田さんはバックライトだが、今日はフロントセンターからのスタート(相手サーブのスタート時はフロントレフト)。

早稲田の負けパターンとして、相手に先行されるということがあるが、今日はそれが無かった。

効果ありだったと言っていいのでは。


第1セットと3セット目は20点以降の勝負所でミスが無く、しっかりポイントを稼いでいたし、本当にナイスゲームだった。

OBの皆さんも「今日は内容が良かった」と喜んでいらっしゃった。

秋季リーグも残りあと一週。しっかりと準備をして臨んでください。



さて、昨日「青学独走」と書いたが

なんと、日体大が青学に粘り勝ち。
(日体大の皆さん、失礼な書き方をしてごめんなさい)


ビッグサーバー(草野さん)とドカンと打てるエース(今西さん)のいるチームはやはり怖い。

これで、優勝争いも興味がわいてきた。


青学の巧打と日体の豪打の打ち合い、面白かった。



秋季関東大学バレー一部女子・今日の結果→http://www.volleyball-u.com/kanto/h18autumn/results/1015.htm

早稲田3勝目 青学独走 米山監督

2006-10-14 19:02:11 | 大学バレー
大学バレーの関東一部女子・秋季リーグ7日目、

早稲田、東女体に競り勝ち3勝目。


センターラインが頑張りました。

ブロードもワイドばかりでなくLを使ったのが良かったような。


ただ、2セットアップからタイに持ち込まれたのはちょっと、、、。

相手のブロック戦略をよく確認しましょう。


東女体はこれで3試合連続フルセット負け。

ツキも無いなー。


全勝の青学と2敗の嘉悦の対戦は、青学のスト勝ち。

残り3試合で、2敗の筑波が2位。

明日の結果いかんでは優勝が決まってしまう。

それにしても嘉悦は元気が無かった。


嘉悦の米山監督と松平さんの対談が、月刊バレーに載っていたが、一つ突っ込みを。

技術・戦術の前にコート上であんなに気迫が無く、笑顔もない選手たち。

これはどうしたわけか。

坂口元監督は偉大だったと改めて思う。

マナーーよろしき松陰大学

2006-10-11 23:28:42 | 大学バレー
大学バレーには興味のない方も多いと思うので、少し補助線を。
(かなり大雑把ですが)

学生の主な試合は、

北海道・東北・関東・東海・北信越・関西・中国・四国・九州 の9つのブロックで春・秋に行われるリーグ戦と、

夏に行われる東日本インカレ・西日本インカレ

そして12月に行われる全日本インカレがあり

さらに今年から東・西日本インカレの上位校の対抗戦、東西インカレが行われるようになりました。

強い地域と言えば関東、で九州が続きあとは武庫川女子とか中京とか東北福祉と言った名門校がそれを追うという構図でしょうか。



関東の場合、各部8校で十三部まであり、リーグ戦終了後、入替戦が行われます。

現在、関東一部にいる学校は 青山学院・嘉悦・東海・松陰・筑波・日体大・早稲田・東京女子体育大です。



さて松陰大学ですが、昨春の入替戦で一部昇格を決め、今春のリーグ戦では4位に入るなど、ここ数シーズンの躍進は素晴らしいものがあります。


が、私が一番感心するのは彼女たちのコート内外でのマナーの良さです。


試合中は判定に激しくクレームをつけたりしませんし、試合後は必ず応援席(少人数の関係者の方)にきっちりと挨拶します。

さらに素晴らしいと思ったのが、選手席での様子です。

ちなみに、Vリーグの会場と違い学生の試合の場合「応援席」「観客席」「選手席」は分けられていません。

まあ観客も多くないですから、選手の皆さんが過分に席を占有しようが腹を立てることはありませんでしたが、松陰の皆さんはそういったことはせず、試合中も手荷物は綺麗に席の上に整えられています。

