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わたきょんの観劇(感激)日記

日常生活や芝居についてのあれこれ

レディエント・バーミン

2017-03-20 00:47:15 | 観劇

レディエント・バーミン
2016年7月20日 シアタートラム

作:フィリップ・リドリー
翻訳:小宮山智津子
演出:白井晃
出演:高橋一生、吉高由里子、キムラ緑子

いままで観たフィリップ・リドリーの作品の中で、一番好きかも…

若い夫婦が、客席に向かって語りかける…
私たちのやってきたことは、間違ってないよね。
理解してくれるよね。
全部子どものタメなの…。

若い夫婦の下に、役所から来たと名乗る女性が現れる。
自分で改装しなければならないが、土地と家をタダであげると言う。
何か胡散臭いものを感じながらも、その地に移り住むふたり。

治安の悪いそこで、家に入り込んだ浮浪者を誤って殺してしまう。
あわてたふたりだったが、その浮浪者は光とともに消え、その代わりに現れたのは、夢に見ていた理想のキッチンだった。

魔法のようなその現象を、検証しながら、理想の家を作り上げていくふたり。

お腹の子どものタメ、生まれた子どものタメ…

心を通わせたかのように見えた浮浪者も殺してしまう。
何かを得るためには、何かを犠牲にしなければならないのか…

ふたりが理想の家を作り上げると、周囲も一変。
セレブな人々が集まって、大きなショッピングセンターもできあがる。

それに連れて、ふたりの行動が不審がられて、居場所がなくなりつつあった。

子どもの1歳の誕生日パーティーを開き、周囲と溶け込もうと必死なふたり。
だが、翌日には、この地を立ち去れと書かれた手紙がくる。

そしてまたやってきた役所の女性。
また、新しい土地でやり直さないか?
一瞬躊躇したふたりだったが、新たな土地をめざすことを選ぶ。

パーティーのシーンが圧巻。
ふたりで何役もこなす。
踊るようにくるくると回りながら…
それが、とても面白い。
まるでコメディみたい…

人間の欲の深さを思い知らされた作品でした。




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