死と乙女
2019年9月26日 シアタートラム C列6番
作:アリエル・ドーフマン
翻訳:浦辺千鶴
演出:小川絵梨子
出演:宮沢りえ、堤真一、段田安則
呼吸するのが辛くなるような作品。
平和になった国に生まれ、平和な時を過ごしてきた私には想像もつかない。
独裁政権時代に、拷問をうけたポーリーナ。
民主化された現在は夫の弁護士:ジェラルドと暮らしている。
車の故障を助けてくれたと夫が連れてきた医師:ロベルト。
その声を聞いたポーリーナは確信する。
自分を拷問し凌辱した男であると。
追及と復讐が始まる。
妻の行動に戸惑いを隠せない夫。
終始冷静で真実をつかめないロベルト。
本当のところどうなのか…
明確な回答は得られない。
けれど、それがこの作品のよさなのかもしれない。
観る側の心のあり様が、投影されるのだと思う。
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