ここまできっちりしているのは松陰が一番と言ってよいでしょう。


学生の場合、勝てばOKというわけではないと思います。

いくら強くとも、両手をジャージのポケットに突っ込んでだらしなく歩いていたり、席に置かれたスポーツバッグからジャージやTシャツが飛び出していたりする光景を目にするとガッカリします。

出来ればそういったことにも、指導者の方は気を配っていただければと思います。

現在1年生を4名新レギュラーに起用している関係から、まだ白星はありませんが、実に気持ちのいいチームです。



全日本大学バレーボール連盟  http://www.volleyball-u.com/

関東大学バレーボール連盟  http://www.volleyball-u.com/kanto/

毎度のことに頭に来た(『大山選手不が負傷』追記)

2006-10-08 22:53:02 | バレーボール全般
別に早稲田大学が負けたから頭に来ているのではありません。

以前、『大山選手が負傷』の中で、スパイクフォームのことについて触れさせてもらったが、大山選手・栗原選手を非難するものではない、ということを付け加えさせていただく。

彼女たちのそれは、日本では常識の部類に入るからである。

が、世界の列強はそういう指導はしていないのだろう。現実フォームは違うのだから。


ここにきて更に菅山選手の右手首が・・・とか、落合選手が腰痛で・・・というニュースまで耳にしたが、

もう、うんざりである。


私はバレーが大好きだが、選手の犠牲の上に成り立ったバレーなど観たくない。


そりゃトップ・アスリートともなれば何かしら犠牲をはらい、我慢していることもあろう。

だが、昔からバレー界は異常である。

以前世界ユースのことにも触れたが、中学・高校から名前の売れた選手はその後どうなったのだ。

ということを問いたい。

勝手に目玉選手に祭り上げておいて、結局使い捨てではないのか。

(大〇選手や河〇選手はそういう体質にきっとうんざりしたのだろう、と私は思っている)


小学生のうちからスポーツ障害が出ている子供たちもいるそうではないか。

そこまでして勝ちたいのか。

児童虐待ではないか。

まったくクレイジーである。


小学生の全国大会を見て「びっくりするぐらい上手い」などとお偉いさんは言っているようだ。

そんなこと言っている場合か!

小・中・高には練習制限を設けよ!と言いたい。

オーバーユースも故障の一因である。

フォームが悪いのも故障の一因である。





あのチームは全日本に協力しないとか、あの監督は選手を出さない、といったことを耳にする。

真実は知らないが、選手を守るため協力出来ないときは出来ない、とはっきり言うことは当たり前のことだろう。

早稲田が負けて脱力感

2006-10-07 22:49:54 | 大学バレー
関東大学バレー女子一部、本日の結果。http://www.volleyball-u.com/kanto/h18autumn/results/1007.htm

早稲田、日体大にフルセット負け。


試合で得られた課題を一つ一つ克服してゆきましょう。



と、前向きなメッセージを送ったものの、ひどい徒労感に襲われてしまった。

本当に、疲れた、、、。




さて、本日受付で星取表と技術集計表(10/4現在のもの)を配っていたので試合開始前に眺めていたのだが

「印象なんて当てにならない」

と改めて感じさせられた。


打てば決まるような印象があった青学のアタッカー陣、でも決定率は4位。

筑波と早稲田のサーブレシーブは…と思っていたが3位・4位。


『ここ』というところでのエラーが強く印象に残ってしまう、ということなのでしょう。

だから、データって大切なんですよね。


全勝の青学、ブロックは5位。しかしサーブ効果率は2位・返球率は1位。

青学の強さの秘密もちゃんと数字が物語っている。

サロンパス・カップとシーガルズ

2006-10-06 21:27:57 | バレーボール全般
サロンパス・カップで久光は2勝目を上げて、セミ・ファイナルに進出できたようです。http://www.salonpascup.com.br/tabela_jogos.php

