女子バレー徒然草

バレーボール(主に女子)について感じたことを書き綴った雑感記です。
※画像等の転用・転載は固くお断り申し上げます。

ボルコフ選手(ロシア)

2007-11-28 00:02:43 | バレーボール全般
何度もスパイクフォームのことを取り上げているが、

他のスポーツで男子と女子で打ち方が違う。

日本人と海外の選手でフォームが違う。

そういう競技を私は寡聞にして知らないが(女子プロゴルフの樋口久子LPGA会長や横峯さくらプロは女性特有の打ち方といえるが)、

バレーボールは例外なのだろうか?

それで日本が強いのなら文句は言わないけれど。

毎年のようにバレーの国際大会が開催されるという恵まれた環境を生かし、

今後のバレー界のために役立つ研究などしてくれているのだろうか。

ただのバカ騒ぎでは困るぞ。


全日本男子の松本選手の打ち方は解説の川合さんをして

「右肘が常に高いところにあるから打ち出しが早い」とのこと。

松本選手の働きは素晴らしいと思うが、タイムを計るとビックリするほど早いとは言えないと思う。

Aクイックで0.42秒だから。

(ただしBの位置で踏み切りAまで流れて打つ、という非常に工夫したプレーだった)



日ロ戦でアナウンサー・解説者(川合さんもいた)が思わず「早い!!」と言ったボルコフ選手の縦のBクイックを見てみよう。




右肘は両肩の延長線上にある、決して高い位置ではない
「右肘を右耳の後ろに引き・上体を捻転し・胸を張る」打ち方ではない
以前紹介したイタリア女子のバラッツァ選手も同じフォームといえる

セットからヒットまで0.36秒
「腕を振り回すと速いトスは打てない」と日本の多くの入門書には書いてあるが、現実を良く見て頂きたいと思う。


何度も言いますが、海外の選手は男子・女子・ポジションに関係なく同じ打ち方です。

体軸を立てたままで肘をあまり上げず、捻転ではなく回旋を使ったほうが“無理のない”フォームであり、かつヒットポイントも多いと思う。


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