スタッツを見ると、先発セッターは全試合・三上選手が務めているようだ。

渡辺選手は途中出場、橋本選手は出番なし。


月刊バレーの06/09で真鍋監督はセッター三人を横一線のように表現されていたが、私は橋本選手がわずかにリードと思っていた。

なのでサプライズです。

三上選手は筑波大OGという事もあり、1年生のときからほとんどの試合を観ている。

思い入れもあるし頑張って欲しい。

もちろん渡辺選手・橋本選手にも期待している。

誰が正セッターになるにせよ、互いに競い合って高いレベルを目指してください。





国体の成年女子6人制はシーガルズが優勝。

国体5連覇だそうです。


セリンジャー氏は「どのチームとも違うバレーをする」と評されていたが、実際シーガルズの選手の

 ブロックの移動時の手の形

 スパイクフォーム

 オーバーパスのセットアップ時の手の形

等は他の日本人選手のそれとは違う!

独自のセオリーがあるようだ。

(ジャパン・ライムのDVDでは解説無かったが)


最近それらのセオリーこそ正しいのでは。

と思い始めている。

例えばオバーパスは、シーガルズが他チームと比べてはるかに上手いから。

どの選手もちゃんと「打てる二段トス」を上げます。


シーガルズ、今年こそは4強入りするのではないか、と予想しています。

大山選手が負傷

2006-10-05 22:57:00 | バレーボール全般
大山加奈選手が右肩負傷のため、世界選手権への出場が難しい状況になったとのこと。(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061005-00000016-spn-spo

栗原選手に続き大山選手まで、、、。

「災い転じて福」となればよいのですが。


故障には突発的なものもありますが、栗原選手・大山選手、今のスパイクフォームでは体を痛める可能性大ですよ。



体幹を通る三つの軸(上下軸→回旋、前後軸→側屈、左右軸→前屈・後屈)を使い切っていないからです。

なので、せっかく体幹で生まれたパワーを効率よくボールに乗せることが出来ません。

ハードヒットするためには、体(腰・肘・肩)に無理をかけることになります。

ただしお二人だけでなく、多くの日本人選手のスパイクフォームは私には???です。


「素人がなに言ってやがんだ」とご立腹の方は、世界選手権の時にでもブラジル・キューバ・ロシア・イタリア等々の選手のスパイクフォームをよく見てください。

踏み切り時のネットに対する両肩の角度、テイクバック時の利き腕の手の甲の向きと肘の位置などに注目すると良いでしょう。


要するに、外国人選手はサーキュラー・スイングで、日本人選手はストレートアームかボー・アンド・アローが多いということなんだけど。


肘を早く引く必要はないし、(右利きの場合)左肩は下げてもかまわないんです。

早稲田2勝2敗

2006-10-01 23:11:30 | 大学バレー
あーあ、早稲田負けました。

東海大学にストレート負け。完敗です。

今日の東海さんは試合前から気合充実、応援もすごかったもんなー(OGも多数参加)。


サーブレシーブもガタガタだったけど、それ以前に大きな疑問が。


選手同士のマッチアップでミスマッチがあったのでは。ということ。


東海180㎝のMBの対面が169㎝で、177cmの対面は177cm、、、。

うーん、これってミスマッチだよなー。

ストレート打ちの得意なWSの対面は相手ライトエースではなく、セッターのほうが良かったのでは(身長は同じだが到達点は10㎝位違ったのでは)。

これもミスマッチと言っていいでしょう。


ローテをずらしたほうが良かったかなと思いました。



青学は筑波に2セット連取して3セット目も24-19、勝負ありだと思ったらここから筑波逆転。

勝負に絶対は無し、ということですね。

青学は一番弱いローテションではあったのだけれど。

勢いに乗って4セット目もものにした筑波だったけど、結局青学全勝キープ。


まだ両チームに少し差がある、ということなのでしょうか。


しかし、筑波ちょっと力み過ぎに感じました。

特に立ち上がりが。

力を入れる前は脱力していなくいはいけません。


サーブレシーブは硬く構えてはいけませんし、スパイクも打つ前から肩に力が入り過ぎてはいけません。


勝負の前の脱力も大切です。


早稲田の皆さん明日はオフとのことですが、十分休養して下さい。